CB250R フォークオイル粘度調整

タイヤ交換のついでにやっておきたいことでも。先日てくきかくんのVTRに乗せてもらった時に、怖いくらいしっとりして破綻しなさそうな足になっていたので何をどうしたのか尋ねてみたら「こんなこと言ったら「は?」っていわれるかもしれないんですが、フォークオイルの粘度をあげて●●番にしました」と言われました。大丈夫、僕もブレンドした25番くらいで走っていたことあるから驚かない。
トミーなんかは「フォークオイルの銘柄にはこだわっていませんが、10番にはこだわっています」と言っていました。まぁ、この辺は弘法筆を選ばずなところも過分にあると思うのですが、粘度が低い方が良いという人も居るし、高い方が良いという人もいる。答えはどちらでもなくて、自分の走り方が分かっているならそれに合わせて作れば良いだけです。
僕の見る限り、オイルの粘度の低いトミー(や多分池田さん)なんかの走りを見ると、サクっとフォークを沈めてものすごい旋回力でクルクル回っています。乗り味重視な作田さんやてくきかくんのマシンだとバツグンに安定感のある足をつくって裏切られないバイクで全力疾走しています。
僕は以前乗っていたVTRではトミータイプを目指して、フォークの動きをとにかく機敏に、サクっと沈ませて旋回力で戻らせないようなセッティングをしていました。オイル粘度弱め、油面低め、プリロード弱め。CBでも似たようなハンドリングにしてみたかったのですが、どうもうまいこと作れないので、この度考え方を変えて安定系にしてみようと思います。

といっても、やり方は雑。10番のオイルを抜いただけ20番のオイルを入れるというもの。CBは右フォークが圧ダンパー、左フォークが伸びダンパーになっているので、構造的にも抜ける量も違います。

左から260cc抜けました。左はもともとかなり油面を下げているので同量の20番を補充しました。右は450cc抜けました。こちらも標準設定よりは油面下げめですが、さらに下げるために425cc補充しました。

スズキのフォークオイル。スズキにした理由は特にありません。鈴菌に感染したわけではありません。

オイル粘度高め、油面かなり低め、プリロードはテクニクスの標準よりは少し抜き(カラーをカット)です。走ってみると予想通りフロントの動きに安定感が出ましたが、クイック感は減ったので前後の車高から見直しです。フロントフォークのこの手の調整、時間がそれほどかかるわけじゃないけれど手間はかかるので、ちょっと面倒くさいな。

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