CBR250R 周防大島ジオキャッシュ設置ツーリング

周防大島、そこそこの大きさで広島からの距離感も程よく、冬でもワインディング走行を楽しめる島、という認識でした。この島には数個しかジオキャッシュが仕掛けられておらず、もっぱら走りに行くのが目的で渡る島という印象だったのですが、先日あやのすけさんがキャッシュを仕掛けたのが刺激になって自分でも仕掛けてみたい場所を思い浮かぶだけマークしてみたところ‥20個以上マークが並んでしまいました。これだけキャッシュが仕掛けられた面白いんじゃないか?

思い立ったからにはやるしかありません。しばらくひたすら自宅でコンテナをつくりまくりました。

それらをぎっしりと詰め込んで、日曜の早朝出発。

親指に力をかけられずブレーキ操作がやや怪しいので、入力する力が弱くても抜群に効くCBを持ち出して、暗いうちに家を出発という久々にやる気満々のツーリングという感じ。2月中旬、7時前の日の出までに大島の展望台へ登っておこうと6時に対岸の駐車場に到着。漲ってきました。

大島大橋を渡ると真正面に見える飯の山の山頂の展望台は、僕が最後に訪れた時には「ホントに登っても良いの!?」と思えるようなボロボロの展望台が設置されていた場所でした。最近建て直されたようで、とてもきれいでしっかりとした4層構造の展望台になっていました。

屋上階は思わず「わぁ」と声が漏れるスッキリとした広さ。

太陽は昇る前ですが、この時期日の昇る位置が南に寄りすぎて、海からではなく陸からという位置関係。またこの日は霞がひどくてスッキリとした日の出が期待できません。

ただ、この展望台から見る大島大橋は最高です。到着時はまだ車のライトが光って見える時間で、それがまた幻想的でとても良い橋の風景でした。

ビー玉かいがん。

きれいなビーチ。近くの神社にキャッシュを仕掛けたのに、帰宅してみたらここに仕掛けたキャッシュの座標がずれていたようで、申請できず‥。

何も考えずに走っていると見逃してしまっていて、存在していることさえ記憶になかった久賀港大崎鼻灯台。岬自体が高台なので、灯台の高さは11mとちょっと小ぶりな灯台です。

ここからちょっと時間調整で山へ入ります。

今回の目玉のひとつ、帯石観音に到着しました。嵩山(だけさん)という山の中腹にある神社で、巨石があるという話。

境内の階段を登ると‥おお、でかいわ。

建物の左手にも。こちらは女岩ということだそうです。

帯石の裏手にまわるとこの看板が。今回コレが見たくてやってきました。

この写真じゃ分かりませんが、小さな石が帯石にちょこちょこと載っています。ドンっと地震が起こったらパラパラと落ちてしまうような載り方です。ただの奇岩もアイディアひとつで面白さが更に増すという良い例ですね。

ちなみに周防大島にはここも含めた4つの大岩をめぐる「四岩合わせ奇岩」と呼ばれる信仰があって、「しいわあわせきがん‥しあわせきがん‥幸せ祈願」とオヤジギャグな流れで家族円満・子孫繁栄・健康長寿が叶うとされています。それぞれ島内の結構離れたところにあるので、昔の人が足で全部巡るとなるとそれだけでその人は健康な人なのは間違いない。

嵩山を更に登っていくと、途中に天狗岩という展望の良い場所があります。落ちたら死ぬで、の典型です。一応ロープが張ってあります。

メシウマな風景。まだ太陽が高く昇りきっていないので、山ひだが美しく見えて良いです。

微妙に落ち葉の積もるヘアピンターンを更に登ります。

山頂の展望台。ここはハンググライダーの滑走場所でもあります。

山頂だというのにもうこの時点で気温が高く、ここでインナージャケットとオーバーパンツを脱ぎました。荷物増えて困ります。

先日あやのすけさんが仕掛けたキャッシュをゲット。

展望台にバイクを置いて、更にその先へ歩いていくと‥

素敵なテラスが見えてきます。ジオキャッシュは0.1マイル(約161m)以内に設置ができませんが、事前に調べたところ山頂のキャッシュからこのテラスまでの距離は奇跡の162m。もちろん仕掛けてご紹介です。

このテラスから見えるのは、愛媛県に向かって伸びる周防大島の先端方向。島の地形を知って見るととても面白いです。

さらにこの山の中腹には、周防大島の4つの奇岩のひとつ、岩屋観音があります。駐車場から歩いても数分のところ。大きな岩の基部が洞窟状になっていて、何やら祀られています。この岩、礫を含んだ岩で、結構モロいんですが‥何か起きたら大変な惨事になってしまいそうであまり長時間岩下に居たくない場所でした。

