ジャンプ写真 撮影のコツ

子どもの頃から空中浮遊に憧れていた僕は、飛行機に乗ることでそれをあっさり達成してしまいました。そこで次に思い立ったのが、空中浮遊の瞬間を捉える「ジャンプ写真」撮影でした。できることならなるべく高く、カッコ良く撮りたい!そのためのノウハウをココに公開いたします。

【撮影準備】
ただ撮影するだけなら庭先ででも跳べばいいのですが、それではあなたのジャンプ写真人生は長続きしません。「日常生活の場所以外では必ず撮影する」という信念と行動は、あなたの人生をジャンプ写真の枚数分厚くしてくれること間違いなしです。
で、撮影場所なんですが、まず気にしなくちゃいけないのが人の目です。あなたの羞恥心とまわりの人の目の数を秤にかけて、GOサインがでるところで跳ばないと、跳んだ直後から後悔間違いなしです。

髪がある程度長い人は帽子がある方がよいでしょう。跳んでいる瞬間は髪の毛が大爆発するので、「髪型命」の人は帽子がないと人前に見せられる写真が撮れずに後悔すること間違いなしです。

靴も重要です。そこそこクッション性のある靴で挑みましょう。底の薄い靴でコンクリなんかに着地を繰り返すと、翌日、すぐには思い当たる節のない足の裏の痛みに後悔間違いなしです。バイクのライディングブーツなんか最悪です。経験者は語ります。

三脚をつかって一人で撮影する場合は自己責任ですが、人に撮ってもらう場合は普通のスナップ写真とは次元が違うことを熱く語って伝える必要があります。多くの人は写真1枚に人生がかかっているなんて考えませんから、とりあえず撮ってはくれますが、広い風景の中でポツンと中に浮いている写真になること間違いなしです。撮影する位置から構図まで、細かく指示をしておかないと、後に人間関係が崩れること間違いなしです。

【撮影】
なるべく高く跳んでみせるコツが幾つかあります。

  • カメラの位置を低くする
  • 人間が空中に居る状態で撮影ができる位置関係にカメラを置く
  • 特別な意図がある場合を除いて、人間より上に空間をとる構図にしない
  • そのため、撮影前に試しジャンプをして、跳んだときに人間がどの位置にくるか予め構図を決めておく
  • 空中では足を折り曲げるか腰を曲げるかして、地面からなるべく離れた位置に居るように見せる
  • 必死の形相をしない
  • なるべく腰の高さ程度のジャンプ台をみつけてそこから跳ぶようにする

セルフタイマー撮影の場合は日中でもストロボを使うと、撮影された瞬間がわかるので尚良いです。タイマーの進行を示すランプや音は、外ではほとんどアテになりませんので、シャッターを押した瞬間から撮影されるまでの時間を頭の中で正確にカウントする練習をしておかなくてはなりません。赤目防止機能がある場合は、プレ発光を何回かした後に撮影になるので、プレ発光から本撮影までの間隔を正確に覚えておけばかなり楽です。

ポーズは小さくなるよりは大きくなるポーズの方が見栄えが良いようです。ジャンプ前に自分の内にパワーを貯めて、シャッターの切れる瞬間に外に大放出!!といった勢いで跳ぶと良い写真になると思います。

デジカメの利点は撮影後すぐに確認ができることと、撮影枚数を気にしなくてもよいところだと思われるでしょうが、コレがかえって仇となります。フィルムカメラで撮影していたころは3枚以内で納得のいく写真が撮れていましたが、デジカメに甘えると撮影に時間をとられすぎます。特に移動が主体のバイクツーリングだと、そこに時間を割かれると後悔間違いなし。サクッと決められるように撮影前のロケハンと構想はスムーズ&スマートに行いましょう。

子どもが小さいと一緒にジャンプ写真もなかなか撮れませんが、小学生くらいになると子ども自身も跳んでいる自分の写真を楽しめると思いますので、ご家族揃って是非どうぞ。

親子ジャンプ。

1 Comment

Take

ついに虎の巻が!?
近々撮影します!カメラマンの力量も問われるとなるとこれはチームプレイですな☆
いい写真を載せますね。

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