GROM 冬の週末

GROMの新しいあそび、雪山探検ツーリング。

木曜日に大雪が降ったので、土曜日の朝にスタッドレスタイヤを履かせたホイールへ組み替えです。ちなみにホイールの組み替え自体は30分もかからずできるのですが、組戻しはドロドロの車体を磨きながらになるので1時間では終わりません(結構面倒臭い)。

そういえば前回ハイギア仕様にしてタイヤをスリップさせないように‥という思惑が大外れだったので、今回リアスプロケットを普段より3丁大きくして走りました。大当たりでした。極低速でもエンジンが粘ってストールせず、走破性が格段に上がって良かったです。

さらにこれまでの失敗や経験を踏まえてフロントフェンダーを外せる工具、ガスバーナー、ジャンプスターター、それとラーメンセットをタンクバッグに詰めています。軽装に見えるのがまた意外でいい感じ。

朝なのでまだ気温が低いこともあって、空から舞ってくる雪の結晶がハッキリクッキリしていてとても綺麗。ハラハラと落ちてくる雪も結晶が肉眼で見えるくらいしっかりとした形を保っています。

雪質もサラッサラ。海沿いにはもう全然雪が残っていないのに、海沿いの家から30分もかからずひと山越えたところは別世界です。

それにしても。日差しと青空の下で雪道を走り回るのは何とも言えない爽快感!

牧場まで来てみました。ベンチがあったのでここに座って朝ラーメンでも‥と思いましたが、雪の下は氷の層ができていました。バーナーで溶かしたり乾かしたりすることもできるんだけどね。

前回、カセットコンロ用のブタンガスのボンベが低温でうまく気化しなかったようだったので、今回はガソリンコンロを持参しました。そしたらね、今回はライターの内圧が上がらなかったみたいでなかなか着火できませんでした‥いろいろ勉強になりますね。

角型のクッカーなので、角からお湯が気持ちよく流し込めます‥という写真を撮ろうとしたのに、ダバダバ漏れましたわ。丁寧に扱わないとダメですね。

寒々しい風景の中で、温かさを感じる安心の存在感。

いつも凍結路をヒヤヒヤしながら流すようなツーリングになってしまうので、今回は雪のたっぷり積もった道に突っ込んでいくことを目的にしていました。周辺の状態を見てみると、阿弥陀山あたりが中腹の周遊路が高低差のない道なので坂道が少なくて狙い目かともぐりこんでみました。

ザクザク雪の層を切り裂いて進んでいきます。頼もしいぞ!

と、思っていたのに、傾斜がちょっときつくなっただけでリアタイヤが空転して前へ進めなくなってしまいました。なかなかコンディションがこのマシンにあった道を探すのは難しいね‥。

まっすぐ帰らずに細い道をつないでゆっくりと自宅方面へ。普段通らない道に牧場があったりして、これはこれで楽しいツーリングです。

さて、最後に1週間前にセローで走った峠を越えてちょっと近道を‥と思ったところ、意外と高低差のある道らしく雪がどんどん深く、道の傾斜もところどころで急になっていきます。雪の下はカチコチに凍っていてついには登れなくなってしまいました。

乗車したままではどうしようもなくなったので、降りて押してみたらなんとか進む。リアタイヤはグリップせずにグルグル回っているけれど、ゆっくりゆっくり坂道を登っていけます。ちょっと重心がズレるとリアが大暴れですけれど‥。

峠までは車の走った跡がありましたが、その先は全くの真っ新な雪原。しかも傾斜が結構あって、雪深いのに惰性で下ってもバイクが前へ進むくらい。これを下りきったところに急な上り坂や倒木などがあったらお手上げになってしまうところですが‥冒険心が前へ前へと急かすのです。踏み込んでみました。(ここで携行品にのこぎりを入れてくるのを忘れたと思い出しました)

ありがたいことに、標高が下がるにつれて雪の深さも浅くなってきました。妙な残念な感じと安心感‥。

山の稜線まで続く杉林。地面が白い雪原だとニョキニョキ感がいつもよりもいっそう強く見えます。

8時スタートの12時過ぎ帰着ですから4時間少々のコースでした。雪道だと近距離でも十分走った感があります。

まとめ動画。11分の長編です。

僕はオフロードの走行経験がほとんどないに等しいですから、オフロードを走るテクニックがあればもっと楽しめるのかなぁ‥と考えてみたり、転んでも滑走しても許せるようなヒャッハーマシンだったらもっと派手に走れるのになぁ‥とは思うのですが、今のところGROMでトコトコ走るのが怪我せず無事に帰ってこられて丁度良いのかもしれません。雪道は楽しいですけれど、ホントに危険な遊びだとは思っています。

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