GROM 春の阿蘇2018 3日目

3日目が明けました。コーヒーセットを持って、曇り空の夜明けの時間に近所を散策です。前日気になった高台の展望台のようなところへ行こうとしたら、部外者進入禁止な地域の中でした。

地元の方からいただいた情報によりますと、阿蘇地域の牧草地は組合の入会権がないと基本的に立ち入ってはいけないということでした。単に私有地であるから、という理由だけでなく放牧牛の感染症予防が大きいとのことで、病原菌を持ち込まない・持ち出さないためにも僕たち一人ひとりが気をつけなくてはいけません。僕も知らずに立ち入っていましたが、これからは控えようと思います。

この日も雲海なし。

この日は時折雨がぱらつき始めるような朝でした。

テント前のたんぽぽの園はひと晩で綿毛が一気に開いて、もこもこの数が倍増していました。

雨が降り始めた時点で一気に片付けを進めて、パッキングが終わったところ。先に片付いたので管理人のSGさんと軒下でお話。

ここはもともとキャンプ場が近隣になかったので、その昔にご自身で樹を買って来たりしてキャンプ場として使えるようにつくられたのだそうです。多いときは500人もの人が訪れることもありましたが、SGさんが体調を崩されて営業が難しくなったので数年前に畳んだとのこと。それでもたまに僕のようにキャンプ場だと思って人がやってくることがあるので、年間数人程度は受け入れているとのことでした。

これからも泊めさせていただけるかと伺ってみました。ここは個人の庭ですし、SGさんの生活もありますから、積極的にどうぞとは言いづらいですが、少人数で来られるなら‥ということでしたので、ご迷惑にならない程度にこれからもお伺いさせてくださいとお願いすることができました。

泊地を出発する頃はまだ雨がぱらつきそうな空でしたが、北へ向かうと青空が見えてきました!道の駅で蕎麦ソフトと並んで売られていたキャベツソフト(右下)。後味がキャベツ。の芯。

そのまままっすぐ長湯温泉の河川敷にあるガニ湯へ。橋の下にあった脱衣場の棚がなくなっていましたよ。

入湯。天気も最高に良くなって、大勝利だ!

ここはもともと炭酸泉として有名なところだったようですが、今は炭酸っ気が全くありません。

そこで近くの七里田温泉の炭酸がすごいです!という情報をいただいたので寄ってみました。七里田温泉、下の湯500円。

鍵をもらって離れの建物へ歩いていきます。6人ほどでいっぱいになる狭い浴槽に体を漬けるとあっという間に全身が泡だらけになります。これは面白い!ぬる湯なので長い時間でも入って入られそう。炭酸ガスが低いところにたまるので、寝そべり禁止。換気扇は低い位置に取り付けてありました。

天気が完全に回復したので、大草原の山へ今度は3台で足を運んでみます。

登っている途中で現地のガイドの方とお会いしました。この先のバイクで入っても良い範囲を詳しく伺うことができたので安心して突入です。

山頂までもう一息。

大草原に息を飲む彦衛門さん。ここは晴れていれば誰もが圧倒されることでしょう。

下っていく姿の後ろに広がる風景が山のように見えますが、実はあちらはほとんど平面で、こっちがものすごい坂道になっている、というのは昨日と同じ。

お昼時なので毎年立ち寄っているお蕎麦屋さんへ。

お店の名前を冠したセットは売り切れてしまっていたので、天ざる蕎麦を頼みました。

ここで席に着くまで30分ほど待ちましたし、その後も料理が出てくるまで超スローフードな感じで、その間じわじわとこの数日で溜まり続けたけた疲労感に心が気付き始めてきました。もういいや、帰ろう。

まっすぐ青の洞門まで戻ってきて、むら上食堂さんでお土産の唐揚げを待つ間にバイクを積み込みます。

過去にGROMを3台積んだ経験はありますが、実際にこの3台は積んでみないと積めるかどうかわかりませんでした。両サイドに積んだGROMの内側になるウインカーを外してやることで真ん中に3台目を積むことができました。

青の洞門を爽快に抜けて帰路につきますよ。

昨年GROMで初めて阿蘇を訪れて、期待を裏切る楽しさに驚きました。今まで走ったことのない道や風景が次々と見つかるのです。今年もそれを期待して訪れましたが、期待をはるかに裏切る道や風景が見つかって、またまた大満足な阿蘇ツーリングになりました。本当に奥深い、阿蘇とその界隈。

前回唯一不満だったGROMの4速ミッションも、帰宅後すぐに5速化して1年、やっと阿蘇を5速ミッションのGROMで走ることができました。全く不満なく走ることができました。楽しくて仕方がない。充実しすぎてもう翌日から社会人復帰できるかが心配になるくらいの、濃厚な阿蘇体験でした。

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