CB250R モトウジナ

サイレンサー交換して気持ちの良い走りになったCB250R、この日はポカポカ天気で仕事も詰まっていなかったので、早退させてもらって元宇品へ。

中央の島が元宇品地区。もともとこの辺りは遠浅の海で、干拓して陸地が海側へ伸びていく過程の途中で明治22年に元宇品は堤で陸地と繋がって島ではなくなりましたが、その後堤に穴をあけて船が通れる橋にしたことにより再び島になりました。
昭和25年に瀬戸内海国立公園に指定され、そこから開発がほとんど進まなかったことから広島の都市部でありながら抜群に人の手のついていない市内でも有数の自然観察の場となっています。

灯台へ向かう道の通りすがりにふっと「高射砲‥」という字が視界に触れて、Uターンしてみてみると、細い枝道の50m先に高射砲の陣地跡があるようです。今まで全然気がつきませんでした。こういうの、慣れると見えるようになってくるもんですね。

日差しのせいもあるけれど、なんと気持ちの良い森‥。

階段の先は平な丘陵になっていて、確かにコンクリートの砲座跡のようなものがありました。周辺を歩いてみましたが、この辺りに残るのはこの1座だけのようです。

とても居心地の良い空間ですよ。結構広いし、全然人が来ないし。今度あらためて時間潰しを満喫しに来よう。

プリンスホテルの先の、車両が入れる一番奥の場所。都市部の海ってほぼコンクリートの護岸で海岸線ができあがっていますが、ここは浜や岩礁が剥き出しのところがあって、どこか島にでも来てるんじゃないかと勘違いしてしまいそうなところです。

向かいの金輪島なんかも近くて、街なんだか田舎なんだか本当に分からなくなるところ。

まぁ、振り返るとプリンスホテルが建っていて、それなりに開発されちゃってるんですけれど。

今日元宇品に来た目的は、ここ。実は元宇品の海岸線は見どころいっぱいなようなのです。

岩盤の亀裂に換入したマグマが冷えて固まることで、素性の違う岩がサンドウィッチになっています。こんなものがあたりまえに見られるなんて‥昔はこういうガイドがなかったので気がつきませんでした。

別にこの周辺一体がこういう節理なわけじゃなくて、一部分だけがものすごく綺麗にキューブ状に剥がれやすくなっている節理。

人が手を入れたわけじゃないのにオーバーハングしている岩や、深く穴の空いたところも目につきます。

これらは海水面が昔違ったので、その当時の海蝕がそのまま剥き出しで現在の海面より上になっている、などなどわざと並べたんじゃないかと思ってしまえるくらいさまざまな地理地形に関するガイドが6つ、30分も歩かずに親しむことができます。

すぐ沖をカーフェリーが頻繁に往来してる。やっぱり街なのです。

でも、やっぱり田舎っぽい。というか、本当にどこかの島に遊びに来たみたい。現地に行ってもらえば分かります。街のはずなのに‥!って感覚。

やー、元宇品見直したよ。また季節を変えて遊びに来よう。

しゃがみこんでキャッシュを置けそうな穴の写真を撮っていると、ロードレーサーに乗ったしげきさんに声をかけられました。平日の日中ですよ!広島、狭っ!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です