NUDA900R MAGURA油圧クラッチシステム

NUDA900R、全般的に乗りやすく扱いやすいのですが、クラッチがやたら重たいのが難点。改善方法としてMAGURAのBMW F800用の油圧クラッチキットが使えるのは乗り始めたころから知っていたのですが、当時6万円近くしたのでさすがにクラッチだけに6万円はないだろう‥とすっかり放っていました。

ところが、tonamigon君が米amazonで購入すると安いよ、とか連絡くれて調べてみたら、日本で買うと5万円のキットが2万5千円くらい。5万円のものが2万5千円お得に買えるなら、残りの2万5千円払っても儲けた分の差し引きでタダみたいなものです(気分的に)。

商品はこちら→Magura Hymec Clutch Systems 2100021(amazon.com)
現時点で262.05ドル+送料。

オーダーして2週間弱で到着しました。

実は今日でNUDAの車検が切れます。が、新型コロナウイルス関連の措置で3月中旬に車検が切れる車両は4月30日まで延長ができるということになっているので、年度が明けて自賠責が安くなる4月以降に車検を通すことにしました。
このクラッチシステムはクラッチカバーを開けて中のリターンスプリングを外す、ということになっています。カバーを外す際、ガスケットが破れてしまったら‥NUDAはパーツがいつ入荷になるかわからない車両なので、本当だったらこの作業は車検後にするのが吉なのですが‥確認作業だけで止められなくなって取り付け作業開始。

もともとF800用なので、クラッチスイッチのケーブルなどはNUDAに合わせたものではありません。でも、短すぎるんじゃなくて長すぎる方で合っていないので、切った貼ったの配線作業をしなくてもなんとかなりそうです。

マスターのリーザーバータンク、パカ。ブレーキフルードなのかと思ったら、ミネラルオイル。オイルジャッキのオイルや自転車の油圧ブレーキのフルードが代用できるということです。

クラッチを動かす側の油圧ピストン部。

クラッチカバーを外すことになるのでオイルが漏れるかどうかの確認。NUDAのやたらと長いレベルゲージを当ててみると、先端はクラッチカバーの下端よりも下のオイルパンに差し込まれるようです。

クラッチワイヤのエンド部のタイコがどうやっても外れないのでライトを当ててじっくりみてみたら、上の方から抑えの爪が出ていました。気がつかずに15分くらい格闘したよ。

クラッチカバー、低トルクで締められている16本のボルトで止められています。最後端のボルト、サイドスタンドとステップのホルダと干渉して抜けません。ホルダを止めているボルトを抜いて位置をずらす必要がありました。

クラッチカバー、パカ。

っと簡単には外れなくて苦労しました。油圧クラッチを取り付けたままで外そうとしていたのですがそれでは外れなくて、油圧クラッチを外してクラッチアクティベーションアームをフリーにしてやらないとカバーが外れないんですね。ガスケットは無事でした。

ガスケットを交換するなら、パーツナンバーは7707906。ハスクバーナ東名横浜で検索かけると2507円でした。

オイルゲージがどこに刺さるのかと思ったら、クラッチ部屋の底に穴が空いていて、そこにゲージが差し込まれる、という構造でした。

シリンダの下側側面にBMWとかROTAXとか書かれています。このエンジン、BMWの車両に積み込まれたROTAX製のエンジンを流用しています。

クラッチカバーの裏側にも。「12」の刻印あるところを見ると、2012年の3月製ということでしょうか。

カバーを外した目的は、クラッチアクティベーションアームのリターンスプリングを外すため。まず、クリップを外します。

アームを少し引き抜いて、リターンスプリングを取り外し。A4で6ページのドイツ語と英語の写真付きマニュアルが付属していたので、ここまではマニュアルを参考にしながら来ることができます。

クラッチカバーを取り付ける際、クラッチのセンターから生えてる半月型の断面をしたクラッチプレッシャーの向きを、上図のような組み付け位置にしてからカバーをはめます。これ、結構重要で、無視すると最後のひと押し込みができません。

カバーを止める16本の取り付け順が決まっています。上図の順番で。締め付けトルクは12Nm。

最後に油圧クラッチのエンド部を車体に取り付けますが、ケーブルの取り回しが純正のケーブルのように通せません。NUDAは隙間の一つ一つまでコンピュータで設計して組み上げていったんだろうな、と思えるくらい、パーツ同士のクリアランスがシビアなつくりになっています。おかげでピストンの付いた油圧クラッチの先端部がワイヤクラッチの通っていた細い穴を通りません。
油圧クラッチならワイヤクラッチのように折り曲げなどの制約はシビアではない‥ということでワイヤリングを変えることも検討しましたが、純正ケーブルの通し方が一番スマートなので結局油圧シリンダを外して配線し直しました。

外した油圧システム。

オイルの補充は外すときに漏れ出したオイルを丁寧に回収してそれを補充することでとりあえず不足せずに済んだのですが、当然エア抜き作業が発生します。このバンジョーボルト、取り付けが9mm。エア抜きボルトは6mm。9mmのスパナは持っていましたが、6mmはさすがに手持ちでありません。それほど力をかける必要はないのでグラインダーで工具自作しようかとも思いましたが、内径3mmのエア抜き用ホースも持っていなかったので、ちょっと買い出しに。

油圧マスターシリンダ部。地味。

スレーブ側。メインフレームの裏になるので、ほぼ隠れます。地味。

というわけで、ドレスアップ効果はゼロに近いです。肝心のクラッチの重さの軽減については‥アホかというくらい軽くクラッチ操作できるようになりました。これはすごい。

クラッチ側でクラッチの繋がる位置の調整と、ハンドル側でレバーの遠さを調整できます。ワイヤの頃と微妙に操作感が変わってしまいましたが、慣れれば全く問題なく使えると思います。超快適。
米amazon価格でもちょっと腰が重い価格ではありますが、本当に欲しいと思っている人にとっては冒頭に書いた通り実質タダみたいなものですから、クラッチが重くてやってられない人は是非。って、NUDAの取り付け方法紹介してもさすがに需要が少なすぎますね‥。

4 Comments

ふじたに まこと

昨年TDM900を手に入れました今後のためにTDMの資料もどこかにアーカイブしておいてくれませんか?頼みます! お願いしますよ、ぶがくん!

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齊藤

この油圧クラッチ、気になってます。390Dukeを油圧クラッチ化しようかと思いまして(^◇^;)

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中川原

はじめまして
マグラいいですよね。
諸般の事情で、メルアドに返信ください。
すいません。

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