SEROW ダートツーリング

ドラマチックな焼けもなく、ただお日様が昇ってくるのを拝むだけの朝。

呉方面の新作キャッシュを巡ります。

なんでもないところに仕掛けられているキャッシュでも、そこが初めて走る道なら誘ってくれてありがとう、って思います。

広島の豪雨災害以降、しばらく登れなかった絵下山へ続く道が通行できるようになっていたので久しぶりに登ってみました。沢崩れの痕が春らしく若々しい緑で覆われていました。

山頂の公園からはまさに市内一望。でも僕が初めてここへ来た30年とか前に比べると木々が育ってきて展望が少し悪くなったように思います。

広島のスカイツリー、広島デジタルテレビ放送送信所。絵下山には以前アナログ放送用のアンテナが2本立っていました。地デジ化によってこちらの大きなアンテナが立ってしばらく3本体制でしたが、やがて2本は取り除かれて現在に至ります。アナログアンテナの立っていた場所は公園整備されました。

さて、この日は9時半に白木集合で、なんでもフラットダートへ連れて行ってくれるという話。志和から白木へ抜ける道を初めて走りましが、池やら枝道ダートやら、お初でワクワクするような風景がたくさんみられました。

あやのすけさんのお友達のハスクの方の先導で、白木界隈の林道を、徐々に難易度を上げながら走り回ります。羨ましいのはこのあたり、リバースじゃなくて抜けられる林道に恵まれていて、ひとところをウロウロするのではなくて先へ先へ進んでいけるのです。初夏のポカポカな日差しの下、木漏れ日のダートをひたすら進んでいくと目の前を鹿が横切り猪の親子に道を塞がれ、なんだこの楽しい自然体験‥!と心が街の生活では得られない何かに満たされていくのが分かります。とても楽しい!

すれ違いも出会い頭の事故にならないようなペースで。

憧れの川のような道、というか道のような川。こうなると川が道を削っていくので見た目に気持ちがすくんでしまうような結構なアップダウンができているのですが、セローって全然問題なくクリアできちゃうんですね。安心感があるのは前後テクニクスな足のおかげもあると思います。ノーマルの足では加速や減速できないところでも、怖くないのです。あと、今回ひとりじゃなかったからというのもあるかな。

谷でエンストしたらアウトみたいなところ。オフロード天国みたいなところで、他にも走っている人がたくさん居ました。みんななんの躊躇もなく突っ込んでいっていましたが、僕はどうしようかとしばらく悩みましたよ。

帰りの道すがらスポーツランドTAMADAへ寄って、つなくん主催の練習会を覗いてみました。この日ホントだったら僕も参加するつもりだったのですが、コロナでスポーツランドTAMADAのイベント中止の連絡を受けてCBをショップへ出してしまいました。その後練習会だけは開催という話を聞いて‥あららら、という感じ。でもこの日差し‥もうジムカーナはオフシーズンだわ‥。

スポーツランドTAMADAから可部方面へ向かわずに、さらにその奥へ進んで白木へ抜ける途中にある聖滝。足場の悪い結構な急傾斜を歩いて降りていきながら、ショボかったら残念すぎるね、とか話していたところ、予想以上に立派な滝が豪快な音を立てていて驚きました。

本当はこの5月に開催されるはずだった四国アドベンチャーラリー用に調達したアドベンチャーブーツで、やっとアドベンチャー。防水のオフロードブーツは安心感絶大です。

で、ガレガレの道やら沢超えやら、乗り越えた達成感はありますしムチャクチャ楽しいのですが、今日走ってみて僕のセロー遊びはそこではないように思いました。一人で走るのにそれほど恐怖感のない道へ踏み入りながら、基本的には例えば国道439号走破とか距離を移動する旅の道具として使うのが僕の楽しみ方かな。

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