千葉実家帰省 6日目

世間のお盆休みがいつまでかがよくわからないので、念のためTDSへ行くのに首都高がガラガラだった2日前よりも早い時間に家を発ったにも関わらず、どっぷり首都高の渋滞にはまりました。

「箱根彫刻の森美術館」はベタな名前と、自分が平面系の仕事をしていたことから、これまで敬遠していた美術館です。最近になって子ども連れで訪れても子ども達が体当たりで楽しめる大きな作品があることを知って、訪れてみることにしました。

入館してみてビックリ。ご存じの方には今更な話ですが、傾斜地をきれいに整備した園内(<館内というよりは園内)のあちらこちらにゆったりと具象抽象取り混ぜた作品が展示してあります。子どもの遊具になっている大きな作品もあって、子どもだけでなく大人の心もときめきました。プレイスカルプチャー(遊戯彫刻)と呼ぶそうです。

これは子どものためといえる屋内展示。イサムノグチの「オクテトラ」という作品や滑り台・トランポリンなど、見るだけで子どもがウキウキしそうな形状の作品が並んでいます。

今回はこれを目当てに訪れたといってもよいピーター・ピアースの「しゃぼん玉の城」。5角形と6角形を組み合わせてできたポリカーボネート製の球状のユニットをつなげて巨大な四角錐状のお城を作っています。小学生までなら中に入って最上層まで上ったりできます。見た目に美しく、遊んで楽しい作品でした。

「ネットの森」は作品を囲む木のフレームから吊された手編みのニット作品で、ところどころ円形の穴があいていてネットの中を出入りできます。行き止まりになっているところもあって、これ自体が立体迷路になっています。色彩も子ども向けなカラフルな作品で、見た瞬間に「遊びたい!」と思わせる魅力があります。

入館しているお客さんも、年配の夫婦、若いカップル、子どもを連れた家族連れなど、普通の美術館とはちょっと違った客層でした。これまで訪れなかったことを軽く後悔しましたが、天気のよい日に家族と一緒に来て新鮮に楽しめたのはとてもうれしいことです。

沼津で食事をして15時ごろ東名へ。そのまま広島へ向かいます。

伊勢湾岸道の刈谷SAできしめんを食べました。ここの温かいきしめんはお出汁が素敵においしくておすすめ。お台場で乗りそびれた観覧車に乗って、21時に刈谷SA出発。途中で仮眠しながら走って広島に到着したのは午前4時。

本当なら信州方面へ向かってさらに一泊して‥と考えていたのですが、あいにく北へ行くほど天気が悪い予報だったため、東名高速沿いに広島へ帰ることにしました。それにしてもとにかく遊び歩いた帰省でした。ナルキが2歳の昨年までは、ある意味大人のペースで遊びにいけましたが、子どもが大きくなるにつれて子どもが興味を持てるよう訪れるところもどんどん変わっていくのでしょう。それに期待がもてて楽しみに思えるような今回の実家帰省でした。

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