NUDA900R 転倒。

上の写真、道の奥の方からこっちへ向かって走っている途中のできごと。道幅も十分で緩やかな登り坂。ほぼ直線と言って良い道で転倒なんて‥と思うような道です。鹿とぶつかりました。右手から飛び出してきて少し並走したあと突然左に向きを変えた大きな雌鹿の横腹にNUDAのフロントタイヤが突っ込んで、あとはどうにもしようがありませんでした。

腹下がよく見えますね。のんびりと写真を撮っているのは体が痛くて車体をすぐに起こせなかったのと、フロントタイヤが側溝を乗り越えているので、起こしてもなんともしようがないと思ったからです。

鹿に触れてもいないはずの左側面に獣毛。車体のあちらこちらと、付近の路面に獣毛が散らばっていました。

側溝に片足を突っ込んで起こすことになってしまって力がかけ辛かったのですが、なんとかひとりで車体を起こすところまではできました。が、この先フロントタイヤが側溝にハマるとまた面倒臭いことになりそうなので、さてどうしたもんか。

最初にヒットしたのは右フロントフォークだったようで、フェンダーが割れて鹿の毛が挟まっていました。

フロントタイヤが動いて側溝へ落ちないようにブレーキレバーを握っていましたが、いつもより握りが深い。オイルラインが切れてる?と疑いましたが、レバーが曲がってしまっただけのようです。

散らばったパーツを回収に‥わざとらしいくらいに綺麗に割れてる。

10mちょっと滑走しました。どちらかというと緩い左コーナーなのに、転んだのは右側でした。

ここから8kmほど先の集合場所に朝6時30分に集合のところを、6時前に到着するペースで出てきたものだからとても寒い中を走ってきました。ここも結構寒かったのでせっかくですから持参したカップラーメンを食べようと湯を沸かし、同行する予定だったあやのすけさんに連絡を取って待ちました。側溝を乗り越えたフロントタイヤ、体も痛むしひとりでなんともしようがありませんからお力をお借りします。

右手の森の中からは、複数匹の動物の鳴き声が聞こえてきます。鹿、大丈夫かなぁ。

今日同行する予定だったあやのすけさんも集合場所に30分前に到着するペースで走っていたようで、集合場所からこちらまで来ていただく待ち時間はラーメンできるまでの間で済みました。この方も、ワクワクすると朝目が覚めてしまうタイプ。

何を思ったか、あやのすけさんもお湯を沸かし始めました。まぁ、朝早いし焦ってもしょうがないし。

突然道端で始まるラーメンタイム。でも、こういう場所で食べられるの、本当にありがたいなぁ、カップラーメン。

僕は脇腹が痛くて力が入らなくて、あやのすけさんひとりでNUDAのフロントタイヤを持ち上げて乗り越えるというのも厳しいので、側溝を橋渡しできるものはないか‥とラーメン片手に散策した結果、グレーチングの蓋を橋渡しにすれば良いんじゃないか、ということで外してもらっています。かなり重たい!けど、僕は脇腹が痛くて全然力添えできませんでした。

そして、こうだ!

脱出。

エンジン問題なし。ブレーキラインも問題なし。ハンドルがむちゃくちゃに曲がっていますが、ハンドルバーが曲がったわけじゃなくてハンドルポストのラバーマウントのところで曲がっているだけです。自走可能のようでしたので、ここから数分の志和インターまであやのすけさんにお付き合いいただいて、無事に走れるのを確認してお別れしました。

オートレーサーのハンドルみたいになっているのですが、高速走行を走ってもブレもなく、車体そのものは全く問題ないようです。

無事帰着。タイヤとリムの間に挟まった獣毛、抜けていませんでした。

革パンを履いて、たまたま胸部プロテクターまでつけたフル装備だったこともあってか、身体はむちゃくちゃ酷いことにはなりませんでしたが、右手首の捻挫と、転んだ際に右肩から落ちて、自分のヒジで肋骨を押し込んでヒビでも入った模様(腕は全く平気)。今現在湿布を貼って安静にしています。

今日の件の教訓は、野生動物を見たら何はなくとも可能な限り減速。相手の動きが読めないので、それ以外しようがないです。

これからオンシーズンになるというのに、修理の日々がはじまるのかしら。とりあえず身体治さなくちゃ。

2 Comments

カントク

いつも楽しい絵をありがとうございます
あたしももう少し頑張ります 藁

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