東京出張+α 3日目

上野の朝です。新鮮です。
今でこそ深夜営業の飲食店やカラオケなど、屋根の下でリーズナブルに夜を明かそうと思えばいくらでも選択肢がありますが、その昔僕が大学生のころは朝まで営業しているお店で寝ることができて、しかもリーズナブルとなるとオールナイト営業している映画館というのが定番(?)でした。実は昨晩も昔を懐かしんで上野のオークラ劇場で夜を明かすか‥とも思いましたが、こういうところがハッテン場だということを知らずによく声をかけられた思い出があるので止めておきました。よくよく考えたらそれも20年も昔の話ですから、この年齢になってしまえば声をかけられるということもないのでしょうか‥?

上野はいろいろな意味で思い出いっぱいの街です。
不忍池の蓮田の枯れ具合が、また不思議な味のする昔を思い起こしてくれます。

空は霜降り肉模様。

2度受験した東京芸術大学にも寄ってみました。

科学博物館前のイチョウの葉は切れ目が深くちょっと変わった形をしています。

国立科学博物館に十何年振りかに入館してみました。改装されてから初めて入館しましたが、展示のきれいさに超ビックリ、新しい展示に弩ビックリ。中でも生命の進化系統を示した部屋に感動しました。この星に生きていることが知られているすべての生物の分岐を、その末端に実際の生き物の標本や剥製で示した円形の部屋です。植物界・動物界・菌界など、枝別れの分岐を進んだら、もう別の生き物になることはできない一方通行の46億年の歴史。図鑑でみる進化系統図では感じることのできない強い説得力や、展示のアイディアにただ脱帽です。

六本木ヒルズも初めて訪れました。これまでも東京に来る度に森美術館の展示はチェックしていたのですが、なかなか食指が動く展覧会にタイミングがあいませんでした。今回は「医学と芸術展」ということで、キワモノな匂いはしましたが、せっかくの機会なので初森ビル。
展示方法がいわゆるこれまでの美術館然としていないところに違和感を覚えるのか可能性を感じるのかは別にして(笑)、六本木のど真ん中らしいオシャレさたっぷりの展示空間も含めて御馳走様な感じでした。
展望台から東京タワーを見ると、東京タワーの特別展望台よりも高いといころに居ることがわかります。人にとって東京という街は広いのか狭いのか、よくわからなくなりますね。

六本木にあって、曲面を多用して、なんかオシャレ臭くて、東京を代表する「田舎もんの敵」的なランドマークでしたが、実際に中に入ってみることで少しだけお友達になれたような気がします。あまり気負うほどのものでもありませんでした。

羽田に着くと、手荷物預かりの長い列‥週末の最終便だし、しかたがありませんね。
オブジェが増えていました。そのうち行き場のなくなった巨大アートの展示場として、現代美術館化するのでしょうか。

その先鞭を切った(?)千住博のウォーターフォール。クリスマスシーズンですから、今回はいたるところで賑やかなクリスマスツリーに出会いました。

昨年の東京ポタリングも面白かったのですが、今年は文化的な面でぎちぎちに充実した3日間でした。歩きすぎて、トイレでいきんでも実を絞りだせないほど腰が痛くなりました。普段から100%な生活してちゃだめですね。こういうときのために20%くらい余分に体力つけておかなくちゃ‥と正直思いました。

■今回撮った写真一覧(Picasaウェブアルバム)

2 Comments

つがたく

生まれはこちらの方でございます。
一応、一番長く住んでいる県も広島県です。

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