SEROW 阿蘇1泊2日ツーリングの2日目

2日目の朝。

まだ薄暗いのにカメラの夜景モードは周囲の様子を明るく拾いますね。肉眼では暗くてよく見えなかった中岳、噴煙出てる‥。

朝焼けを拝むのに、坊中あたりの一番東の右コーナーで、って思っていたのに‥

噴煙が丁度日の昇る方向へ流れて拡散しているので‥もう少し山を登って西へ移動。

山の中腹、雲海をつくる雲と同じような高さ。

空が桃色に染まり始め‥

火口の上空も幻想的な空に変わってきました。

良い朝焼け。なんといっても空が抜群に広いのです。

噴煙は空に大きなトンネルを作っていました。わーすごーい、とか長閑なことを行っている場合じゃないくらいのものすごい煙の量で、途中から噴煙の塊が崩れてかなり広く拡散している様子でした。

30年くらい前に初めて阿蘇ツーリングへ訪れたときに、一緒に走ってきた彼女がこの山の前でジャンプした写真がとてもよく撮れていたので、それ以来馴染みのある山。

あった。これ。山とヒダの形、30年経っても変わってないな。

草千里へ到着。上の駐車場に見慣れない展望台ができていました。

火口側にも大きな展望台が。

広い。いろいろイベントができそう。とりあえず床面のパネルは巨大なあみだくじ。

ここからは朝日を浴びる米塚が、とても綺麗に、とても可愛らしく見えました。

かわいいので、アップ。奥に複雑な山ひだをみせる外輪山の壁。

そして、朝日の昇る右の方を見ると、うおぉ、なんだこりゃ。

日の光を遮りながら、もうもうとものすごい勢いで噴煙が立ち昇っています。距離はあるけれど、結構コワい勢いです。音は全くしませんでした。

草千里はこんなに平和なのに‥。

朝日を浴びる米塚がとても綺麗に見えたので、久しぶりに下野線の方へ下ってみました。

カーブを抜けたとたんにこんなの見えたら、頬が緩みますよ‥。

今は立ち入り禁止になりましたが、40年も前、子供の頃家族旅行で来たときに山頂まで登ったんですよね。多分この山頂付近でポケットカメラを落としたので、今でもどこかに埋まっていることでしょう。

まだまだ朝の時間帯なので、山のひだが美しい。

なんでもないところなんですが、目に飛び込んできた瞬間「いい!」と思った風景。そんな場所がたくさんあります。あり過ぎます。

ちょっと悲しい話。豊肥本線が不通になっているので、新しい橋を架けるための迂回路として、線路を塞いで道を通していました。まだまだあちらこちらで山が崩れていて、地震の被害を植物が隠しつくすにはこれからも相当な時間がかかりそうです。

そのうちのひとつ、ラピュタの道。

山が崩れてから丸3年経つのに、いまだに大きく地肌が丸見えです。

朝6時から開いているガソリンスタンドがなくて、結局内牧まで戻ってしまったので、大観峰側へ上がってまた蛇の道。満を持して、ここで朝ラーです!

あっさり おいしい!じゃなくて、とっても おいしい!

目の前に大観峰やカルデラや蛇の道を見下ろしながらすするラーメンの、なんと美味しいこと!ロケーション、大事。ほんとにそう思った。

展望所に続く道の途中の、V字型の谷間に見える蛇の道も、そこだけが強調された感じの見え方がとても良いです。

電柱をトレースするダートがあったので入ってみました。
今回野宿フル装備でもないのに、ガレの少ないダートを走るのも辛いです。荷物が少ない分、トップケースの中で荷物が大暴れするようです。

どこかへ抜けられる道なのかと期待しましたが‥

ゲートで行き止まり。

短いですが、電柱をたどる道、楽しかったです。

眺めているだけで頭がバカになってしまいそうな風景を離れて、お昼ご飯の集合場所へ向かって北上して森の中を走ります。

集合時間まで1時間ほど時間があったので、昨日も登った草原の山から見える別の草原の山をざっくりと横断している道の入り口に行ってみましたが、ゲートで行き止まり。

道中、道が川になっているところが。九州までツーリングに来てわざわざこんな道走らなくても、とは思うのですが。

こちらも。本来橋だったはずなのに、土砂や倒木で道の下の穴が詰まって溢れた水が川になってしまったようです。

探訪したかった道が通行止め折り返しだったので時間調整がうまく行かず、米が美味しいという蕎麦屋さんに一番のりでした。二番のりはななもさんのロイヤルエンフィールド。これと並ぶとセローでさえ近代的なバイクに見えてしまいます。パーツの取り付け方やつくりが僕らの思うところの一般的なバイクらしい感じがなくて、どちらかというと水道施設やらインフラ系の専用機械みたいな感じを受けます。機能が自然にデザインになっているところがとても良い。

