スコープドッグ

10年くらい前からガレージを飾る模型としてスコープドッグをつくりたいな、と思っていました。バンダイから出ているモデルもいろいろあるのですが、2007年にOVAとして制作された「装甲騎兵ボトムズ ペールゼン・ファイルズ」のモデルがプロポーションが良いということでしたので、それを作ることにしました。

不在票が入っていたので郵便局に受け取りに行くと、梱包されていた段ボールから取り出しても箱がでかすぎてトップケースに収まらない‥。

番組を見ながらつくる。最高。

部品点数、多いなぁ。1/20スケールなのでそれなりに大きなモノが出来上がりそうです。

今回塗装なしの素組みでとりあえず作成してみることにしました。というのも、色プラのこのモデル、番組内の指定色に近い色で成型されているということで、無塗装で組んだあと、ウェザリングとマットコートをすることで仕上げてみることにしました。というか、取説にそのような制作方法もオススメですよ、と書いてありました。

でも、さすがにコクピットは塗料で塗装しないとダメかな。後回しにしますけれど。

しばらくぶりにプラモデルを作成するのですが、今回感心したのは「アンダーゲート」という技術。パーツの側面にランナーがくっつくのではなく、パーツの裏側に張り出しをつくって、そこにランナーがくっついています。これなら側面に切り取り痕が残りません。
もともとメッキパーツを切り取りる際、痕を残さずに切り取るために考えられたということですが、これはとても賢い方法ですね。

塗装せずに組むだけですから、3日ほどかけて完成。これだけでもプロポーション的にはカッコイイ。

んで、水転写デカールを貼りまくったところ。ふー、ちょっと休憩。

ウェザリング(汚し塗装)をはじめます。ここで大問題発生!関節部分にシンナーでユルユルに溶いた黒い塗料を流し込んだら、間接部分のパーツがボロボロと崩れてばらばらになってしまいました。最初、そんなに負荷がかかっていたのか?と思いましたが、他の部位でもシンナーを流し込んだとたんに崩れたので、これは只事ではない!と思ってしらべてみたところ‥

関節部分の「Gパーツ」だけABS樹脂でできています。これが原因か‥。

詳しい方の話では、バンダイさんはスチロール樹脂用接着剤でもくっつくABS樹脂を使っているそうなのですが、シンナーに侵されるような樹脂になってしまっているのでしょうか。

取説で推奨されている塗装方法なのに!と憤慨してましたが、よくよく取説を読んでみるとABS樹脂パーツは塗装するな、と書いてありました。小さく。

たまたま持っていたつや消しクリアのスプレーを塗るというより振りかけるように塗布してみると、基本無塗装とは思えないすばらしい仕上がり!これはすごいな、超楽だ。

部分。

シンナーで溶いたマットブラックを流し込んだ墨入れをして、銀と焼鉄色のドライブラシを全体に施した後、砂とも錆ともつかない色の塗料を軽くドライブラシしています。

想定される使用方法をイメージしながら、洗車も整備もしないバイクの状態を意識してウェザリングしていきました。

基本、ベース部分は無塗装とはホント思えない仕上がり。

バラバラになってしまったパーツを取り外して、マニュアルから部品番号を調べてバンダイにオーダーすることにしました。1パーツ40円のバラ売り。ちりも積もって900円ほどになりました。

いやー、かっこいいのにすぐ飾れないなんて残念。

でも、パーツが届くまでの間にパステルのような粉系のウェザリング素材も調達してきて、色だけでなく物理的なウェザリングも施してみようと思います。

とりあえず楽しかった。

2 Comments

タロスケ

つがたくさんもAT好きだったとは
当時、かなりハマりました。あの暗い感じがよかった。
しかし、つや消しクリア、あなどれませんな~

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