インテリアホン

シャープのインテリアホン、JD-7C2CLが届きました。スペックからでは拾いきれない部分のコメントなど。
全体の質感は、特に親機がフォトフレームとして見せることを意識した物なので、シンプル&お洒落です。親機の操作は全てタッチパネルでボタン類の突起も一切なく、本体側面のSD/メモリースティックスロットも蓋で隠してしまう構造なので、とてもきれいな製品です。ただ、タッチパネルが感圧式なので、パネルの表面はややウネウネしています(光を反射させると平滑でないのがわかります)。パネル操作の反応は個人的には合格点だと思います。指の腹で押すよりも、爪の先で軽く突く方が反応が確実なようです。
写真用の内蔵メモリは128MBと、イマドキの写真サイズからすると貧弱ですが、SD/メモリースティックは大容量のものにも対応ですので、困ることはないと思います。なお、スライドショーの際、内蔵メモリと外部メモリの併用はできません。スライドショーのトランジョンはフェードイン・フェードアウト(オーバーラップではなく、一度フェードアウトでブラックアウトしてから次の写真の表示が始まる)のみで、これを切ることもできません。フェードしていく階調は結構荒く、じっくり見ると滑らかにフェードしているようには見えません。スライドショーの表示間隔は5秒・10秒・30秒・1分・5分・30分…と24時間まで10段階用意されていますが、これ以外の時間を自分でセットすることはできません。親機に通話機能はついていないので、親機を1階・子機を2階で親子間通話ということもできません(親機のハンズフリー通話は是非実装して欲しいと思います)。
と、ネガティブなことを並べましたが、それほど気になることなわけじゃないんです。結構気に入っています。子機も、液晶の文字がやけにデカいところは気になりますが、バックライトが白い点や、ちゃんと押している感じがする(クリック感と反応音のタイミングがいい)ボタンなど、店頭で触ってみて買う気が萎えていた他社の電話機に比べると良いモデルだと思います。
実際、文書をファックスで送ってもらうよりメール添付でもらう方が圧倒的に増えてしまっているわけですから、ボタンだらけで機能を主張する割にはあんまり出番のない家庭用ファックスを置くよりも、インテリアとして置いておいても無理のないこの製品の方が、うちの事情にはピッタンコという感じです。

4 Comments

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です