おのみち

尾道を描く写生大会の引率と審査のために、2泊3日で尾道へ行くことになりました。その後の土日で香川のトライジムカーナ第2戦に参戦するため、GROM2台積みで出発です。

今回は尾道の街の中を見回りしている最中に見つけた場所やら写真やらの紹介。

ガウディハウス。名前の由来やらなにやらはこちらに詳しく載っています。急傾斜地の曲線を含んだ10坪の変形の土地に工夫を凝らして立てた住宅。

尾道は地形にあわせて家を建てていった流れで、ヘンテコで魅力的な敷地や建物が沢山見られますが、このガウディハウスは中でも飛び抜けている思います。

今まで入ったことのない傾斜地の路地を見つけては入っていくと、見知らぬ壁やら建物がまだまだ沢山見つかります。

基本的に自転車を想定した路地なのだと思います。ビッグバイクで入り込むと絶対後悔します。

入ってくれるな、と主張しまくってる凶悪なバリケード。急傾斜地に建っている建物が多いので、斜面の一段上の道が屋根の高さと同じになっている箇所が多いのです。

自転車を押して登れるようになっているスロープが階段についていることが多いおかげで、相当深いところまでバイクでも入り込めます。

下り階段は要注意です。安易に降りると帰ってこられなくなる場合があります。ここも歩いて先に抜けられないか下見しましたが、すり鉢の底に階段が何本も繋がっているところで、降りたら登れなくなるところでした。

尾道行脚ももう何年にもなりますので、残された道は過酷な道なことが多い‥この先も階段で、GROMで戻るにもタイヤを半分道から落としたり持ち上げたりしながらのUターン。

山側の最深部で郵便バイクとこんにちは。この先はバイクで進めないので、局員さんは階段を歩いて配達して回っていました。急カーブの路地を走り回るせいか、ボックスの角は擦り傷だらけです。

ここも階段行き止まり‥でしたが、なんとかGROMでも降りられそう。下見したら舗装道路へ抜けられる道だったので降りてみました。

ハンドルを右に切ってフロントタイヤを縁石に押し付けていないと、ギアをローに入れていても車体が動いてスタンドが外れてしまうような傾斜。この上のもっと急な斜面は着座で降りていたら前転するかと思いました。

沿岸部で対岸の向島の造船所を描いているのを見て‥これだけ横長な風景だと海なり空なりが間延びして描きにくいだろう?と思ったので撮ってみた僕なりの逃げ構図。

目の前の尾道水道を、カタマラン(双胴艇)がゆっくりと往きます。どうやったら平日カタマランでゆっくりと尾道水道を流せる生活ができるようになるんだろう。

バイクを降りて歩いてみます。千光寺へ登るロープウェー乗り場の近くに「猫の細道」という小径があります。

緑の深い道に古い家屋を改装してつくったお店やギャラリーが並んでいて、短い坂道なのですがとても雰囲気がよいところです。

ひとつひとつ門をたたいてみたいところ。

雨降ったらどうするんだろう、みたいな屋外ギャラリー。

小径の名前の通り猫も居ます。今年は尾道全体的に猫が少なかったように思います。

宿舎へ戻るのに細い道をガンガン走ってみたところ、先日の豪雨が原因かどうか分かりませんが崩れた箇所が2箇所。手前はGROMでも乗り越えられそうでしたが‥

奥はノコギリがないと無理。携帯しなくちゃいけないなぁ、ノコギリ。

以前、「三原の南にある筆影山からの朝焼けが素晴らしい」と何かで見たことがあって、機会があったら明け方に行ってみたかったのですが、早起きできたので登ってみました。過去に来たことのある山でした。

残念ながら雲のない霞のかかった朝で、朝焼けもぼんやりしたものでしたが、島が折り重なる海景は素晴らしい!

日が昇ってからもしばらく楽しめました。海、というか水のある風景はいろんな表情が楽しめて良いですね。家を建てる場所選びの条件の優先順位高くしておくべきだったと今でも後悔しています。

遊びで行っているわけじゃないので、審査の仕事もちゃんとしましたよ。今年は力作ぞろいで最終選考に残った6枚はどれが大賞をとってもおかしくない出来栄えでした。

瀬戸大橋を渡って香川県へ向かいますが、この日は金曜日なので休日または平日深夜割引狙いで夜が明けるまでどこかで時間を取ることにします。

平野部で車中泊は無理な気温なので、ハンモックを持参していますが、明るい時間に堂々と吊るのもどうかと思うので、飲みながら刀語を見たりして。

日が落ちて暗くなり始めた頃、ハンモックを吊りました。

Tシャツ半ズボンで、シュラフもなにも必要も持ち込む必要がないお気楽就寝です。とはいっても風のない夜で夜半まで空気が暑くて、スースーするボディタオル身体を何度か拭いて暑さを誤魔化しながら過ごしました。何度か目覚めましたが1時を過ぎたあたりから寝やすい気温になったのでそのまま朝まで熟睡。

3日間毎日無茶苦茶な暑さでしたが何とかクリアです。続く週末の2日間は、灼熱のトライジムカーナ第2戦と前日練習会。毎年の事ながら迎えるのが不安な大人の夏の運動会です。

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