SuperCub しまなみ海道を愉しむ旅

秋。「雨が絶対に降らない」+「妻は実家」+「ムスメはピアノ教室がない」土曜日‥となると、これはもうタンデムカブツーリング。朝の5時にムスメを叩き起こして、今回はしまなみ海道の新作ジオキャッシュを巡ることにしました。三原の須波港近くの駐車場、午前7時スタートです。

向島へ渡るために尾道へ立ち寄る途中に新作キャッシュへ‥って機関車キャッシュ。鉄の塊、どこでもマグネットで仕掛けられるから、延々探さなくちゃならない。キライ。

‥と思っていましたが、ここ最近探す側の気持ちを理解して優しい設置の機関車キャッシュに出会うことが多い。最近だんだん機関車への苦手意識が薄れてきたぞ。

せっかく尾道を通るのでちょっと尾道観光でも。ガウディハウス。ここ、いつも思うんだけど、人が住んでいるのかなぁ。ポーチライトに相当する玄関前の電灯は点いていました。

尾道駅周辺は割と訪れる機会の多いところだったのに、北口がこんなになっているのは知りませんでした。最近再開発でおしゃれになった南口に比べると、北口は無茶苦茶シンプルな田舎の駅みたい。

尾道駅前から向島へ渡る狭い渡船乗り場には、早朝だというのに自転車がギューギューにひしめき合っていました。うちのカブも乗れるかなぁ‥と思っていたら、最後の1台として乗せてもらえました。40台くらい自転車が居ましたよ。しまなみ海道に欧米系の外人さん戻ってきましたね。

向島、高見山展望台。下から見るとそれほど高くは見えないのですが、登ってみると周りから突き出している高さだというのがよくわかります。

ところどころに青空が覗き始めた朝の空。でもこのメリハリがなくてどこまでが空で海なのかわからない感じも悪くないな。雲と海面に挟まれた空間の、高いところに居る感じがする。

展望所へ向かう途中の駐車場に新しくトイレが設置されていました。きれいなトイレを使いたいというムスメの希望で立ち寄ったところ。建築系の学生のコンペで採用された作品のようなのですが‥

設計者が女性のようで、男性の心情を理解されていなかったのか‥建築する段階で誰も何も言わなかったのかな。抜群にダメな設計でした。

向島の西に橋でつながる岩子島。これといって見どころはなかったように思っていたのに、キャッシュの設置されている岩子島厳島神社は鳥居が海のキワ。天気もよくなってきて、ムスメが「ジャンプしたい」というのでジャンプ写真に挑戦!

僕が悪いんじゃなくて撮影者の問題かもしれないけれど‥なんかヘボい。僕もうそろそろ引退。

尾道あたりまでは20度を下回っていた気温も日が昇って心地よい感じになってきました。普段訪れないところからは普、段見慣れない側面からしまなみ海道を眺めることができますね。

因島大橋、今回も歩道を走るというのでバイクから降ろすとムスメが全力ダッシュ!

橋を渡った先、大浜PA上り線の新作キャッシュ。ちょっと迷いましたがFTF!

しまなみ海道の高いところは大概登り切ったと思っていたのに、まだありました。島の北部にある白滝山。白滝フラワーライン(2022年10月現在東側通行止め)の終点から徒歩で山頂へ。

橋で渡れない島が点在してる。良い風景だな。

簡単に頂上かと思ってヘルメットを被ったっまま来たけれど、後悔したよ。

ゴリラ岩、だそうです。あれだけオーバーハングした岩がどうやってくっついているんだろう。

向島、因島大橋、しまなみ海道(高速道路)。高見山展望台から糸電話張れないかな。

山頂だ!気温はそれほど高くないけれど、さすがに汗かいた。

天空の鐘つき堂とでも呼べば良いんですかね。急峻な岩山のてっぺんにあります。

撞いても良いようですよ。かなり爽快です。

展望台からは360度パノラマ。西から北回りで東にかけての眺望が素晴らしい!

