690DUKE グリップヒーター

デイトナさんから新しく実質9000円弱という価格の割にはモノの良さそうなグリップヒーターが出ていたので買ってみました。僕はグリップヒーター歴でいうと6個目くらい。これまで使ってきた中では純正グリップと太さの変わらないヤマハとホンダ純正のものが良かったといえば良かったのですが、両方ともグリップがツルツル滑るようになってしまうのが難点。社外品は若干グリップ径が太くなってしまうのが難点。このデイトナのグリップヒーターも太くはなりますが、許せる範囲でしょうか?こればかりは使ってみないことにはわかりません。

組み付け前のグリップ径は32.3mm。

690DUKEの右グリップのゴムを剥がしてみると、接着剤は使われておらず、パイプの凸にゴムの凹が綺麗に嵌ることでくっついている構造でした。めくって剥がします。

そのまま挿さるかと思ったら、そこまで甘くありませんでした。パイプの凸部を削ったり挿したりを繰り返していきます。グリップ側の穴は正円ではなく正12角形のような穴で、少し削ったDUKEのパイプの凸部とうまい具合に嵌ります。

接着剤は使わずキツキツになる程度に削って最後は叩き込むように嵌めましたが‥組み終わって通電させてみると‥両方ともグリップが暖かくなりません。左グリップを取り付けた後に右を取り付ける前の仮組みでは問題なかったので、右グリップを叩き込む過程で内部で断線したのかも。製品の説明書を読んでみると「車両によっては純正スロットルスリーブにスベリ止めのリブが立っているものがありますスロットルスリーブ外径をグリップ内径に合わせて削り落とすなどの作業をしてホットグリップを取り付けしてください。無理にグリップをねじ込んだいプラスチックハンマーなどで叩いたりしてしまうとグリップ内部の配線を痛めてしまいます。」としっかりと書いてありました。これはイケナイ。

補修用に片側だけ売られていたので購入しました。くそう、お買い得だったはずなのに‥。

補修品が到着したので、パイプの凸部を削るためにダメになった方のグリップを遠慮なく挿したり抜いたりしながら調整して、ほどほどの抵抗になるように仕上げた上で念のために2液性の接着剤で固定。

配線は車体側からプラスとマイナスの配線を拾って割り込みさせます。菅ヒューズも付属の配線の途中についています。DUKEの場合はメータ裏のアクセサリコネクタへ接続するだけお手軽配線です。

グリップからのケーブルは真下に出ます。この辺は価格なりで安っぽい。

DUKEのフルスロットルでこのくらい前を向きます。

左グリップに電源ボタンとインジケーター。これまで使ったことのあるグリップヒーターの中では、使用中の気にならなさは最高の部類です。ただ、ボタンは位置的にやや押しづらい。4秒長押し(実際は5秒くらい)で電源ONというのも、ちょっと押す時間長すぎ。

ボタンを押すたびに切り替わる4段階調整。グリップ全体が暖かくなるのではなく、暖かくなるのは指側だけ。手のひら側は暖かくなりませんが、性能的には問題なさそうです。グリップ径は純正より太いものの、冬場はガンガン走れるわけじゃないのでこのくらいなら許せる太さです。年中この太さで使おうとは思わないので、夏は細いのに戻すけどね。

690DUKEはライドバイワイヤだったりいろいろ特殊だからグリップヒーターの取り付け諦めようかと思っていたので、ここまで普通に使えるグリップヒーターがこの値段(今日現在で8799円!)で取り付けられるとは思ってもみませんでした。とにかくツルツルと滑らないのが最高に良い。

お勧めするかと言われれば、かなりオススメします。

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