豊島(てしま)

今年のTRYGYMKHANA第1戦に参加するために岡山へ向かったついでに、大会前日豊島にある豊島美術館へ行ってみることにしました。ちなみに、昨年は同じ時期に直島でジオキャッシングをしていました。

早朝出発したおかげで船の時間に余裕があったので、鷲羽山へキャッシュを拾いに。DNFでした‥。

島内の移動にとBD-1を持ってきました。が、乗船直前に「カーフェリーなら輪行できるけれど、高速船は輪行できません」とか言われてしまいました。次のカーフェリーは2時間後。岡山の練習会にも参加したいので時間を無駄にすることもできず、泣く泣く自転車を置いて高速船で豊島へ向かいます。島の手前と奥、陸路では5kmほど離れた2つある港の奥の方の港で降りました。

港から歩くこと15分ほどで豊島美術館へ到着です。ムサビ卒の内藤礼さんの作品が1点置いてあるだけの美術館です。

10時の開館まで30分ほどあったので、近くのバス停でバスの時間を調べましたが‥12時30分にもうひとつの港から出る船に乗りたいのに、適当な接続の良い時間のバスがありません。んんー、困った。

豊島美術館は丘をめぐる回廊と、脱靴して入場する作品がひとつ。

作品の中に入ると、外観から想像するよりもはるかに広い空間。委細は控えますが思わず「うわ」と声が漏れるような空間です。その床には時を忘れて見つめていたくなるような‥誰もが心地よさを感じるような自然な仕掛けが仕込まれた作品でした。天井部には大きな窓が2箇所空いていますが、この日のように晴れではなく雨の日にどうなるのか、改めて見てみたくなるような作品でした。異世界・異空間を体験できる、年齢性別国籍関係なく誰にでもお勧めの美術館です。

美術館を出て乗りたい船の時間まで2時間。港まで5km。歩くことにしました。

個性的な積み方の石垣。ここだけじゃなく複数箇所で見られたので、この島では石が薄く割れてしまうとか、必然的にこうなるような理由があるのかもしれません。

古民家を改装してつくられた「ストームハウス」という作品を訪れてみました。家の中に入って座敷に上がると、窓ガラスや天井を激しい雨が打ち付け始め、雷・暴風・雨漏り・停電‥とバーチャルだとわかっていながら古い日本家屋の中に自分自身が居ることで100%スケールの生々しい嵐の体験ができる作品でした。

スーパーカミオカンデがニュートリノを検出したら連動して光るオブジェが湖の中に設置してある展示は、調子悪くて休止中。残念、展示方法だけでも見てみたかった。

シーサイドウォールという、こちらも古民家に作品が4つほど設置されて居る家。建物の中は撮影できませんでしたが、外のオルゴールの壁は撮影できました。まっさらな塗り壁に大きなオルゴールのドラムを押し当てて転がし、音の視覚化を目論んだ作品なのではないかと思います。

豊島美術館以外については調べずに島を訪れてしまったので、いろいろと用意されているユーティリティについては後で気がつく始末。この島の場合、宇野港からくる場合手前の港で降りて、レンタサイクルなりレンタバイクなりで島内に点在する作品を巡るのが正解なのではないかと思います。

僕は3時間少々の滞在でしたが、島全体を見て回るということになるとしたら、自転車でも半日では治らないくらいの広さと作品の数がありました。

そのまま岡山の練習会場へ。路面全体が傾斜したこちらのコースでも安定した回転ができそうなセッティングを出して、翌日へのかなりの期待が‥。

大人しく現地車中泊しようとおもっていたら、てけさんたちにお誘いいただいて入浴→焼肉の流れ。男7人で焼肉とか初めて行きましたが‥大皿に盛られてじゃんじゃんやってくる肉肉肉‥。

NSRだと燃料臭くて車中で一緒に寝たりできませんが、GROMは全然臭くないので大丈夫。かなり広々と車中快眠して、翌日の大会を迎えます。

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