FRP補修

NSR250Rは転倒すると、ある1点に力がかかってしまうのか、シートカウルの着座位置真下あたりにかならず亀裂が入ります。これはもう、持病です。僕の乗っているマシンは91年式のペンタックスカラーのマシンで、このカラーリングで競技をしている人を他に見ないので気に入っているのですが、タマ数も多いマシンではないのでオークション等で外装を手に入れるのはなかなか難しいカラーのマシンでもあります。一応練習用とよそ行き用と2セットカウルを持っていますが、先日よそ行き用が割れてしまったので、FRPで補修ついでに補強することにしました。FRP初挑戦です。

母校の大学には工業デザイン学科があって、そこでは立体造形用にFRPを使っていましたから、工業デザインの先輩方の数々の失敗談だけは耳にしていました。大体の失敗は硬化剤の分量間違えなので、主剤:硬化剤=100:1の分量を秤で計って使おうと思ったのですが、うちのデジタル計量器は1g単位単位なので、硬化剤1gとなるとポリエステル樹脂は100g必要になります。1回でどのくらいの量が必要なのかも初めてなのでわかりませんから、とりあえず100g作ってみましたが、カウルの補修には多すぎました。30gくらいで十分です。

FRP=繊維強化プラスチック ですから繊維の貼りこみが必要となります。今回はロールのテープになっていて切り貼りできるガラス繊維があったのでそれをつかってみました。グラスファイバーでできた布みたいな奴は、できれば触りたくない素材ですものね(<ちくちくして皮下まで刺さってしまう)。このテープ、裏面が弱い粘着質になっているので、載せるだけじゃなくてこのテープだけでもある程度形を整えて貼ることができます。カウルの地は削って出すのがめんどくさかったのと、この方が食いつきが良くなるだろうと思って、ハンダゴテで荒らしてあります。

硬化剤の分量、量ったつもりが間違えていたようで(<撹拌不足かも‥)、予定の時間を過ぎても硬化せず、ダラダラと流れた痕がついてしまいました。一晩置いたらカチンコチンに固まっていましたけどね。
この程度の貼りこみだと、転倒したらまた割れたり剥がれたりしてしまいそうなので、この上にさらにもう1層FRPの層を重ねてみます。

2 Comments

てけてけ

僕のシートカウルも このファイバーテープで 補修をやってます
が、僕はFRPではなくてプラリペア使ってるので 費用がかかって大変ですし 

転倒マニアの僕の場合

転倒して また同じところを割ってしまうと このファイバーテープが障害になって 直すのが大変です 

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つがたく

>てけさん
あー、確かにまた割れたらひどいことになるなぁ。
ファイバー+プラリペア、ナイスですね。
FRP、イニシャルコストはかかるけど
量はたっぷりあるので心強いです。

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