夏の実家帰省

今夏は千葉の実家へ帰る予定ではなかったのですが、父が倒れて入院したということで急遽「パソコンをどうにかする」「ハーレーをどうにかする」「その他家の片付け」のために実家帰省することになりました。

毎年出発前に撮っている写真(2015年2016年2017年)を見比べると子ども達がどんどん大きくなっていっているのがよく分かります。今年はあんまり気乗りしないのに写真撮るぞ!と誘ったのでムスコの表情がイマイチパッとしていません。

夜通し走って東京へ。海老名SAで夜明け。

今年は金曜の16時半に広島出発で土曜の6時過ぎに東京インター通過です。途中事故渋滞が2箇所あったおかげで週末都心へ向かう渋滞にもしっかりハマってしまいました。

これまでの経験からすると東京インターは朝6時前には通過しないと渋谷の手前辺りまで渋滞に巻き込まれてしまいます。

お互いに譲り合った結果、このような状態で朝まで寝る位置関係はこのように落ち着いたようです。

初日夕方、船橋へ飲みに出ました。夕焼けが抜群に綺麗な日でしたが、全然土地勘のないところなので撮影ポイントがつかめずにもどかしい思い。


みんなでIKEA。用もないのに行くのが楽しいので帰省した折には時間をタップリとってIKEAへ行きます。

暑い夏だったからか、冷感グッズが充実していました。ひんやり枕が気に入ったようなので、うちにお迎えすることになりました。

いつもは子どもたちで奪い合いになっているお絵かきマシンも、この日は割と空いていたので落ち着いて取り組めたようです。

と、届かない‥。

表で縁日のようなものをしていましたが、ムスメに後で聞いたところ今回の帰省で一番の思い出はこのスーパーボールすくいなのだそうです。


左脳の脳梗塞で倒れて右半身の動きと滑舌が悪くなったと聞いていたので、それなりの覚悟をしてリハビリ病院に父の見舞いに来たのですが、なんだか想像をはるかに超える普通さで拍子抜けしました。それでも、健康だったときに比べれば見た目以上に不具合はあって、とてもじゃないけれどもうバイクには乗れないということで、「わしのハーレーをやるよ」と愛車を貰い受けることになりました。


帰省の理由のひとつ、父のハーレーをどうにかするはなし。2013年式のXL1200Cスポーツスター。程度「中の上」で基本的にノーマル。走らせてみましたが機械的な部分は全く問題なく、重たいことを除けば非常に乗り易い。実家の駐車場から駐輪場所まで結構な斜度のスロープを上がったり下りたりする必要があるのですが、70歳を過ぎてハーレーを購入して、この重さのバイクを取り回していたのかと思うとちょっと驚きます。

軽く洗車してみました。メッキパーツが多いので、光る光る。アルミや鉄のパーツの腐食もほとんどありませんし、綺麗なものです。転倒していますが大型のバンパーのおかげで車体の傷も軽微です。

このアングルからみたエンジンだけでもご飯3杯はいけそうです。

車検証によると、装備重量300kg。まさに金属の塊ですね。何にも付属装備のない一番シンプルなスポーツスターでこの重量ですから、他のゴテゴテしたハーレーなんかはどれだけ重たいんだ、って思います。

ハイエースにハーレーだけ積んで帰るなら可能ですが、家族とセローが居るので今回は積んで帰れません。後日飛行機で単身乗り込んで自走で広島まで、ということも考えましたが、かかる手間と時間とお金を考えた結果今回はBAS便で送ろうということになりました。沼南の2りんかんまで自走で持ち込んで、広島の2りんかんまで送ってもらう手続をします。27,000円。2,700円の宅急便を10個送るよりはるかに嵩張る荷物ですから、妥当な額だと思います。


「値段が高くてもいいから美味しいカキ氷が食べたい」という妻の要望もあって、日光の天然氷をカキ氷にして出してくれる手賀沼沿いのカフェに行きました。1時間並びました。

フワフワで生イチゴの載ったカキ氷。家族4人でカキ氷に支払った額、3500円。そういう夏があってもいいよね。


恒例の早朝の東京徘徊。日が昇る時間の浅草の雷門はほとんど誰も居ませんから、交番は目の前ですけれどササっとバイクの写真を撮ることができます。

目的も目的地もなくやってきたので何をしにどこへ行こうかとベイエリアまできて考えてみます。六本木や麻布の大きな通りから1本入った宅地をウロウロして、そこに住んでいる普通の人の生活に触れたのがこれまでの東京徘徊の中では結構面白かったので、今回は白金台のお嬢様でも探してみようと、港区の白金台へ向かってみました。

ところが、オサレな家並みを期待していたのに白金台って少なくとも僕がみて回った範囲ではものすごく普通の宅地なんですね。市井の人の生活が見たかったのでこれはこれで良いのですが、写真を撮るまでもない本当に普通の家が並んでいただけだったので、そのまま通り過ぎて渋谷の手前までやってきました。することがなくなったら、ジオキャッシング。キャッシュを巡っていくことで新しい東京の側面を見せてもらうことに目的を切り替えます。

