MacOS8 on MacBookAir

わかる人にはわかってもらえる‥というか、わかる人にしかわかってもらえないこの気持ち。
表題のとおり「MacOS8 on MacBookAir」です。じーん(感動)。

あれこれデータを整理していたら、BasiliskIIというWindows上で動かす68kのMacのエミュレータが出てきたので、Windows7を起動したMacBookAirにあわせて設定をしなおして動かしたらあっさり起動しました。このエミュレータを動かすには68kのMacintoshのROMが必要なのですが、実は17年前に始めて購入したMacから抜き出したROMを使っています。自分が初めて購入したコンピュータの息吹を、今現在使ってるパソコン上で感じることができるのです(特にMacOS8ということもあるし)。
68kのMacintoshのエミュレータなので、サポートしているOSの最新版はMacOS8。OS9はPPC以降の機種じゃないと使えないって、覚えている人どのくらい居るのでしょうw。

というわけで、Macintosh Quadra950をエミュレーションしてみましたー。当時は働き始めたばかりの年代ということもあって、とてもじゃないけど購入することのできないマシンでしたー。 起動前のセッティングで、メモリを512MBほど充てたのですが、OSが起動直後の消費メモリは9.4MB!!!そういえば当時のMacは32MBもメモリを搭載していれば上等でしたものね(よく考えたら、このエミュレータを起動するのに使ってる仮想ドライブの容量も400MBでした。メモリのほうが容量デカイw)。隔世の感が‥。68040/20MHzのCPUをエミュレーションしていますが、エミュレータ上でも当時のどのマシンよりも快適・快速に動いていると思います。

キッドピクスもMarathonもまきがめもやりたい放題だもんねー。MacBookAir&Win7上ではイーサネットの設定がうまくいきませんでしたが(<ドライバの対応の問題か、OSの対応の問題か、MBA固有の問題化は不明)、以前WinXP上で動かしていたときはインターネット接続もできました。当時のMacOSのブラウザといえば、IEかネットスケープが主流でしたが、どちらも現在は入手しづらい上にエミュレータ上でうまく動きませんでしたので、iCabというブラウザを使っていました。調べてみたら、iCabって今でもiPhoneやiPad用のブラウザとして生き残っているようです。

一昔前ならWebページの表示確認程度に使うくらいの使い道があったかもしれませんが、実のところ今更OS8が起動しても、実用性はほとんどないに等しいです。でも、何年か振りにFinderの操作をしてみると、当時のときめいていた感じがよみがえりますね。楽しいですよ、ホントに。

追記:OS8を全画面で起動中に蓋を閉じて、再び開くとWindows7のロック画面に切り替わっていてパスワードを要求されるのですが、ポインタもキーボードも全く反応がありません。ウインドウ内表示であれば問題なし。
メモリがある程度確保できるようになった時代にRAMディスクを作ってその中にOSを入れて、爆速で起動するー!とか喜んでいた時代もありましたが、今じゃこのMacOSもSSD上で(しかもクァッドコアで)動いているんですよね。10年後もこのエミュレータを動かしているんだろうか。そのころはどんな環境なんだろう。

2 Comments

にしお

いやもう、超スバラシイ!
今からでもいいから、クアッドコアのインテルマックにも「Quadra」のペットネームを与えて欲しい私です。
ちなみに最初に買ったMacは漢字Talk7.1+68030/25MHzだったと思います。

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つがたく

ここにもじーんの人がいて良かったw
Quadraって確かにクアッドコアのマシンにはピッタリな名前ですね。
僕も漢字Talk7.1な世代ですが、
初めて見たときはOSの名前とバージョン表記だとは思いませんでした。

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