麦茶 散歩

麦茶、散歩デビュー。

犬の散歩なんてみなさん普通にしていますけれど、麦茶が散歩デビューするのはなかなか大変だし待ち遠しいものでした。だって、うちに麦茶がやってきてから2週間ほどで2回目のワクチン接種(1回目は購入前に接種済み)、それから1ヶ月で3回目のワクチン接種。それから1週間ほどしてからやっと屋外へ連れ出せる、という感じ。まだ狂犬病ワクチンを接種していないので、よその犬との接触はまだダメ。気ままな散歩ができるまではとにかくタイヘン。

ご主人の脇を犬がスタスタ一緒に歩く姿もよく見かけますが、うちの麦茶は全くそんな犬の散歩スタイルじゃなくて、歩いては止まったり、最初は全く動かなくなったり。クンクン匂いを嗅ぎまくって、落ちてるものには全部近づいて行って食いついて‥という感じでスマートに犬の散歩なんてできたもんじゃありませんでした。

でも、よくよく考えたら外の世界は初めてで、だから何もかもが新鮮でひとつひとつ確かめていたのだと思います。回を重ねるごとに何にでも頭を突っ込んでいくということは無くなったし、こちらのリードの方法も慣れてきたので、やや犬の散歩的スタイルになってきました。

神社の階段を登るのも、最初は様子をみながらでしたが、散歩も3回目になるとスルスルと全段一気に登るようになりました。

全く活用していなかったうちのベランダが楽しめる空間になったのは麦茶のおかげでした。これまで全く利用していなかった近所の神社の境内も麦茶を連れて遊びにいくと、広さと良い環境といい良い感じです。白い石畳はアスファルトのように色が暗くないので夏場でも熱くなりすぎないでしょうし。
車通りの少ない道を選んで歩いたり、今まで全く気にしていなかった近所の環境を犬を連れた視線でいろいろ開拓していくのがこれまたとても面白いです。

犬の散歩なんて何が面白いんだろうって常々思っていましたが、お互いにそれなりに意思を疎通させながら歩く、というのは共感とか共存とかいう感覚を満たしながら歩いている感じがするので、一人の散歩に比べると自分の中のある種の受け皿が幸福感に充される感じがしますね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です