尻痛対策グッズ

自動車でさえ衝突することを前提でクラッシャブルゾーンをつくったりエアバッグなどの安全対策がなされているのに、バイクってどうして転倒前提でつくらないんでしょうか。また、座り心地の悪いシートを付けた自動車が売れるとは思わないのですが、丸1日走って尻が痛くなるようなバイクを作り続けているメーカーさん、ユーザー本意でもう少し移動の道具としてのバイクを考えてもらいたいものです。

残念なことにうちにあるNUDA/セロー/GROMはいずれも長時間着座していると尻が痛くなるという機能が標準装備されています。というわけで、アフターパーツによる尻痛対策について、です。

まず、定番のゲルザブ。
良い点:うちではゲルザブDというタイプを3台に使いまわして使っていました。かなり効果はありますが、決定的に効果が続くわけではなく、尻が痛くなるタイミングが遅くなる、という感じでまる1日走はもちません。
悪い点:見た目的に、いかにも後付け座布団感が否めない。セローに取り付けるのが一番マシな感じ。

埋め込み式ゲルザブ。
良い点:見た目違和感ない。
悪い点:シート加工が必要。うちのGROMのシートに仕込んでいるのですが、なぜかゲルザブDに比べると効果が薄いように思います。ゲルザブ自体が良くても表皮が尻の形に追従してこないような硬さだと効果が薄れるのかもしれません。

メッシュカバー。
良い点:安い。あと意外と効果的。さらに、涼しい。
悪い点:メッシュが細かくてスプリング効果の弱いものだと、体重で潰れてしまって効果がほとんどない。通販で現物確認せずに購入する場合はこの点でちょっとギャンブル。目が荒くて分厚いものが良いけれど、そうなると効果とビジュアル的な面のトレードオフになる。

クッション入りパンツ。
良い点:安くて効果的。バイク側が美的に損なわれない。
悪い点:バイクを降りて歩くと若干出っ尻に見えてしまう。効果はないわけではないけれど、ゲルザブと同じく痛くなるタイミングが遅くなるだけで、痛くなり出してからは効果がほとんどなくなる。

僕が持っているクッションパンツの中身はこうなっています。もともと自転車用なのでサドルとの接地面が補強されている感じです。

エアクッション系。
良い点今のところコレが一番効果ある。1日走っても尻が痛くならない。エアの量をセッティングできる。ワイルドアスという商品が定番だったけれど、最近類似の安い商品が手に入る。
悪い点:これはもう、ビジュアル的にダメでしょう。フワフワした着座感も慣れはしますが、視点が上がる、若干ながら足つきが悪くなるなどの弊害もあります。

GROMに装着してみた例。超後付け座布団感ある。

でも、うちのロングツーリング機材と一緒に使用した時は妙な一体感があって僕は全く問題ないと思っています。見た目どうこう言ってられないような実用性重視の時にはこれ一択だと思います。

というわけで、決定打がいまのところなくて、決定打がないならどれもアリだろうと、GROMにメッシュ、NUDAにゲルザブ、セローにエアクッション、と全部併用しています。

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