ムスコの社会見学を兼ねて、東京のよくテレビなどで出てくるところへ行ってみよう!ということで東京都心部の観光に朝から出かけました。
まずは東京駅から。
東京駅丸の内の赤煉瓦駅舎は大正3年建造の国の重要文化財だそうです。
駅前はものすごく綺麗に整備されて広々としていました。駅舎そのものは圧倒的な存在感ですが、丸の内は周囲に四角いビルが立ち並んでいるので、もうこの建物自体が特殊に見えてしまうのは否めません。
東京オリンピックを前に、開催日を秒単位でカウントダウンするタイマーが設置されていました。けれど‥ここに置いてそこまで人の目に触れるもの?あ、年明け箱根駅伝があるのか。
東京駅前、周囲を囲むビルが高すぎて、日が昇ってもしばらくは日陰というのがとても残念。
おまけにビル風、というかビルの谷間を吹き抜ける風が強い。
丸ビルの地下のトイレを借りたところで妻が「化石あるかな?」と大理石の壁を覗き込みはじめました。
お。
おお。
おおおおおおお。いくらでも見つかる‥。丸ビルの地下1階のトイレの前で壁をくまなく見つめて大騒ぎする家族‥通りすがりのおじさんも釣られて見ていました。
皇居へ向かいます。お堀に写り込んだパレスホテル、CGのブラー処理かと思うくらいの綺麗さ。
空気がひんやりしているおかげで風景もくっきりと見える感じ。
いろんなところに史跡があるのが面白いです。江戸城は隙間なく寄せられた石垣のクオリティがすごい。
外人は多いですが、日本人の家族がクリスマス明けにくるところじゃないですね、皇居前。
空、超綺麗。
二重橋とか、小学生のころはとバスに乗って来たのと、あともう1回くらいしかないんじゃないかな。子どもたちの思い出にも残ってくれればと思って来てみました。
絵葉書的なクオリティの空です。
桜田門の石垣も見事で、妻が「壁紙に撮っとこ」というので真似して何枚か撮ってみました。
反時計回りに皇居の周りをランナーがあとからあとからやってきます。僕も50mほど皇居ランしておきました。
桜田門を抜けて国会議事堂へ。
こういう象徴的な建物をみた、という思い出は、ずっと記憶に残るんじゃないかな。
さらに親が飛ぶとか。
首が切れるとか。
これ以上ないくらい天気いいから、国会議事堂はこれ以上の見た目で思い出の上塗りはできないな。
地下鉄で表参道へ。僕の希望で、家族で歩いてみたくて。
アップルストア前の陸橋、これまでみたことがないくらい、ボロボロにも程がある状態なんですが、なんなんでしょうか。養生テープなんかで補修していたりして。新手のアートなんでしょうか。
「原宿で、クレープとタピオカ」という子どもたちの希望で、竹下通りw
僕らの世代だと原宿というと「クレープ」「アイドル生写真」「チーズドッグ」、ちょっと離れたところで「竹の子族」でしたけれど、竹の子族以外は竹下通りで健在でした。是非次の世代のみなさまにも。
今回竹下口から乗ってしまいましたが、2020年に取り壊しになる古い駅舎をみておけば良かったと今になって後悔。あの普通の家みたいな駅舎が良かったのに、新しい駅舎は四角い建物になってしまうようです。
山手線で新宿へ。都庁の展望台に登ってみます。
外観もさることながら、ホールに入るだけでも広島県庁との差を感じてしまう‥。
20分ほどエレベーター待ちして、通された54階は想像以上に広かった!今日は北展望台が閉鎖、ということで北側が見えないということなのかと思ったら、都庁舎の先端の2本の塔うち北側に登れないということで、南展望台からもほぼ全周囲見渡せます。
見ろ、人が‥というより、高すぎて人単位ではなく車単位で物が見えてきます。
このあとスカイツリーへ行って夕焼けから夜景までの時間を‥と思っていましたが、この時間から行くと希望の時間に登れなそうなので、今日はここから昼から夜へ移りゆく東京の時間を楽しむことにしました。
明治神宮の森。新国立競技場もできれば行ってみようと思っていたのですが、ここから見えましたw
この日は遠くに房総の山並みまで見渡せました。
南側。
展望台の中央の土産物屋の床は東京の中心地の地図のプリント。
ここに置かれている草間彌生柄の「都庁おもいでピアノ」は誰でも5分以内で弾いて良いということで、演奏者が10人くらいで列を作っていました。ここで週末演奏する、となるとちょっと敷居が高いですね。
朝、電車に乗っていると想像よりも大きな富士山が見えたので、ここからも‥と期待していたのに夕方は富士山方面にだけ雲が出てしまいました。夕日が建物の海の屋根に反射して光の帯を作っています。すごいなぁ、東京。
夕方の光になってきましたが、残念ながら空も焼けずに淡々と日が暮れていきます‥。
街の灯が点り始め、中央公園にも幻想的な光が‥携帯、明るさを補正しすぎ。
昔こんな写真を撮った覚えがあるので、何十年か前にここを歩いていたんだろうなぁ。
帰りの我孫子駅の乗り継ぎで、15分ほど時間が取れたので、駅のホームの立ち食いそば「弥生軒」に立ち寄りました。我孫子駅だけでなく天王台駅のホームにも弥生軒があって子供の頃から馴染んでいたので、駅のホームに立ち食いそば屋があることに全く違和感を感じていませんでしたが、よくよく他の駅と照らし合わせて考えてみるとKioskじゃなくてそば屋がホームにあるというのは珍しいことですね。
ここの名物はなんといっても唐揚げそば。鳥の唐揚げが超巨大で2個載せすると、
本当に麺が見えなくなるくらいのボリューム。
これを15分で平らげるのはなかなかのフードファイト。ひとつムスコに食べさせました。
この店は山下清さんが働いていた店としても有名です。地元にいた頃はなんとも思っていなかったのですが、地方に行けばこそ感じる価値観。広島の宮島もうちの場合身近で当たり前な存在ですが、この土地を離れると価値が跳ね上がるのでしょう。
僕自身、東京から広島へ越して16年ほど経ちますが、その間に随分東京も変わってしまいましたし、年に1度実家へ帰る程度ではその変化のスピードについていけていません。なので、たまに街に出るといろいろ新鮮な面もありますが、今回のように昔とあんまり変わらないところを歩いてみるのも大事だと思うのです。新宿大ガードも行っておけがよかったな。
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