690DUKE 広島の最果て

廿日市から呉って広島湾をぐるりと半円を描くように走る距離で、結構な距離だなぁと思っていたのに、使える有料道路を全部使うとなんと30分かかりません。わー近いなーと呉の市街地を抜けて休山トンネルを通過していると、かなり後方で赤色灯が回ったのが見えました。エンジンブレーキで減速したら、青服を着た公務員の白いバイクが赤色灯を回したまま追いついてきて死角に付けて並走、何も起こらないのかと思ったら数秒後サイレンを鳴らして自分の前に割り込んできて、何かしゃべっているのですがトンネルの中なので音が響いて何を言っているのかわからず、そのままトンネルを抜けたところで止めさせられました。

降車後すぐに免許を差し出したら、住所等を確認して返してくれました。「こんな足回りのバイクだとスピード出るのはわかるんだけど、メーター見て走ってくださいね」と少々お話しをして流れ解散。右後方の死角から俺のナイトロンのリモコンを見ていたんでしょうか。あなた690DUKEお好きなんでしょ。

2日前に来た高射砲台跡にまた来ました。今度はハンディGPSを持って。

75年前、一帯がどのように使われていたのかを調べてからの再訪なので、最初に訪れた時とは遺構の見え方がちょっと違います。コンクリートの構造物だけでなく、人為的に整形された土塁などもじっくりと観察しました。
うちの庭の木も10年前は人の身長くらいだったものが今では家よりも高くなっています。旧日本軍関係の遺構をあちらこちらで見てきましたが、きちんと整地されていた土地でも70年とか100年とか経つとすっかり林に飲み込まれてしまうものなのですね。

広仁方停車場線という県道279号、海沿いの6kmくらいがDUKEで走るのに最高に気持ちの良い道です。安芸灘大橋が良いアクセント。昔は海岸線なんて全く興味がなくて、とにかく山のワインディング一筋だったのに、最近好んで海岸線を走るようになりました。

阿賀マリノ大橋。これはパソコンの壁紙用に仕立てたもの。

音頭大橋と第二音頭大橋。

オオサギがとても綺麗に写りました。

倉橋島を南に南に‥先端のさらに先の鹿島大橋を渡った先に鹿島という島があります。昔ここの民宿で一泊したなぁ。

港にワルそうな漁船が二艘。漁船でこういう遊び方ができるのね、とてもイイ。

と思ったらもう一艘居た。こういう微妙に形が違うバリエーション、ガミラス艦みたいだな。

この島に来た理由は、広島県最南端のジオキャッシュを獲るため。

車じゃ絶対に走れないような路地を抜けて、島の果て、広島県最南端まできました。お友達の名前がいっぱい。最北端には僕が仕掛けてみようかな、って絶対面倒臭い中国山地の稜線なんだろうな(調べてみたら、そうでもなさそうでした)。

美しい日本のむら景観コンテストで農林水産大臣賞を受賞した鹿島の段々畑。奥行きがうまく撮れていませんが、海から拾い上げた石を積み上げていったそうで、それを知って見ると圧倒感倍増です。ご苦労様です。

奥の方にある山肌も石積みの段々畑になっています。すごい傾斜角度!

沖美町まで一気に北上して、素敵なビーチのキャッシュに寄りました。黒くないけど黒いキャッシュでした。

この界隈の展望台という展望台は行き尽くしたと思っていたのに、全くノーマークの展望台が見つかりました。真道山(しんどうやま)展望台。山頂には360度展望のある櫓が組んであります。

ここ、江田島湾が丸々ばっちり見えます。湾の入り口の切れ目の向こうには広島の市街が広がっていますが、この日は霞んでいてちょっと見えづらかったのが残念。

写真だと見えづらいですが、呉の市街地や第二音頭大橋まで見えます。奥の山で一番高いところが灰ヶ峰。

こういう案内は珍しいですね。わかりやすい。

呉まわりで陸路で帰ろうかと思ったのですが、展望台に立ち寄ったのでちょっと遅くなったから船で。

大人470円+125cc以上580円。呉から全線都市高速に乗って帰るのとほぼ一緒の金額。ガソリン使わないだけこっちの方が安いのか。

短い航路だけれど、船旅を混ぜると旅感が五割増し。

だけど18時でこんな空というのは1日の終わりが早すぎてちょい残念です。もうちょっと走り回りたかった。

で、調整していったフロントの出来なのですが‥過去最高に良いハンドリングで終始走り回れました。どのバンク角でもアンダーすぎず切れ込みすぎず、と言えば良いのかな。接地感が増して思い通りに曲がる。軽い。パンチある。この春までディアブロロッソIVがもつのか心配になる勢いで走ってしまう。

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