予備校講師として

唐突に呉市にある美術研究所から仕事を頼まれて、短い期間ですが受験指導をすることになりました。
2005年の春から夏にかけて近所のデザイン系美術研究所で指導の機会がありましたが、学院長と大人な喧嘩をして決別したため、受験指導や美術に関する仕事からしばらく干されていました。今回は日本画専攻の指導なので手探りで言葉をみつけるようなこともなく、淀みなく仕事ができました。

こうしてみると「君、情報と美術とどっちが専門なの?」と尋ねられたら「美術」と答えるだろうなと思いました。表現・コミュニケーションという意味で美術と情報って重なっている部分は大きいですが、美術の方が情報よりも指導の際に使う「自分の言葉」の量が多いように思えるからです。それに情報の世界を目指す生徒より美術の世界を目指す生徒の背中を押す方が、何倍も労力が必要だし何倍もやり甲斐と達成感のある仕事のように思えるからです。

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