ほら、青山通りの裏手のヘンなオブジェとか。宅地の中にあるコレとか、普通見ることができないですよ。

青山通りへ抜けたので、ホンダウェルカムプラザ青山に立ち寄ってみました。まだ7時ですから開いてませんが、通りに向かった窓の中には新型の125ccのカブが展示してありました。

向かい合わせに、カモメハンドルの初期型カブ。

神宮球場。

ここまで来て初めて気がついたのですが、神宮といえば国立競技場、国立競技場といえば2020年の東京オリンピックに向けた新国立競技場。ということで、建築中の競技場の近くのキャッシュをゲット。

指先に粒々が表面が触れた瞬間「うげ」ってなったコンテナ。取り出してみたら‥さすが神宮‥。

今年は東京の宅地の普通っぽさが印象強かった朝の東京徘徊でした。広島と違うのは家と家の谷間にスカイツリーやら六本木ヒルズやらが見えるトコロ。


パン作りで夏休みの思い出づくり。

以前はパンをつくったのが一番の思い出でしたが、今年はパン作りの他にも先にあげたスーパーボールとカキ氷が印象深かったムスメ。


中学時代の同級生と数年前からフェイスブックでつながりをもてるようになって、地元に店を出した友達に会いに行きました。35年ぶりの再会です。

平日にもかかわらずみんな住んでいるのはもう地元じゃないのに何人かわざわざ集まってくれました。35年ぶりに人と会うなんて、結構衝撃体験です。中学時代の面影はもちろんありますけれど、みんな一律にアラフィフですからおじさん化著しい。

友達に教えてもらったのですが、地元駅、ファミマの向かいにファミマ。駅を超えた向こう側にもファミマ。何をどうしたらこういうことになるんだろう。


実家に置きっぱなしの荷物の整理をしていたら、古い写真が出てきました。1995年の愛媛ダンロップ杯の集合写真なんて、愛媛大会が始まったばかりの頃じゃないですか。写真に写っている人で現役で選手として闘っている人は僕を含めて2人ですね‥。

これはNSR(MC28)でコーススラロームしていますから、2000年の直前くらい。2番手のBROSはうらいけさんですわ。


広島で見るよりも、朝焼けも夕焼けも綺麗です。良い雲が出ていることが多いです。これは夕焼け。

翌日朝焼けを見に手賀沼へ。山がないので空がものすごく広い!

写真じゃ伝わらないですが、高い雲・低い雲・流れる雲‥といろんな雲が出ている朝で、素晴らしい夜明けでした。

そのまま地元のジオキャッシングへ。石垣が写っていますがここは個人が建てたお城の近くのキャッシュ

セローを持って帰って思ったんですが、GROMでも良かったのでは?とか最初は思いました。でもいざ地元を走ってみると用水路脇のダートだったり、畑の中を走る市道だか私道だか分からない道だったり、セローだから躊躇なく突っ込んでいけるような道が意外と多く見つかります。またキャッシュを仕掛けた知人が、ここは君のセローで仕掛けに来ただろう?と思えるような場所にキャッシュを置いていたりしてくれていて、今回はセローを持って帰ってきて良かったと思いました。

偽装コンテナとか。なかなか手強いw

前日家族と車で走った際に横目にちらりと飛び込んできた階段、この先にも知人がキャッシュを置いてくれていました。

発見。これも偽装してあって、発見したときにはニヤリとするタイプでした。

ラフロード、いくらでも見つかります。完全フラットダートなので走り易い。

宅地の近くの広い水田とその用水路ですがキジの番いが居ました。何年か前にはイタチだかなんだか分からない細長い動物も見ました。結構自然が残っているところです。


5歳児のくせにレタリングするなんて、ムスメすごいじゃないか。

無事退院した祖父に手を振って、帰路につきます。

お盆のUターンがピークを迎えた夜の翌日の日中にスタートです。昨年は14時、今年は10時ごろ出発しましたが、お盆渋滞と呼べるような渋滞に引っかかることなく順調に走ることができました。明るい日中を丸々使ってただひたすら走るというのはもったいないようにも思いますが、明るいと疲労感も少なく眠くもなりにくいので、安全第一で日中走ることを厭わないようにしています。

ただ、12時間以上も車内に居るわけですから、なんだかんだいって退屈。こういう時間でバイクの整備ができればいいのに。ブレーキなんかものすごく丁寧に整備しちゃうぞ。

明るいうちに通るので期待していた富士山の眺望も、山肌にまとうような雲にかくされて、山頂がチラリと見えただけ。

今年もいろんなチャンネルで楽しめた実家帰省でした。あ、家の片づけはほとんどできていません。

 

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