セローで夏の九州ツーリング!冬にセローを購入以来、この日をものすごくものすごく待ちわびました!今回フル装備のつもりでしたが、バイクでの宿泊は1泊だし、夏なのでGWよりも多少荷物が少なくなった結果、トップケースの北半球はスカスカ、かなり余裕のある積載です。
金曜日の夕方出発して、平坦地はクルコンを使用して80km/hのペースを保って山陽自動車道を九州へ向かって100km走った時点でのハイエースの燃費。アベレージで14.5km/lという恐ろしい好燃費です。往復のトータルでも13km/l近い燃費でした。この日は車中泊。
翌朝、いつものように青の洞門まで車で移動。
午前6時過ぎに出発です。今回の目的はGWにお世話になったキャンプ地を再訪することと、阿蘇の夏空を写真に収めること。とりあえず湯布院を目指してこれまで走ったことのない道を南下します。
山から雲海が見えたのでそちら方面へ下っていくと、青空の見える道から雲海に突入!という境界がありました。8月だというのに異様に寒くて、カッパを羽織った上にグリップヒーターまで使う始末。
到着した湯布院の町は雲の下。
長いこと閉鎖されていた狭霧台の展望台が復活していることを事前に知ったので、立ち寄ってみました。僕は湯布院の雲海のヒット率、かなり高めです。大抵朝の早い時間に湯布院へ訪れる時間設定で走ることもありますが、訪れる度に見てるんじゃないかな。
この日は由布岳の天辺が雲に隠れるくらいの高さの低い雲が蓋のようにかぶさる下で、湯布院の町が雲海に隠されている不思議な風景が見られました。
雲の上には青空があるのはわかっているので、曇天気味でもテンションあがるわー。
昨年の5月、GROMミーティングで立ち寄った、狭霧台よりも更に上の展望所。初めてのみなさんと林道を走りましたが、あの時お会いした皆さんは今でも付き合いが続く仲になりました。とても良い思い出で、この場所もとても記憶に残る場所です。
パノラマ。緑に囲まれて、それはもう気持ちのよいところ。
時間とともに、雲海がどんどん晴れてきて街が見えるようになってきました。
長湯温泉へ向かう山中の広域農道を走っている途中でチラリと目に留まった看板。凸ってみます。
ここは結局行き止まりだったり完全に廃道だったりで時間かかった割には結局リバースして元の道へ。道そのものはフラットダートで面白かったけどね。
ガニ湯。男らしさや肝っ玉を試されるお釜。360度完全オープンエアの河川敷の露天風呂。
新しいスタイルで入浴。誰も居なくて良かった‥。
と、思っていたら、家族連れが見物にきたので、お父さんに写真を撮ってもらいました。
そこから阿蘇へ向かう途中に、またふと思い出してダムへ寄りました。ダムカードげと。
2つ目のダムは‥絶賛建築中で、カードを配っている事務所はちょっと離れた竹田市にあるということで諦めました。
この辺りのジオキャッシュは未開拓だったと道の駅に立ち寄り。この日に訪れたい特定の目的地というのは特になかったのですが、ダム巡り&ジオキャッシングをぶっこんでみると、なかなか忙しい感じになってきます。
古墳の近くにジオキャッシュ。国道沿いだというのに知らなかったなぁ。
七ツ森古墳群というところで、文字通り7つの古墳からなるところ。
秋口は彼岸花で覆われるそうです。タイミング合えば是非寄ってみたい。阿蘇の辺りを走っていて彼岸花を見かけたら、立ち寄って見ましょう。
GWに宿泊させていただいたSGさんのお庭に到着です。いつでもどうぞといわれていたお言葉に甘えて泊まらせていただけるか立ち寄ってみたところ、快く「どうぞ」と言っていただきました。幸せですね、楽園です。
GWは寒くて風通しの悪い日当たりの良い場所を探しましたが、夏は全く逆。風の通り道で木陰になるところを探してハンモックを吊りました。標準のフライシートではなく、今回は大型のヘックスフライを持ってきたので、雨が降ってもハンモック本体が濡れることはまずありません。
と、ここで、ルゥさんがモトコンポで大観峰に来ているという情報。連絡を取ると「これから蛇の道にいきます」ということだったので、いらない荷物をハンモックに放り込んで移動!
