日曜日に香川県でトライジムカーナの第2戦が開催されるのにあわせて、土曜日をどう過ごそうかと考えました。「前日練習会に参加」か「GROMでツーリング」か「ジオキャッシング」。どれもアリ。ツーリングなら四国の南西の角にある柏島へ行ってみたいな、と思いましたが、さすがに翌日四国北東の会場へ移動するのも大変かと思ってやめました。瀬戸大橋じゃなくてしまなみ海道を渡り始めた時点で、今回はジオキャッシングメインでいくか、ということに決めて、まずは今治の未訪問のキャッシュを目指します。
夜明けとともに最初のキャッシュを発見。今治市営球場はピカピカの球場でした。
市役所前にはかつての今治の風景写真が添えられていましたが、建物の高さとそれに伴う町の雰囲気はさほど変わっていない感じです。
松山の大会へ行くのに何年も、何度となく通っている今治ですが、キャッシュをめぐっていくと知らないものに沢山出会います。
この不思議な形をした洋館は、終戦直前の今治の空襲を生き残った、この界隈では一番古い建物のなのだそうです。
現在は今治ラヂウム温泉になっています。今度大会の帰りに寄ってみよう。※調べてみたら、2014年に廃業されたようです。残念!!!
2週間前のGROM ミーティングの際に少しだけこのあたりのキャッシュを見つけていました。前回寄れなかった西条、新居浜のキャッシュを全部訪れてみようと思います。
西条の川沿いの土手道のキャッシュ、なかなかいい感じ。
奥にファミリーマートがありますが、あそこは2週間前のミーティングの集合場所。あのときはこんな近くにキャッシュがあったのを見落としていました。
一旦バイクを積み直して新居浜へ移動して、これまた前回野宿した公園に車を置いて再び出動です。
新居浜は駅周辺は恐ろしく今時な街になっていましたが、全体的には広々と宅地が広がるのどかなところです。昭和の時代からあるような町の模型屋なんて、いいじゃないですか。店内で売られていたのはドローンとかイマドキの物でしたけど。
そのままキャッシュを追いかけて山の方へ。あらあら、なかなか良い雰囲気の建物があるよ。
要塞のような構えのループ橋とダム!
なんだか、昭和というよりは大正、明治の時代から日本の風景を作っていたものがいろいろとごちゃ混ぜになってポツポツと並ぶ空間でした。それに、別子‥別子‥どこかで聞いたような‥。
そうか、別子といえば銅山跡だ!
舗装林道のような細い道をひたすら登りつめたところに「東洋のマチュピチュ」と呼ばれる別子銅山跡地がありました。
意外と整備されていて、意外とファミリーカーの往来も多い。
僕はキャッシュ狙いなんですけどね。もしもしー、座標ズレまくってますよー。
銅山はなにげに見所が多い。
急傾斜地にあって、それがマチュピチュらしい雰囲気を醸しています。
偽装コンテナ。これは一般の人は気がつかないだろうなぁ‥。
ここで13時。朝から26箇所巡って24個キャッシュを発見。
一通りキャッシュをめぐり終えたので、ここからツーリングへスイッチ。川沿いの県道は別子ラインと呼ばれる渓谷景勝地となっていて、上流の方はほどけなくなった結び目みたいなグナグナのワインディングになっているので、吸い寄せられるようにそちらの方へ。峠から自分の走ってきた道を見るのって写真じゃ伝わらないよさがあるね。
そのまま道なりに東へすすんで四国中央市の翠波峰までのぼりました。北は瀬戸内海や四国中央の街並み、南はダム湖や四国の山々。
さすがに東に来過ぎたと、海側へ降りようと下っていたら、途中からかなり長いことダートが続きました。海に近い国道までは降りず、松山自動車道の脇道をつないでひたすら西へ進みました。信号はないし交通量もないし。新居浜までそれなりに楽しく戻ることが出来ました。車にGROMを積み込んで、入浴して東へ進みます。
銭型砂絵。キャッシュがなければこの展望台にも気づかなかっただろうし来なかっただろうな。
日が暮れてタイムアウト。翌日大会なくせに調子に乗りすぎて結構くたびれました。真っ暗になって町の様子が分からないので、人気のない神社の前で車中泊をはじめましたが、平野部は気温が下がらず寝苦しかったので、夜中に起きだしてハンモックを吊りました。
翌朝。明るくなってみると、こんなところだったのか、という感じです。
ペグが立たないので奥側の手すりとGROMでハンモックのサイドロープを引きました。
大会会場まで30分少々あれば到着する距離だったので、道中の近くのキャッシュに立ち寄りながら坂出に近づいていきます。お遍路で巡る88のお寺には、すべてキャッシュが置かれています。逆に言うとこの辺はお寺以外にはキャッシュが少ない‥。今回27F5D。
歩き遍路の人がお遍路の人向けに作られた、オープンエアで屋根だけの休憩所で寝ていました。すごいなぁ、完全な野宿です。ほかにも歩き遍路の人だけ食事が無料のうどん屋だったり、他の地域からすると四国はちょっと特殊な文化が普通に行き渡っている感じがしますね。
コメントを残す