GB250 経小屋山・雲月山

土曜日の朝。出勤日なので出勤前から外メシして楽しめるだけ楽しんでおきます。

仕事が終わったら日曜日の朝にかけて夕方から宮島へ野宿でも‥と思っていたのに思いのほか帰るのが遅くなってしまって出かける機会を逸してしまいました。

しかたがないので、自宅飯をテラスで食べよう。

ということでテラ(ス)キャン(プ)をしようと準備していたらムスメがテントで寝るとか言い始めて‥どうせドタ(バタ)キャン(セル)だろうと思っていたら。意外なことに本当にテラスのテントで寝始めました。夜中の1時ころテラキャン完遂せずに這い出してきて妻のベッドに潜り込んでいましたけれど。

翌日曜日。小学校の運動会へ行く関係で、9時までが貴重な自由時間。

経小屋山へ上って朝ご飯食べよう!と、それほど期待もせずに展望の開けたところまで歩いてみたら、厳島(宮島)が霞に埋もれた大きな風景が広がっていました。

宮島のフェリーの航跡に朝日が反射して綺麗。コンデジ持ってきておいてよかった。厳島って、写真に写っている人の住んでいるエリアだけは護岸化されていますが、これだけ都会に近い島だというのに海と接するほとんどの海岸線が自然海岸なんですよね。自然物が海に載っている感じ。なんとはなしに感じていた違和感というか別格な感じは、そこだな。

霞に埋もれていた大竹から岩国につながるコンビナートも、陽の光を浴びてだんだんと明暗がはっきりして見えてくるようになりました。

能美島をはじめとする厳島の向こう側に見える島々は、海の上の島なのに雲海に浮かぶ島のよう。

最近外ではエアロプレスでコーヒーを淹れています。工程がドリップほどブレないので安定して同じ味が出せるというのが一番の理由です。屋外でドリップだと抽出が終わるまでにコーヒーが冷めてしまう問題がありますが、その点エアロプレスだと短時間で抽出が終わるので熱いコーヒーが飲める、という点も推しの理由。コーヒーを淹れる作業自体は本当に作業的なので、ロマンを大切にしたい場合はドリップの方が良いと思います。

標準レンズだと厳島が収まり切らない。くらいのサイズで横たわっています。

もう1箇所の岩の上の展望所も行ってみました。ここのキャッシュ、もう茂みに埋もれて難易度爆上がりかも。僕が勝手メンテナンスしたので一応確認しましたが、半月前に発見ログが上がっているにもかかわらず僕には見つけられませんでした。

普段一つの塊に見えてしまう厳島ですが、いくつもの峰が手前から奥に折り重なっている様子が霞の濃淡で見えてきました。

宮島の見える展望所へバイクを降りて歩いていく道程も、朝は木漏れ日がとても綺麗なので楽しくて好きなところなのですが、大部分で間引き伐採が行われて風通しがものすごくよくなって木漏れ日、という感じではなくなっていました。公園整備でもするのでしょうか。

衛星写真で気になっていた謎の太陽発電団地。

宅地用の団地として開発したのだけれど入居が進まず、平坦地なのを活かして太陽発電パネルを敷き詰めた様子。すでに入居されている区画もいくつかあって、一部は家の敷地の周りをパネルが取り囲まれてしまう状態になっていました。それでも先にそこで住み始めた人は生活していかなくちゃならないんだもんな‥。

うちには今、GB250の他にKTM690DUKE、SEROW、GROMの4台のバイクがあります。こういうどこに行く宛もないお出かけの時にどれに乗るか非常に悩みます。朝のショートトリップなんかだと、TPOにあわせて服を選ぶんじゃなくて、服にあわせてお出かけの場所を選ぶ、という感じ。

