SuperCub 初ツーリング

作田さんが2018年に初めてカブでツーリングをされた時、大会の前日なのに250km走ったという記事を読みました。よーし、それなら250km以上走るぞ!と意気込んだら、カゲトラさんとこむぎちゃんと定吉さんが「260km走りました」と言われるので、それなら270kmだ!と目的が走行距離というカブで初めてのツーリングスタート。

車の少ない時間帯に距離を稼ぐため‥というよりもいつも通りの出発時間で今回は何となく西へ向かって走ります。広島県と山口県の境になる小瀬川を越えたところ。僕のブログには度々登場する「エターナルフレーム」と呼んでるガス抜きの塔が象徴的なところ。

フラット、フラットー!

岩国の錦帯橋。小学生時代によく来ていたけれど、もう大人になってから来た回数の方が多いかな。

下手してタイヤが埋まっても、カブだと車体が軽いので最悪持ち上げてヨイショってできる。

適当に山の中を走っていたら展望所があるというので潜り込んでみると途中からダート。カブ、軽いのでダートもお構いなく走れます。昔カブができた頃は未舗装路がたくさんあったと思うのですが、そこを走るのを目的に作ったんじゃないかというくらい未舗装路でも平気で走ります。パワーはないけれど粘るエンジン‥というかそもそもエンストしないので安心なんですね。

バイクの限界から5分くらい歩いたら山頂でした。

塔ヶ森展望公園。初めて訪れました。524m‥良い数字だな。

おお、俺のCOVAC望遠鏡が設置してあります。今調べたところによると、株式会社COVACは2019年に破産してしまったそうです。全国各地に設置してあるこの双眼鏡、今後は保守が期待できないということですかね。

遠方に見える玖珂の街並みも、

俺のCOVACでは猛烈な倍率でパースのかからない、奥行きのない風景になって見えます。

接眼部分を含めて見るとこんな感じ。家がギューギュー。

緩やかに描かれる山陽自動車道のS字カーブ。視野角何度だろう。

高照寺山の展望所。早朝なので霞が取れていなくて、太陽の反射がなかったら海や島が分からないくらい。

朝食タイムですね。水も含めてコーヒーセット一式、キャリアに積んだRSタイチのシートバッグに全部入ります。このバッグ、形もサイズ感も良いし、車体への取り付け取り外しも簡単なので、バッグにセット一式入れておけばどのバイクでも即コーヒーツーリングができるので大変気に入っています。

叔父の家へ。ここの叔父が昔カブについて語ってっくれたのがとても心に残っていて、以来僕の中ではカブがいつも頭の隅にチラチラ顔を出していました。今回カブを買ったというご報告に参上しました。

叔父はカブで高照寺山をうろうろするのが楽しいと言っていたので、再び高照寺山へ。うん、カブ向きの道だね‥こういう道でもセロー並に全然怖くない。軽いっていいな。

きれい。子供の頃通っていた小学校の校歌の冒頭が「こうしょ〜じ〜や〜ま〜♪」なのですが、その高照寺山にこの年になってやってきて徘徊し回るとは思ってもいませんでした。

またまた通りすがりで山のてっぺんにアンテナと展望所らしいものを見つけて、入り口を見つけて看板を読むと、「山頂からの眺めは絶景」とか書いてあります。どれどれ。

あんまり整備されていないところで、路面がぐちゃぐちゃなのは良いとして、山頂からの風景は木立に遮られてしまっていて視界が確保できているのはここだけでした。

川沿いの土手がだいたいダートになっているので、あえてそちらを選んで走ってしまいます。距離を稼がなくちゃいけないのにな‥ラフロードをバンバン跳ねながら走るのが、もともとそういう楽しみのバイクなんじゃないかというくらい結構楽しいです。

海まで降りて、橋で島へ渡ってお昼ご飯。今は使われていない巨大な煉瓦の煙突の見える島、粭島(すくもじま)へ。

3ヶ月前に訪れた、ホーランエー食堂さん

古民家再生のお店です。

ジャコ天セットを頼みました。揚げ物と蕎麦というのはとても合うと思いますが、ジャコ天と合わせるというのが新鮮です。土地の漁で採れた雑魚(ジャコ)をすりつぶして手作りされているそうです。蕎麦は前回同様しっかりと締めて歯応えのあるもの。美味しくいただきました。

いろいろ寄り道しながら走っているので、お昼の時点で100km弱。このままのペースだと270kmを消化するのは午後19時とかになっちゃうな。

この地域はところどころ古い煉瓦造りの塀になっています。以前も書きましたがおそらく江戸時代の海運で栄えたのが明治期なってもそのまま引き継がれたのではないかと考えています。漁村にありがちな狭い生活道路が敷地と敷地の間を縫うように走っていますが、カブならスイスイ走れますね。セローで遠慮した道にも入ってみました。

設置したキャッシュのチェック。ご訪問お待ちしております。

再び内陸へ。ここも前から気になっていた、「宇宙の駅」。山中に突然UFOが現れます。

宇宙船の中の人でしょうか。

他にもいますから、多分そういう設定なんでしょう。

アダムスキー型っぽいUFOがたくさん。

ちなみにUFOの中には宇宙航行中の娯楽施設として、卓球台があります。

‥宇宙の駅、個人が20年かけて作ったそうです。

中原温泉に寄って帰ろうかと思ったら、ここは貸切温泉でした。ここ、1日1組の貸切で、お風呂も管理人も料理もなかなか味のある温泉のようです。さらにカラオケが1曲100円。ちょっとおもしろそう。いつか寄ってみよう。

普通の道もあるのに、わざわざダートを走ってみます。四国アドベンチャーラリーっぽい道幅のフラットダートをそのつもりで走ってみました。まぁ、延々100kmとか走るんだったらセローがいいかな。前後長いフェンダーのおかげで跳石がシリンダーヘッドを叩いたりということもないようです。カブってとてもよくできています。

車体が軽い&エンストしないので、アクセルターンも楽勝です。うん、みんなカブでアクセルターン練習すればいいんだよ。

というわけで帰り着いたら1462km−1181kmで、初めてのカブツーリングは走行距離281kmでした。今日のノルマ達成!

さて、カブがロングツーリングに向いているかどうかと言われれば、ポジションは楽だし尻は痛くならないしどこでも走れるし、パワーがないからその分疲れないしで、向いているといえば向いているといえます。ただうちの場合は他にもバイクの選択肢があるので、カブで遠出するなら車で運んで現地の街を路地の路地の路地まで徘徊する用途に使うのがイイかな。

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