690DUKE 朝の山口県めぐり

「冬場、周防大島へ向かう途中に国道188号線で海が見えるようになるところがあるのですが、そこでちょうど朝日が昇るのが最高なんです」と羅漢で人と話をしていた時に伺って以来、藤生(ふじゅう)の海は特別な場所になりました。

岩国から柳井方面へ走っていくと、ここで道路が海岸沿いになって海が目の前です。ちょうど日の昇る時間に到着しました。

お、水平線あたりの島が浮いてる。

浮島現象は下位蜃気楼で実像をひっくり返した映像が実像にくっついて海面よりも上に見える現象です。秋冬の風物詩とされていますが、瀬戸内海は島が多いので意外と夏場でも見えたりします。

藤生のとなり町の通津へ。育ち故郷なのでついつい足を運んでしまいます。40年経っても変わらないタイムカプセルみたいな街。駅舎も当時のまま。

でも無人駅化が進んで駅舎の中はずいぶん様子が違っていました。長いこと何かが貼ってあって焼けなかった板が見えたり。

こちらにも、当時の色を伺わせるボード。

僕が住んでいた頃は1時間に1本でした。一時期日中でも1時間に数本走るようになっていて時代が変わったなって思ったのに、また逆戻りしたようです。

僕が住んでいたのは昭和50年代ですから、当時は自動改札なんかもちろんありませんし、駅員さんがハサミを意味もなくチンチンと鳴らしながら改札に立っていた時代です。切符も分厚い厚紙のもので対面販売でした。

2021年の11月8日から29日まで、岩国駅〜柳生駅の山陽本線、昼間に運休だそうです。この区間は駅が国道沿いに並んでいるのでバスの代替運行しやすいですね。

上り線の待合を見て面白いと思ったのは、ベンチが向こうを向いている。事故防止でしょうね。

そこにちょうど上り列車がやってきました。

帰ろうかと思ったら下り列車も。

これに乗るだけで下関へいけるのか‥6時57分発のこの電車、10時01分に下関着だそうです。面白そうだなぁ。乗ってみたいなぁ。

40年も経って、外車で乗りつけるなんて、想像もできなかったわ。

駅前の一等地の庭先に船が置いてあるような町です。こまごまと変化はありますが、概ね昔と変わらない町です。

潮風公園 みなとオアシスゆう。このあたりだけちょっとおしゃれ。

午前7時過ぎ、気持ちが良い朝なのでこの先山口県の奥深くまで入っていくか、折り返して帰宅するか‥この日、ムスメの運動会なのです。最初8時までに帰らないと間に合わないと思って諦めていたら、9時までに帰ればOKということなので帰ることにしました。

ちょっと寄り道。獺祭で有名な旭酒造さん。結構な山の中にちょっと変わった建物があるなぁ、と以前から思っていたのですが、隈研吾の作品だと知ってあらためて立ち寄ってみました。

建物の上流側に架かる久杉橋は水害で流されてしまったようで、来年の開通に向けて再建中でした。

また来なくては。

ということで、ムスメの運動会、学年別に入換制なおかげで間に合いました!

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