冬のハンモック泊

thermoflectという不織布にアルミを蒸着させたものが薄くても保温性が高いという話を見つけたので調達してみました。縁取りもされた厚さ1㎜ほどの毛布のような製品もあるようですが、僕が手に入れたのは手術台に載った患者にかけて低体温にならにならないようにするような用途で使われる耐久性がそれほど高くはないもの。ヤフオクで5袋入り×5パックが1000円(+送料1300円)という品でした。

1枚で大人の全身を覆って余りある大きさなのだけれど、たたむと非常に薄いのでコンパクト。よくあるペラペラなアルミのシートだけのモノとは違って、程々に強さのある不織布を使っているので、1回で使い捨てというようなものでもなさそうです。

大量にあるので、型取りして‥

インナーをつくってみました。作ってみて気が付いたのですが、SPIDIのライディングジャケットのインナーでアルミ蒸着タイプ、持ってたわ‥。

さて、この日は明け方の気温0度の予報です。庭にヘネシーハンモックを吊って、寒さに耐えられないようなら自宅に避難しようというつもりでサーモフレクトの上にエアマットとシュラフ、シュラフの中にもサーモフレクト、シュラフの上にもサーモフレクト、とサーモフレクト3枚づかいで寝てみました。驚いたことに服装も厳冬期用ウェアじゃなくて程々の装備でも、結果明け方までぐっすり。起きた時点のハンモック内の気温4度、外気温2度でした。

サーモフレクトをセットする関係で、サイドジップタイプのヘネシーハンモックを使いました。底が開くクラッシックタイプだときれいにセットして寝るのはやや難しいかもしれません。

途中、気温5度の時点でシュラフから露出している顔が冷たくて目が覚めたので、サーモフレクトを引き上げて顔の前にドームを作って覆ったら落ち着きました。明け方サーモフレクトの内側が結露していましたけど。

風のない夜だったからしのげたというのはあるにしても、上の写真の量の装備で真冬の気温でも朝まで眠れてしまうのはちょっと驚きです。毎度思うのは明け方は4時が寒さの峠のように思います。あ、これは夏場の話なのかな?今回も4時に目が覚めることを見越して21時には宿泊体制に入りましたが、それなら7時間近くは眠れます。十分な睡眠時間を確保するためにも、こういう宿泊のときは22時には眠りに就くようにしなくてはなりません。

使ったシュラフはモンベルのダウンハガー#3。このシュラフはハンモック内でカバーをかけずに使うのであれば快適気温は10度くらいです。今年のGWの阿蘇で、明け方5度の朝は寒さが厳しくてシュラフをキャンプ場でお借りした厚手の毛布でくるみました。今回はそれよりも気温は低かったわけですから、ウェアをもう少し温かいものにすれば平野部の真冬の宿泊は問題がなくなるかもしれません。テント泊なら外気温がもう数度低くても大丈夫そう。

この機材がどれだけコンパクトかというと、ツアーシェルケースにすべて収めても、蓋のふくらみの分はまだ荷物が入る余裕があるというほど。すごい。

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