さて、先に時間調整で嵩山を訪れたのは、この日訪れる予定のいくつかある目玉のひとつ、真宮島(しんぐうじま)へつながる砂州が確実に出ている時間を狙うためでした。干潮のピークまであと30分というこの時間、かなり安心できる太さで島につながる道ができあがっています。というかここまでバイクで普通に入れるのですが、この先行こうと思えばバイクで島まで渡れるんじゃないかと思います。

みんな大好き、トンボロ現象で渡れる島。

周防大島周辺の海水は真水かと思うくらいとても透き通っていてきれいなので、映える。

ジオキャッシングを始めて、岩の節理なんかに目が行くようになりましたよ。この島の節理はとても面白い。どうしてこうなった?とか考え出すと、またひとつ深いところで地理地形を楽しむことができます。

島には転がっている石を積んだオブジェがたくさん並んでいました。このあたりまでは海水が上がってこない、ということですね。とはいうものの、島自体波にさらされて周辺から削り取られているようで、島のキワの巨木は根本から海側へ崩れ落ちているものがいくつも見られました。今の島影は今だけの姿。

結構焦って往復しないと砂州が海に沈んで戻ってこられなくなるのかと思ったら、割と時間に余裕はありました。潮位200cmが渡れる・渡れないの境だそうです。

防波堤、幅だけみたら結構余裕でUターンできる広さなんだけど、気持ち的にムリなやつ。

表側じゃなくて裏手ですが‥2007年に開館した星野哲郎記念館。星野哲郎さんは周防大島出身だったんですね。上空から見ると三角形をした建物で、展示内容だけでなく内外装も含めて楽しめる記念館です。面白いのは歌で星野哲郎さんについて親しむためにカラオケルームも常設されていて、1グループ2曲まで歌えます。僕は尾崎紀世彦のまた会う日までを歌いましたが、また会う日までは阿久悠さんの作詞でした。申し訳ないので兄弟船も歌っておきました。

山のワインディングで島の端まで走ろうかと思いましたが、いや、この日は海だろう、と山から降りてきた道がそのまま海までつながっていました。やっぱりこの日は、海でした。

戦艦陸奥の副砲。

普段、周防大島の陸奥記念館へは山の中のワインディングを走りまくって東側から到着するルートで到着するのですが、今回初めて海沿いの道を走って来ました。このルートだとコーナーを抜けた途端にババーンと陸奥の副砲と艦首が丘の上に見えて、なかなか狙った配置しているのね、と気付かされます。今まで裏から見てばかりでゴメンね、って感じ。

この沖合4.5kmあたりで謎の爆発により沈没。40mを超える海底から8年に渡る作業で船体の75%を引き上げたそうです。この時1000人以上の乗員が亡くなられたということですから、現場は大変な惨事だったことでしょう‥。

ここから本州方面へ折返し。この日、霞んではいたものの海は水平線までくっきりと見えて、気になったところにバイクを突っ込んでは写真撮ってるので、全然進まない。でもスタートが早かったおかげで、この時点でもまだ午前中。

港、それもこのくらいのサイズの漁船が並ぶ港って結構好きです。なんというか町を作っている人々の工夫が直接見えて面白い。

ツリーハウス!でも、真っ赤になった杉の木!

四ッ小島。もう少し大きく見えるのかと思った。でも、弓なりになった湾の真ん中にちょこんとあるのが、良い。対岸からも同じように4連の島に見えますが、湾の海水浴場からだと1つの島に見えてしまいます。

映えるビーチ、星のビーチ。キャッシュを仕掛けようかと思っていましたが、あやのすけさんが先に仕掛けてしまっていました。キャッシュを仕掛けたというヤシの木がたくさん並ぶ場所で探すの面倒くさいかと思ったら、たまたまコンテナが目に留まりました。ありがたや。

ここで12時を迎えたので、安心してラーメンタイム。当初の予想では1日でキャッシュを仕掛ける予定地20箇所を、巡り切るだけならはムリじゃなくても、現地でどこにどうやって仕掛けるか考えたらちょっとムリだと思っていましたが‥お昼の時点で折返し地点をかなり過ぎているのでコレは達成できそうな予感。

四ッ小島を反対側から。かわいい。

海沿いの神社。ここ小さいけれど、鳥居には厳島神社と書かれています。

道路を挟んで海側には、海に立つ大鳥居‥を期待していましたが、浜に立つ小鳥居でした。でも、これまたなかなか見栄えのする場所で、バカップルがチューをしながらセルフィーしたり、お前ら場所をわきまえろよって感じのところでした。