山頂手前のお堂の裏に「恋し岩」という岩があります。由来省略しますが、人力で海からここまで持ち上げたとか。

薄目をあけたうさぎみたいな岩。眺望以外にもいろいろ楽しめるところでした。

新作キャッシュを辿って因島の南東側へやってきました。こちら側はしまなみ海道のメインルートから外れているので、それこそ用がなかったら普通は通らない道だと思います。複雑な島並みを楽しめる風景ではなく、広く開けた水平線の向こうに四国が見えるようなシンプルでダイナミックな海景を楽しみながら、FTFをいただきました。ログブックに落書き中。

今回、いくつかのコンテナに中国の1元コインが入っていましたが、強力マグネットの蓋の裏、

コインが磁力でくっついていました。鉄を多く含んでる?錆びないのかな。

お昼時。カフェでお茶したいとか言い始めたんだけど、こんな外れにそんなお店ないから‥と調べてみたら、港の宅地のなかにやまねカフェというお店を見つけました。古いお家を改装したような、といっても飾らない感じの構えです。あんまり飾らなすぎて客室の入り口のドアがどこだかわからないくらい。

中もサッパリ。古くさ過ぎず、新し過ぎず。でも清潔感のある感じ。

客間の出入り口のドア、あれね。

御手洗は田舎のばーちゃんちの洗面所みたい。

オリジナルパスタとライス料理でお食事もできるお店でした。ガーリックチキンのトマトなんとかという料理を頼んでみたら、ムスメが「うちの定番料理にしたい」というくらい美味しかったです。ちょっとうちでも作ってみよう。味噌汁にもトマトが入っているのが新鮮w
僕が糖質制限中なので、ムスメと分けあって食べました。

ムスメはスイーツのセット。おまかせで、とお願いしたらアップルパイにアイスクリームの載ったものが出てきました。有機栽培コーヒーは僕の食後のドリンクに。

田舎の友達んちへ遊びに来た感じ。僕一人だと走るばかりで食事のために店を開拓することがほとんどありません。こういうの、ムスメとツーリングする楽しみのひとつになっています。

またまた初訪問の高台。生名島と因島の水道を見下ろす因島公園。目の前に生名島、その向こうに岩城島。生名島と岩城島を結ぶゆめしま街道のひとつ岩城橋も見えています。

ログを記録中。

さらに山頂のアンテナの設置されている展望所。

この山、山頂手前から海まで、自転車専用で一方通行のダートコースが設置されていました。「瀬戸内海国立公園内の自然と島・海・橋・船・村上水軍・商店街・漁港・自転車神社を一体化したグラベルロードコース」とかいてあります。欲張ってますがこれは楽しそう。

右の道がそれ。ほぼほぼ下り坂の7km。途中ハート型の周回路も設けてあるようです。

生口橋の袂にあるはっさく工房まつうらさん。民家っぽいのでこれまで全然気がつきませんでしたが、はっさく大福の直売をされています。

みかんの丸ごと入った大福も売っていたので、はっさく大福と一緒にお土産にしてみました。みかん丸ごとは見た目のインパクト大ですが、はっさく大福が甘酸っぱさの中にはっさくの苦味が挿し色でいい味出していて美味しかったな。

日差しもきつくなくて良い感じ。生口島へ。

通行料金の支払いは自動でしてくれるので助かります。

5月末に1000km弱で乗り出したカブ、10月半ばで6000kmになりました。

生口島には新作キャッシュがないので素通りしようと思ったら、素通りできない。橋へのアプローチ路にあるレモン谷ガチャで引っかかってしまいました。

2回まわして、前回と被ることなく2種類増えた。念願のレモン缶バッジが手に入ってご満悦なムスメ。

大三島にはお店の中に設置されたキャッシュがあって、過去何度も訪れたのに営業時間外で拾えませんでしたが今回ついにゲット。ついでにお土産ビールもゲット。

もう普通にジオキャッシャーしています。

バイク降りるなりコレ。

早ければ15:50、遅くなったら17:00のフェリーで大三島から忠海まで戻る計画でしたが、無事にというかかなり余裕をもって早い方の便で帰れる運びになりました。

さようなら、島。この後、大久野島(うさぎ島)へ立ち寄らなかったのでちょっと険悪ムードに‥。

本州に戻ってからも5カ所ほどキャッシュ巡り。

大久野島‥日本一高い送電鉄塔(中国電力大三島支線No.11)。

程よくクタクタ。夕日を眺めながら車へ向かうという最高の時間配分です。

炊飯器!

この日最後のキャッシュはどう考えても手が届かないところにありましたが、ムスメがいて良かった。肩車で難なくゲット。

というわけで、橋と船を使って島々を巡るジオキャッシングツーリング、無事にトランポまで戻って来られました。

このあたり、橋で結ばれている島は限定的ですが、船を使うとかなり自由度の高い遊びができます。

帰宅してからも楽しめるなんて、素敵。

この日、狙っていた21カ所全部訪問して、20F1D。キャッシュのおかげで訪れたことのない場所を開拓できて、とても楽しい1日でした。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です