WindowsVista@Mac mini

今年1月のWindowsVista発売前後に、WindowsVistaへの優待アップグレードの権利のついたWindowsXPが販売されていたのをご存知でしょうか?PCメーカーに勤めていたこともあり、とりあえず安価で購入しておいたのですが、自宅にあるPCではWindowsVistaのHomePremiumを存分に楽しめるマシンがなかったので使うことなく半年ほど寝かせていました。が、ついに使うときがきました!

IntelモデルのMac mini上でWindowsを動かすことのできる「Boot Camp」もパブリックベータながら現行バージョンの1.3ではWindowsVistaをインストールすることが可能になっています。そこで、Mac miniにBoot Campをインストール→WindowsXP MCE2005をインストール→WindowsVista HomePremiumをインストールと、4時間くらいかけてインストールした結果がこれ。

WindowsXPをインストールした時点で、Boot Campで作成したドライバ類をあてた状態でWindowsVistaへアップグレードした直後のものです。ちなみにこの時点ではメモリが512MB。スコア2.0はメモリが足を引っ張っている状態です。
この状態で透過ウインドウなどの「エアログラス」を使ってみましたが、「この状態のマシンしか知らなければ使えなくはない」という状態です。ただ複数の作業を同時進行させると、Celeron1.6GHz/512MBのマシンでWindowsXPを動かすよりも体感的には遅く感じました。

というわけで、メモリの増設です。
2007年7月現在、Mac miniにも対応しているSODIMMが1GBを2枚買っても9,500円(トランセンド製)。迷わず2GBにすることにしました。

※Mac mini本体を開腹すると、メーカーサポートが受けられなくなりますので、以下、参考にされる場合は自己責任でお願いいたします。

本体を開く方法についてはあちらこちらで解説が成されているのでここでは割愛して、意外とWeb上に情報の少なかったIntel Mac miniのメモリ増設についてをメインで解説します。

料理開始!といった感じの道具ですが、開腹の準備物としてはスクレイパー状のものが必要ということで、仕事帰りに100円ショップで2種類の金属へらを買ってきました。薄くて幅があって強度がある程度あるものであればOKです。キティーちゃんのフライ返しは厚みがありすぎて結局使わず。

本体の蓋を開けた上体です。写真右下に見えるプラスチックの爪が、背面以外の3面にずらりと並んでいて、これのおかげで皆様開腹手術には往生さるようです。僕も往生しました。開腹のコツは「思い切りのよさ」ですね。この感覚は、車の内装剥がしにも似ています。

G4のMac miniはこの時点でメモリーにアクセスできたようなのですが、Intel Mac miniは蓋を開けただけではメモリーが見えません。どこにあるのかわからずあちこちネジをはずしてみたのですが、結局光学ドライブとハードディスクがマウントされている黒いプラスチックのベースごとはずすのが正解のようです。青丸は光学ドライブのマウント、緑丸はハードディスクドライブのマウントで、どちらもハズレ。赤丸で囲んだ位置にある四隅のネジを外すのが正解です。

ドライブ類を持ち上げる前に、赤丸の位置にある本体正面のコネクタを1つ外しておきます。
そういえば蓋を開けるとき、青丸の位置にあるリモコン受光部を破損してしまいました。ま、リモコンほとんど使ってなかったのでヨシとします。簡単にプチっといってしまいますので、皆様ご注意ください。

ドライブ類のマウントを外した状態です。赤丸の部分がコネクタになっているので、ドライブのマウントは真上に引きぬきましょう。
左上の緑色のものが純正メモリー。上下2段になっています。

差し替えです。純正の256MBのメモリーには片面にチップが4枚張り付いていましたが、1GBのメモリーは両面に16枚張り付いていてズッシリしています。

メモリ増設後、蓋をする前に動作チェックです。MacOSXでもWindowsVistaでも2GBとして認識していることを確認しました。普段使っているときは起動しているのがわからないくらい静かなMac miniですが、蓋を外して使用するとものすごい音です。機能性とデザインが共存している筐体なんだなぁ‥と驚かされます。

メモリ増設直後のスコアは3.0でした。この時点で音が出ていなかったので、Boot Campで作成したドライバCDでもう一度ドライバを入れなおしてサウンドの問題は解決しました。WindowsXPからアップグレードした場合も、ドライバの入れなおしが必要ということですね。
その後スコアを見てみると、「ゲーム用グラフィックス」が0.3あがって3.3というスコアになりました。WindowsVista HomePremiumを普通に使うには十分なスペックということになります。

実際つかってみて、どちらのOSもこれまでになくサクサクスコスコと小気味よく動作するので驚きました。OSXとWindowsVistaの使用感の違いについては、また後ほど。
それにしても。現状でアップルストアで正規購入しても74,800円のMac mini。これにメモリを+1万円&DSP版のWindowsVistaが1万7千円くらいですから、ほぼ10万円で最新のOSが両方快適に楽しめるんですね。他にはない楽しみですわ。ほほほ。

2 Comments

redlion

何にしてもつるしじゃ使わんと言う気概がいいねー。
Macってーと爆弾が良く出るイメージしかないなー。
今は違うんだよねー。ってあれ??Vistaか。Windowsか
パクラレ元がパクリ返した。へー、時代は変わるものだ。

VistaってIPv6ベースらしいね。v4の優先度あげるか
V6をDisableにしとかないとネットが遅くなるらしいよ。

返信する
つがたく

そういえば、IPV6と言われ続けてしばらく経ちますが、IPV4のIPっていつ枯渇するんでしょうね‥あまりそのあたりであわただしさを感じませんね。

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です