現地に着きましたが電波の状態が悪くて、どこに居るのかが分かりません。蛇の道を見渡せるココなのか、大観峰なのか、ウロウロしていたら「下に居ます」と連絡が。
蛇の道を下って麓で合流です!
来れば分かる、ジオラマみたいな風景。モトコンポがおもちゃっぽいからそう思うのかもしれないけれど。
夏らしい雲が阿蘇五岳の上にかかっています。あとで写真撮りにいこ。
モトコンポで登れるのか心配でしたが、ルゥさんのモトコンポ、カブ系の4ストエンジンが入っているキメラマシンだそうで、非常に安定して走るのね。
ホーネット250の人とすれ違ったのですが‥この人モトブロガーで、後日見つけたYOUTUBE動画にばっちり僕たちが映っていました(12分40秒あたり)!
この風景が見える場所に行きたい!とルゥさんが言うので、あらためてやって来ました。GoogleMaps上でこの場所には誰がつけたのか「ラピュタもどき」という名前がつけられていました。扇谷展望所というものが以前あったようです。
ものすごい急峻な崖なのに、チェーンのある道が麓に向かって伸びています。少し歩いてみましたがその先は草が茂り過ぎていたので諦めました。
モトコンポ改。とても綺麗に仕上がってる。
ルゥさんとミルクロードで別れて、拾い損ねていたキャッシュを辿りながら中岳へ向かってみることに。
山を降りたところにある一の宮温泉センターで入浴して、受付の強面のおじさんと今晩はキャンプです、とか話をしていると、立派なトマトをくれました。
動きの速い雲が強い日差しを隠しながら、複雑な地形の山に複雑な影を落としています。坊中から中岳へ登るルート。
これだ!この夏空と阿蘇の写真を撮りたかった。
夏の空と阿蘇。
草千里のジオキャッシュ、多分なくなってるんだろうなぁ。
お釜の噴煙。結構轟々と立ち上っていましたが、今日は火口の駐車場まで車が入れたようです。
この写真は震災後のGWに訪れた際の塩井社水源の写真。社殿が崩れて、右の水源池は水が枯れて空っぽになっています。ものすごい衝撃を受けました。
この度再び訪れてみたところ、崩れた社殿はなくなっていましたが水源は復活していました!感動的。
深い緑の水底から渾々と水が湧いています。宅地が近いのですが、とても静かな良いところ。
8月だからマットは要らないだろうと持って来ませんでした。ところが妙に寒いし、ハンモックでは背中がハンモックの生地にぴったりくっついてほぼ外気の温度になってしまうので、これはマットを現地調達しようと、ホームセンターで銀ロールマットを‥と思ったらちょうど良い物を置いてない。しばらく店内をウロウロしてみて、良いもの見つけました。お風呂の保温シート。薄物ですが畳めるので持ち運びにも便利。
薪もいただいて、ひとり宴会の準備完了。
まだ明るいうちから冷えて来たので、早々に着火。いろんな焚き火台やら焚き火道具を調達して試してみましたが、収納性とほとんど放置で火の管理が要らない便利さからユニフレームのチャコスタIIが一番のお気に入り。
雲が出てしまって星空は見られませんでした。ひとりの時間をのんびり。飲んで食って眠くなったら寝る。
夜中、2時に目が覚めて星が見えたのでハンモックから這い出してみると、だんだん天頂の雲が晴れて来てカシオペア座から白鳥座にかけて天の川が肉眼でもはっきり見えます。手持ちのCANON G9XmkIIでなんとか撮れないものかと寒いなか1時間、設定を変えながら100枚くらい撮ってみた結果、まだまだカメラと完全にお友達にはなれませんでしたが天の川っぽい星空の撮影はできました。F2 25秒 ISO1600。
前日購入した保温シートはこんな感じで、寝具の下に敷いて寝ました。長さが120cmなので全身をカバーできませんでしたが、寒い夜を過ごすには十二分に効果を発揮。はみ出した足は寒さを感じたので、足を曲げてシートの上に収まるようにして寝て、朝まで快眠でした。
朝。見晴らしの良い場所まで走っていくと日の出前の朝焼けに間に合わない時間に起きてしまって後悔しましたが、宿泊場所からでも十分幻想的な朝を楽しむことができました。
