朝ラ活動。朝6時。
数年前までは週末のこの時間になると顔見知りが居て、小一時間談笑して帰る、なんてことが当たり前でしたが、早時間にもう人はいない日がほとんどになってしまいました。みんな歳をとるし、趣味趣向や社会的な責任や時代も変わっていきますからね。こうして相も変わらず同じ時間帯に足を運んでいる自分が変わらなすぎなのでしょうか。
飛石連休7日目のこの日は軽く雨予報だったのに朝から良い天気だったので、ふらりと日本海の水でも触りに行ってみようかと出発しました。
690DUKE、この日乗り出してすぐに感じたのは「何もかも、軽い！」でした。乗っていて、扱っていて、重いと感じることがないバイクです。それでいてパワーもあるから長距離も苦にならないし、出かけるのが本当にお気楽なマシン。
羅漢高原の牧場。この先の高台から大抵雲海が見えるのに、この日は雲海が出ていない‥ということで上空に雲はありますがすっきりと晴れています。
5月の初旬、この時期にしか撮れない写真があります。
水を張った田んぼに田植えが始まるまでのわずかな期間、至る所で水鏡が見られます。この時期を見逃すのは勿体無い。
あれー‥ダートに入ったけれど気分的に違和感がないよー‥俺のアドベンチャーラリーは終わっていないのか。
オンロードを走っていても眼下の林道が気になる。
益田に到着。日本海を目の前にして、中垣内の棚田というところを見つけたので水の張られた棚田に期待して立ち寄ってみました。
うーん‥
うーん‥水を張った棚田を期待したのに、水を張るどころか耕作もされてもいない。このまま田んぼとして使われなくなって、ただの緩斜面になってしまうのか。ここ、100枚以上の田んぼが棚になっているところだそうです。
棚田を見下ろす山頂にアンテナが立っているのを見つけたので、アプローチ路を探してみたら、グラベル。もう、気にしない。俺のアドベンチャーラリー。
結構な傾斜なんですが、ディアブロロッソ4で登るもんですねぇ。まぁ、先日の四国アドベンチャーラリーでディアブロスーパーコルサ履いたCB1300が完走したんですから、このくらいならオンロードバイクで走るにしても大した悪路じゃないんでしょう。
690DUKE、似合わなく無いように思います。
山頂は起伏の緩やかな草原になっていました。ものすごい解放感。
解放感を盛り上げるのは、日本海まで見渡せる風景！
ああ、棚田も見える。農家の建物の周囲は田植えをする準備をしているようです。
ちょっと遅い朝食をここでいただくことにします。最近はカップラーメンじゃなくて、コーヒーを淹れてパンを食べてます。多分その方が準備を含めてじっくりゆっくりできます。
ウグイスが鳴いて、うっすら夏を感じる暖かさを含む爽やかな風が吹いて、島影のないものすごくシンプルな日本海が横たわっている。ツツジが咲き乱れてクマバチの羽音が響いていて誰もいない。座って落ち着けるベンチまである。普段は食べたらすぐに移動するのに、あんまり気持ち良いものだからわざとゆっくりとコーヒーを飲みました。
山頂から見る別方向。益田の市街地とその先に続く弓形の海岸線。
海景とか全然興味なかったのにな。ましてや直線路なんて何にも魅力を感じなかったのに、最近そういうのが悪くない。むしろ、好き。
ゲト。
日本海まで来たけれど、日本海に触れていないことに気がついて海岸まで。ここは河口ではなく入江になっています。
日本海の水って瀬戸内海と違ってなんだか‥濃そうというか、重そう？
海に突き出すような半島の先に建つ西堂寺六角堂。こんなに海の近くで、日本海の荒波に揉まれて痛まないのか心配になりますが、この辺りは奥まった入江なので常に波は穏やかなのかな。護岸もあんまりやる気ない感じだし。
峠越えして津和野へ向かおうとしたら、山頂に城跡の入り口が。
今年は木漏れ日の道を歩いたりバイクで走ったりしたときの気持ちよさが例年以上に心に沁みます‥同じような季節に同じような道を何度も走っているはずなのに、感じ入り方がずいぶん違う。とても気持ち良い。
山頂、笑っちゃうようなおにぎり型だけど、なんだか気持ちよさそうだぞ。
城郭や石垣の跡は残っていませんでしたが石碑が立っていました。
山頂からの風景。低地が雲海に包まれる風景を勝手に想像する。きっと瀬戸内海みたいになるんだな。
木部谷温泉間欠泉。設置していたジオキャッシュのDNFが続いたので見に来たら、地面付近は土が盛られたり削られたりで結構落ち着かない感じでした。アーカイブしよう。
間欠泉が源泉になっている松の湯さん。臨休日と看板がでていますが、実質閉館になってしまっています。風呂場は温泉に含まれる成分が堆積して芝犬色。営業されているうちに入湯してみたかったな。
家に帰る途中にちゅーぴーアスレチックパークSOLAEに立ち寄って予約をしました（前日までならWeb予約可能）。帰宅後とんぼ帰りでムスメを連れて時間通りに施設に到着。
ムスメが昔のブログを読み返して、「うちの感想としては、「また来てもいいね」と思える内容と価格でした。」って書いてあるから、行こうよ！と言ってきました。ううん、ブログに何書くかはよく考えて書かないと時限爆弾になる。
プロジェクタと動体センサで時間内にマーカーをタップする遊びや、ウォールに張り付いた状態で迫ってくるドクロを避ける遊びなど、新しい遊びも用意されていました。90分間、間断なく体を動かせるんだから、子どもってすごい。
家に帰って洗車して、ビールを飲んだらもうこの日はエナジー切れ。小さなGWの1日を満喫。
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