ワラワラと集まってきましたよ。もともとGROM繋がりの人がほとんどですが、なんか第2ステージに突入した感もあります。

一人じゃ敷居を跨がないだろう、というようなサレオツなお店です。TKGが愉しめるザルのセット。噂の米は口に含んだ瞬間に粒が立っているのが伝わって、ご飯を食べる食感そのものが楽しい感じ。卵をかけるのが勿体無いくらい。お蕎麦は昨日食べたものとはタイプが違って、角断面でちゃんと噛んで食べるタイプ。他にも、アマチュアで全国2位という知人が打った、口に含んだ途端に香りを楽しめるタイプのお蕎麦もいただいたことがあります。お蕎麦ってホント、シンプルでとても深い。

お店は開店後あっという間に満席で、駐車場も空き待ちの車が並ぶような状態になってしまったので、「とりあえず三愛」という一声で用意が整った順に皆がバラバラと出発しました。こういう準備ができた最後の人まで待たずに各自が目的地に向かっていく群れない集団、いいですね。

みなさんは荻山へ向かわれるということで、僕はここで離脱。天気も良いし、どうぞ楽しんで!

僕はたぁさんとはしるひとくんに教えてもらった、小萩山稲荷神社へ向かってみました。なんでも、神社はそれなりですが、周囲の草原がすごいとのこと。

たしかに、空へ空へと繋がっていくような草原に挟まれた道をトコトコと登っていくと、阿蘇界隈によくある、ある種の別世界感が‥。

いい。お一人様時間を堪能できる場所。またコーヒー淹れにこよ。

谷を挟んで向かいに、また冒険心を掻き立てる道が見えます。

噴煙ののぼる中岳と外輪山のスケールを考えると、改めて阿蘇って超巨大な火山なんだと思います。過去の噴火では、

阿蘇山は30万年前から9万年前の間に大噴火が4回あったんだ。とくに4回目が一番大きな噴火で、火砕流は1日で九州の鹿児島県をのぞく全域を襲い、火山灰は日本列島だけでなく韓国でも降って、北海道東部でも10cm以上積もっている(※国土地理院資料)。旧石器人が住んでいたら壊滅的な状況になったと考えられている。

地形や地質面白知識より

とのことですから、ホント、マジ凄い山。

道・草・空・雲 以上。夏のある1日の思い出。最高です。

他にバイク、全然会いませんからね。自分だけの時間を過ごすのにとてもお勧めしたい。

肝心の神社。完全に周囲の環境に気圧されている存在感。

谷を挟んで向かいの道へのアプローチ。

残念ながらゲートで通行止め。

でも、そこから見える風景も旅のおかずには十分美味しい風景です。

あちらも、

こちらも。広く阿蘇、九重界隈を満喫できます。

懲りずにさらに別の道。

これも通り抜けできずにゲート通行止め。

振り返るとまたここもすばらしい風景‥掘り下げても掘り下げても、毎回新しい発見がある。これがまた季節や時間帯によってまた違った楽しみになる。この界隈、恐ろしいわ。

脱ぎ足りなかったので、もう一風呂。河原に露天風呂がある天ヶ瀬温泉に立ち寄ってみました。こちらは有料のお風呂です。

こんな感じで、ものすごくフリーダム。

ヘルメットを持って入るのを忘れて脱いでしまっても、ひょいとバイクから取れるものすごいパーキングロケーション。

もう、毎度のことになってきたので、オープンエアで脱ぐのも全然恥ずかしくなくなりました。

天ヶ瀬温泉は初めてで、下調べが足りなかったのですが、こちらの神田湯の方が野趣があってよかったな。次はこちらに入ろう。

ジーク・ジオン。

天ヶ瀬から北へ数キロのジオンの滝。滝裏を巡れる上に二段滝、しかも道の駅併設という、名前も含めていろいろキャラ立ての濃い滝でした。

ほぼ来るとき通った深耶馬渓経由の道を通って、るぅさんちへ帰着。ここからさらに3時間か‥。しんどいかと思ってエナジードリンクを飲んで走ったら、途中眠くなることもなく帰着することができました。

またまた思い出深い九州ツーリングでした。もう、この懐の深さ、凄い。生涯かけても遊び尽くせない感があります。

ソロツーリングでは初めて阿蘇から1泊2日で帰る旅でしたが、早朝の時間を有意義に過ごせば1泊2日で結構愉しめることがわかりました。自分の体力の問題もあるしね。手持ちのそれぞれのバイクでそれぞれの楽しみ方、もうしばらく研究してみます。

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