楽園の朝。本当に楽園。
三脚を持って来ていなかったのですが、昨夜はランタンスタンドと棒状のものに縛り付けられる雲台と薪の端切れを組み合わせて簡易スタンドをつくって星空を撮りました。
ハンモック内は蚊帳を吊るラインに鍵やランタンやサンダルなどいろんなものを吊るしています。
元のフライシートに戻すために、大型のヘックスフライシートを取ったところ。雨が降らず、朝露もおりてこないような夏の暑い日はこのスタイルでもいいかも。
荷物は大した量じゃないのでササっと片付けて出発です。
GWは山肌が野焼きで黄土色だったり黒かったりしていた箱石峠、夏は深い緑一色。
さようなら阿蘇。朝方阿蘇を去るというのは贅沢極まりない感じがしますね。
前日ルゥさんにオススメした、やまなみハイウェイを通らずにミルクロードから三愛レストハウスへ向かう道。広い草原を眺めながら、ボーっと走っているといつの間にか距離が稼げるような道。すれ違う車やバイクはほとんど居ません。
相当数のバイクがこの界隈に居るでしょうに、朝の8時あたりまではほとんど他のバイクに出会うことなく駆けることができます。ムチャクチャ快適に走って、満願寺温泉。川沿い‥というか川に迫り出すようにつくられた露天風呂は対岸の道路から丸見え。GWに来た際は建物の中のお風呂に入りましたが、今回はこちらの露天風呂にチャレンジ!
料金箱に200円を投入して、
入湯。源泉は建物の中のお風呂と同じものだそうです。白濁したガニ湯とちがってこちらは透明のお湯。湯船の底にはなんだかわからない黒っぽい堆積物が溜まっていて、あんまり乱暴に動くとヌルリと堆積物が舞います。
ほぼ川と同じ高さの湯船。割と長湯できる温度。
北上して杖立温泉。初めて来ました。川の両岸に古い温泉街があるのは黒川温泉と同じような雰囲気ですが、こちらの方がひなびているというか、古くなったものを包み隠さずそのままにしている様子。今回はジオキャッシュを拾いに来ましたが、次は入湯してみましょう。
まっすぐ帰らず、ダムカードげと。
ダム湖の作る風景もなんだか馴染みを超えて親しみがわいて来ました。杖立温泉の周りの風景、今まであんまり知りませんでしたが結構良いところが多いです。
ダムカードげと。
ダムカードげと。
最後に、廃道的雰囲気という言葉に惹かれて立ち寄った筑後軌道(鉄道)の跡地。上の写真、キャッシュが仕掛けられているのですが、ジオキャッシャーなら2秒で見つけられますね。
明治時代に作られた石橋。とても丁寧に組まれていて、今でもナイフひとつ刺さる隙間もありません。昔はこの上を鉄道が通っていたようです。回り込んだら上も歩けました。
車に戻る前にむら上食堂でからあげを注文しておいて、車に戻って荷造りして、再びむら上食堂に戻るとちょうど揚げあがっているという流れ。
九州・阿蘇、1泊2日でも十分楽しめました。セローで九州・阿蘇ツーリング、これまで走ったことのない道へ潜り込んでいくことでまたもう一層深いところで阿蘇界隈を楽しめそうです。
さて、余談です。家に帰ったら前日の夜、酔った勢いでポチってしまったNikonのKeyMission80が届いていました。使い方やコンセプトは僕の旅スタイルには最高にマッチした商品なのですが、肝心の画質がどう我慢してもダメなものでしたので、その後1週間で手放しました。携帯のカメラくらいの画質でこのモデルが出れば、間違いなく買います。使い勝手は抜群に良い商品でした。
あかほねさん達のYouTubeに写ってたモトコンポとセローはつがさん達やったんですね!草原の下に穴が空いてる所が
あるんで用心して下さいよ〜
行方不明になっても見つからんですから
、しっかし世間は狭いですね(苦笑)
>中島さま
世の中6人挟めば皆知り合いっていいますけれど、バイク乗りのつながりはもっと少ない人数で繋がっているように思いますねw
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