GBはよく駆ける。上り坂はエンジンに頑張ってもらわないと力不足を感じますが、ダム湖の周りのみたいな高低差があまりないワインディングだととても楽しく駆けてくれます。見た目がビンテージっぽいので走りに期待が持てないようにも感じられますが、もともとCB250RSという単気筒スポーツバイクがベースになっているので、スポーティーな走りもかなり楽しめます。

三倉岳が田んぼ越しに見えるところ。朝駆けでいつも立ち寄るところですが、ここの稲の生育を定点観測することで季節や時間の流れを実感することができます。朝の三倉岳の見え方も日によって随分違うので、いつも楽しみにしています。

広く田んぼが広がるところで水鏡でも‥と作業道へ入り込んでみると、幹線道路から見えないところは地形に合わせて水路が作られていて、ゆったりとしたS時カーブがあちこちにみられます。

用水路作る時に区画整理しないでいてくれた方、良い風景をありがとう。

この稲の束は‥余っちゃったんでしょうか。これも定期的に定点観測だな。

なんでもない風景でも、背景に三倉が入ると意味ありげに思える。良い山。

9時までに帰宅するつもりが、9時2分に帰着。ガソリン入れてたから許して。その後歩いて2kmほど離れた小学校の運動会へ3時間ほど出かけてきました。

午後、県境の雲月山まで3時間弱で行けるようなので、行って帰っても日が長い時期なので明るいうちに帰れるか、と新緑を求めてまたお出かけ。

木漏れ日の道、陽の透けた若葉の森、もう、充たされまくりました。この時期走らないと本当に勿体無い。

4月の桜が楽しめる頃にたまたま野焼きをしている雲月山を訪れて、真っ黒になっている山肌をみることができました。あれから1ヶ月半経って、阿蘇の牧草地ように背の低い若葉で覆われた山になっているんじゃないかという期待を持って訪れたら、期待を裏切らない風景がドーン!

前回、野焼きの消防団の方がたくさんいらっしゃったのでお仕事の邪魔をしてはならないと思って登りませんでしたが、今回は凸ります。ポツンと立っている山なので、山頂からの全周囲パノラマを期待して。

あれだけ真っ黒になっていた山肌は今どうなっているんだろう、と思ったら、緑の草の下は焦げ焦げのグラウンド。遠目には全くわかりません。

黒く焦げた枝もニョキニョキ生えているんだけれど、全体の見た目は気持ち良い新緑の丘。そういえば初夏の阿蘇もこんな感じだね。

分岐点。

駐車場から見えた山へ登っているのですが、分岐点から先ををよくみると、道の右と左で様子が違っています。右が駐車場側。左は笹の茂みで木立もあります。

振り返ってみても、道を境に様子が違うことがよくわかります。これ、緑の綺麗な側だけ野焼きをしているってことですね。奥の山は木立があるところからして野焼きをしていないようです。

20分ほど歩いて山頂到着。

大展望‥かと思ったら広島県側はどこまで見渡しても山山山‥。島根県側は木立があるので展望が開けていません。

画面中央付近にポツンとGB。

峠を越えても道は続いていたので歩いてみると、駐車スペースの後ろに植林でつくった大きな落書きがありました(旧芸北町のマークだそうです)。

ああ、こちらの駐車場から上がれば5分で山頂だと思います‥。

気持ち良いスロープ。

というわけで縦走。

さぁ帰ろう‥と案内板を見たら、自分が雲月山だと思って登った山は岩倉山‥そういえば分岐点にもそう書いてあったな。雲月山へ歩いて行くと一巡り3km少々あるようです。

帰りの道すがら、棚田の案内がたくさんあるので立ち寄ってみました。が、段はあるものの先日訪れた益田の棚田同様、耕作されていない草むらになってしまっているところばかり。悲しいなぁ、棚田って今後減りはしても増えはしないものなぁ。

分水嶺の峠越え。広島側へ。

ついでに立ち寄りましたが‥キハ、ほっかむり。

行って帰って山登り含めてちょうど6時間。初夏の山満喫のとても良いお出かけでした。

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