GROM ラバーグリップ・スーパー

うちのGROMとセローには、それぞれホンダ純正・ヤマハ純正のグリップヒーターを取り付けていますが、どちらも熱対策なのか少々ツルツルした素材を使っていて、グリップを握った時の握り心地が今ひとつ気持ちよくありません。特にホンダのものがひどい。この両メーカーの純正グリップヒーターのウリは電熱ヒーター内蔵でもグリップ径がノーマルとほとんど変わらないというところにあるので、これを失わずになんとかできないものかと、ラバーグリップ・スーパーという熱収縮するゴムチューブを使ってグリップ感の改善に取り組んでみました。

この手のものを裁断するときは、サークルカッターやこの手の回転刃で切断するタイプの裁断機があると切り口が綺麗に加工できます。

加工前のGROMのグリップ。テラテラした見た目通りのスベスベしたグリップ感。

10cmの長さに裁断したものでとりあえず全面巻きしてみます。収縮前の内径35mmのチューブなので、問題なくグリップに差し込めます。

ヒートガンの設定温度を300度にして温風にあてると、熱収縮チューブのように縮んでいきます。これでゴム感失わない素材というのが面白い。

うん、握り心地、というかツルツルした感じは十分改善されました。

翌日通勤に使ってみると‥わずかに太くなった径が気になる。本当に慣れてしまえば問題ない程度の太さなのですが、グリップ感と操作性って、それぞれ排他的な選択なんでしょうか。もうちょっと改善できないもんか‥。

そこで、中指がかかる程度のところでカットしてみました。グリップって薬指と小指はほとんど握る力に参加していないですものね。

さらに翌日通勤で使ってみると‥これだと斜めカットの向きが逆でした。力がかかっていないと思っていた薬指の腹はグリップ感ある方が握り心地は良いみたいです。

そこで、一旦剥がしてあらためてカットしたものをつけ直してみます。

これなら握ったときのグリップ感も悪くなく、手の腹に感じる太さもほとんど気になりません。触れたり擦れたりする頻度の高いパーツなので、切り口の耐久性がどうか、というところですね。

セローはGROMよりも長い時間走ることがあるので、アクセル側はスロットルロッカーというアクセル開度を維持できるアダプターを普段から取り付けて使っていました。

耐久性がワンシーズンだとしても、これで改善するなら安いものです。

釣り竿のグリップの改善に使われるもののようですが、径が細いと思っているものを少しだけ太くしたい場合などにも使えます。ハンドルバーのアクセサリを取り付けるのにゴム巻きしているようなところとか。熱収縮チューブのように絶縁や水の流入の防止にも。他にも使えるところないかな‥。

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