続けている人の道

先日ホワイト餃子を食べに行ったら、店内の壁にテレビ新広島のアナウンサー、バーゲル・ルミさんのサイン入り色紙が写真と共に飾られていました。珍しい名前ですから、もしかしたら、と思って調べてみたら、ルミさんのお姉さんは美大進学予備校で教えていた頃の僕の生徒。当時の保護者面談でお母さんの体に半身を隠すようについてきていた少女がルミさんだったわけですね。

そのお姉さんの名前を調べてみると、日本画家としてAll About Japanに名前が掲載されていました。そこからどんな人が日本画家として名前を連ねているのかと都道府県別のリストを見てみると、大学時代の同級生や先輩後輩、予備校の生徒たちの名前がたくさん見つかります。あー、みんな絵を描き続けているんだなぁ‥と10年間筆を持っていない僕としては惜しみない拍手を送りたいです。

同級生は創画会の会員になり、教え子も昔と変わらないちょっとヘンテコな視点で絵を描き続けています。それぞれの人の生きる道は、この世に生まれたときはどの方向へも進めますが、成長するにつれてウニのとげのように放射状にどんどん広がって離れていくと思うのです。僕なんかはかなり迷走した人生ではありますが、絵を描き続けている皆さんとは違う向きにずいぶんと伸びてしまったものだなぁ‥と良いか悪いかという話とは別のところで感慨深いものがありました。

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