パニアケース塗装

過去に所有したマシンの中では最長のおつきあいになるTDM900も11年目に突入して、マシンそのものは年式の割にきれいに保てていても、嘘がつけないのが樹脂パーツ。特に長い間雨風や紫外線に晒されたGIVIのパニアケースは、北半球が無塗装の安いモデルを使っていたので日焼けして白っぽくなってしまい、アーマーオールなどのシリコン系のケミカルを使っても一時しのぎ程度にしか色が回復しなくなってしまいました。

先日ガレージを整理していたら未使用の「バンパープライマー」が出てきました。車のバンパーの塗装用に購入したけど使わなかった、樹脂パーツを塗装する際のプライマーです。即座にパニアケースが脳裏に浮かび、ケースの塗装に使用してみる事にしました。

付属品はビス止めなので、ケースの裏側からネジを外せば簡単に取れます。

南半球は直接日光の当たる度合いが少なく色あせも少ないため、今回はマスキングして無塗装のままにします。

樹脂用のプライマーをまんべんなく吹き付けます。
黒の塗料はホームセンターで一番安いようなラッカー系の塗料です。

で、塗った仕上がりがこれ。もともと表面が梨地のケースが長年使うことでその地がきれいにならされたところができていて、セミグロスとつや消しのマダラ模様になってしまいました。これはいただけない。

そこで登場、つや消しクリアスプレー。つや消しブラックの塗料を買いに行って見つけました。UVカットなのがポイント。光沢塗装をしてあらわになった表面の凹凸を1000番のペーパーでならして、つや消しクリアスプレーを吹き付けて仕上げます。

するとどうでしょう、その結果に全米が泣いた!なんか、超きれいなんですよ。長い付き合いの古傷もかすかに残しながら、全体的にはものすごく気持ちの良い仕上がりになりました。これでまたしばらく使えますわ。

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