冷めた考えですが

具体的に何かや誰かに否定的になっているわけではなくて、単に僕自身が思っていること。
最新の芸術や文化(<芸能やスポーツやITなど、歴史を伴う人の営み全てを含みます)を解さない人の言葉は、いくら熱弁されても心に響かないんだよなぁ。芸術、特に美術に関して言えば、最新の美術を知るということは、過去に人類が表現の手段としてたどりついた多様な価値観を含めて最先端を知っているということになるのですが(<過去を知らないと新しい価値が最新かどうか評価ができない)、大体の事はもうすでにやりつくされていますから、よほどのモノでない限りどんな価値も既存の価値のどこかに収まってしまうのです。となると、どんな表現も価値観もまず理解(肯定)することから始まるのでケンカになりようがないし、既存の価値に収まらないものが現れた場合、心の底からの驚きと惜しみない称賛の対象になるわけです。それぞれの文化や芸術で、そういった多様さを解さずになにか言われても、既存の価値の焼き直しだったり、狭い理解での個人的意見だったりすることが多くて、全く心に響きません。和田アキ子とか北野武とかがテレビでしゃべるのを聞いていても、「大御所」であるにも関わらず僕には何も訴えてくるものがありません(<別に嫌っているわけではありません)。

そういう意味で、大人になっても勉強し続ける必要があるし、何かを磨き続けたり、何か新しいものを作り続けなくちゃいけないなぁ、と考えるのが自然だと思うのです。
話しの本筋とずれますが、人の本質は「楽をすること」であるけど、「楽をするために学ぶ・作る」というのもまた本質だと思うのです。

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