新婚旅 2日目

朝は早いうちから再びバイクで京都市街の西本願寺へ。朝6時から拝観することができます。門に吊してあった灯籠の龍の顔がお茶目。

御影堂が平成の大修復中で、親鸞聖人の像はお隣の阿弥陀堂に一時避難中でした。
広い内部空間をもつ阿弥陀堂の奥に祭られた親鸞聖人や阿弥陀像のまわりは豪華絢爛。昔の人が極楽浄土と見間違うのも納得できる黒と金のピカピカな世界でした。

これは西本願寺の唐門。様々など動物が透かし彫りで豪華に掘り抜かれています。国宝です。

次は南禅寺へ。これはお寺の塀でも何でもありませんが、何でもない塀がサマになっているんだよなぁ。

「絶景かな、絶景かな!春の眺めが値千金とは小せえ、小せえ。 己の目には一目万両!」

といえば、石川五右衛門の大見得で有名な南禅寺三門です。正面向かって右側からものすごい急勾配の階段を上って楼へのぼることができます。そこから見える京都の町並みは‥絶景かな‥?

南禅寺の境内には、煉瓦のアーチの架かった「洋」な空間もあります。ほどよい古くささが周囲の「和」の空間を壊さずに同化しようと努めている感じです。

普段眼にしないトンボ。何トンボ?

南禅寺から銀閣寺まで、哲学の道を歩きました。
自分は初めて訪れました。もっとうっそうとした森の中なのかと思ったら、小川の縁に沿った歩道で、ゆっくり歩いても1時間程の気持ちの良い道です。

こんな時に役に立つのがハンディGPS。歩いた軌跡を帰宅後地図上で表示することができます。このあと銀閣寺をみて、市営バスでバイク付近まで戻ったのですが、バス停から少し離れたところにあるバイクの位置まで迷わずに戻ることができました。

で、前日に金閣寺を訪れたので銀閣寺も訪問。
ここには銀沙灘や向月台など、シュールでお洒落で象徴的な被造物が目を惹くところではありますが、なんと言ってもお庭が良かった!苔に落ちる木漏れ日が美しい手の行き届いた庭を巡ると、日本人でよかったなぁ‥日本人って面白いなぁ‥と、日本の良さに気がつくことができますよ。

お昼もすぎたところで、京都名物の湯豆腐を定食で頂きました。目も潤う料理でございます。

お土産購入のために、京都市街の一保堂へ。お茶の専門店です。緑茶・煎茶・番茶・抹茶など、和装の店内にいろんなお茶が用意されています。ごくごく飲めそうなものからグラム数千円のお茶までいろいろ。
このあと折角京都へ来たわけですから、アベックらしく鴨川の川岸を歩いてみたり寝転がってみたりしてみました。

次に北区にある手づくりの金網製品を扱う金網つじさんへ。普通の市街地の中に普通にあって、工房兼店舗をみつけるのは少々難しい。以前バイクに乗っていたという店主さんは人なつこい人で、新作の編み方の網までみせてくれましたが、写真を撮ろうとしたら「まだ公開していないもので‥企業秘密。」とニヤリ笑って撮影を断られました。

さて、このあと夜は奈良まで移動して、東大寺の裏山、若草山山頂まで行きました。昨夏のソロツーリングで訪れて、あんまり素敵なので是非再訪したいと思っていた場所です。

途中で食材を調達して、駐車場から歩いて数分の山頂から南北に長く拡がる奈良の夜景を見下ろしながら調理&食事をしました。11月だというのにこの日も寒くなく、旅行ではなく旅ならでわの素敵な時間を贅沢に堪能しました。

→3日目に続く。

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