周防大島から沖家室島(おきかむろじま)へ。なにげに僕の今回の周防大島巡りの目玉のひとつ。沖家室橋を渡り、ループ状のスロープを下っていきます。

沖神室島は、古くから萩藩の船番所や参勤交代の時に九州の大名が宿泊する海本陣としても利用されました。漁業が発展したこともあって明治20年頃には人口3,000人に達したという記録があり、昭和初期にも旅館の他に、造船所、釣針屋、散髪屋などもあり、対岸の佐蓮に住むの人々は「沖家室に行けば何でもそろう」と、わざわざ船で渡ってきたそうです。
現在は2015年の調査で島民137人ほど。過疎化に加えて日本一高齢化が進む町として有名になったこともある島です。

‥と、ここに仕掛けたキャッシュのディスクリプションを書きました。小さい島なのに、なんだか劇的な背景を背負った島のようです。今、その知識ナシにこの島を訪れても歴史的な賑わいなど微塵も感じないただの古ぼけた小さな漁村です。梅の香りに柔らかく包まれる島でした。

防波堤に囲まれてほとんど波の立たないプールのような入江でスタンドアップパドルサーフィンを楽しむ人。いいなぁ。これ、完全にプライベートエリア化されていて最高に楽しそう。

ハンドメイド感が滲み出る、夕日の丘展望台。鐘はなかなか余韻を伴う良い音がしますので、訪れたら是非鳴らしてみてください。

四岩合わせ奇岩のひとつ、立岩観音。ここはあやのすけさんの新作キャッシュが先日公開されたので、僕がFTFを‥ん、キャッシュの情報ページにスポイラー写真が、ない!?どうやら申請した後の挙げ忘れのようです(僕もよくやる)。幸い座標が正確で、それっぽいものがチラリと見えたので程なく発見。

こちらも四岩合わせ奇岩のひとつとなる、巌門。

これで4つの奇岩、全て巡りました。

ここ、侵食された岩の穴に目が行きそうですが、周りの岩壁も面白い。あのような形にくり抜けるにはわけがあって周囲の岩壁は節理が深く刻まれてブロック状になっています。風雨と波にさらされて、弱いところから穿られるように崩れていったのが容易に想像のつく岩の露頭です。

ここもまた、スポイラー写真があるあると言われながらアップロードされていない、しかもコンテナを隠せそうな岩の割れ目は無限にあるような、いろんな意味であるあるなキャッシュでしたが、ジオキャッシャー的シンパシーで無事発見。なんだ、先のキャッシュもここも、スポイラー写真要らないんじゃ‥。

今日の最後の目玉、家房の石風呂。石風呂は以前うらいけさんたちと周防大島を走った際にたまたま別の場所でも見つけました。今回、それがどこにあったのかすっかり忘れてしまっていて、仕方がないので検索して見つかるこちらを紹介するつもりで立ち寄りました。

もともと海辺に多いものですが、農作業の疲れを癒やすためにこのように山間部に作られることもあるとのこと。

外観、土に埋もれたパオみたい。

ちょっとわかりにくいですが、内部の様子。床に焼いたものの跡があります。中でものを焼いて温度を上げ、そこに海藻をかぶせて蒸し風呂にして利用したそうです。

通りすがりの名もない景勝地。三ッ小島って名前で売り出せば良いのに。

またまたときめく節理の海岸の石。パキパキと剥がれるように崩れるやつ。

岬にこれまた手作り感のある神社が。

橋まで戻ってきました。この時点で15時半。本当はここから内陸に少し入っていくつかキャッシュを仕掛けようと思っていました、もうすでにいくつ置いたかもカウントできないくらい仕掛けたので、今回はもう良いか、と本州へ戻ります。

本州側、先の写真とは真反対の側から。帰ってキャッシュの申請をしまくらなくてはならないので、日のあるうちに積み込んで帰りました。

しまなみやとびしまのように島を渡り歩くんじゃなくて、まる1日ひとつの島の中なのに、恐ろしいほどの充実感です。この日、仕掛けたキャッシュは20個。後日このキャッシュ公開されてからキャッシュハンティングに臨む方々、本当に恐ろしく充実した1日が過ごせるのは間違いないので、是非最高のお天気の日に巡って素晴らしい思い出を作ってください。

帰宅してからその後申請作業に6時間かかりました。ものすごいクタクタ感‥。

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