GROM 宮島野宿飲み会

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彦衛門さんに「呑みに行きましょうか」と連絡すると土曜日なら良いということだったので、それなら宮島で野宿しながらにしませんかという話になって、現地集合・食材酒類各自持参の野宿となりました。日曜日の朝7時半には自宅に帰らなくてはならないというあやのすけさんも加わって、3人が好きな時間に現地へ赴くというスタイルで。

土曜日の午前中、家族と半分遊びながら荷造りして、お昼過ぎに宮島へ出発です。

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通勤ツーリング仕様のGROMもハンドルが低くなってステップが退がり、やや精悍なスタイルになりました。各部のポジションもかなりこだわって丁寧にセットしているので、ごく自然な位置に操作系のパーツがあるといった感じです。ECUリセットしたエンジン出力や硬めに振った足回りのおかげで、1ヶ月ほど前の439ツーリングの時と比べても、同じような荷物満載でも走らせて居てとても楽しいバイクになっています。

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宮島の港がある側からすると裏側の、人が住んで居ない山道を走っていると、所々森が切れて海景がひらけるところがあります。この辺りをお昼に走ることはそうないのですが、今日は自動車を運ぶ大きな船がゆっくりと水道を通過していました。島のスケール感とか距離感とか、狂ってしまいそう。

港から10分ほどのいつも宿泊する場所はバーベキューをしているおじさんたちに占拠されていて、「夕方まではそこで飲み食いする」と言われてしまいました。ちょうどそこへ彦衛門さんもGROMで登場。周辺の条件の良さそうな場所を散策してみましたが、火を焚いてハンモックを3張吊るのに適した場所が見つからなかったので、今回はさらに5分ほど先へ進んで一般車通行止になる一番奥の浜へ。夏至のころに一度泊まったことのある場所です。まだお昼なんですが、とにかく早くハンモックを吊って木陰でビールを飲んだり昼寝したりしたい!

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というわけで、現地到着後数分でブラブラゆったりタイムに突入。

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駄目な大人の昼ビール。かんぱーい。

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ハンモック経験まだそれほど多くない彦衛門さんは、いろいろ試行錯誤中。こういう野宿を自分スタイルでどう組み立てていくか検討する時間というのはとても楽しいですね。床が平滑な面積が限られている場所で飲み食いはそこでしますから、宿泊場所は結構な傾斜地で不整地になりますが、ハンモックならその点全く問題ありません。

僕は野宿ツーリングの時、何かとギリギリの時間で動いてしまうので効率の良さ優先で考えちゃいますが、彦衛門さんのスタイルは昼過ぎくらいにもう野営準備をはじめてのんびりと余裕をもって時間を過ごすというもの。移動が目的の旅じゃない時はそういうのアリだと思うのですが、自分一人だとなかなか実行できないスタイルなので、一緒に行動するとありがたいです。勉強になります。

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飲んでしまったのでもう移動ができなくなった僕を置いて、一通りの準備を済ませた彦衛門さんは街へ入浴に行ってしまいました。宮島に銭湯はありませんが「宮島観光ホテル錦水別荘」というところは立ち寄り入浴できるとのことです。畳敷きのお風呂なのだそうですよ。(日帰り入浴は午後9時まで受付と書いてありますが、週末は受付終了時間が早くなるようです)

僕は明るいうちからビール2本も開けちゃって他にすることもなくなったので、贅沢に昼寝‥と本当にハンモックで寝ているとあやのすけさん登場。

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夜の部は日が落ちて暗くなった18時半くらいからスタート。0時過ぎまで飲んで居ましたから、僕は10時間くらい飲んでいたことになります。

9月の夜は火がないと寒い、とこれまでの経験で思っていましたが、この日は日中の気温も30度を下回っているくらいだったのに火で暖を取らなくても寒くない夜で、終始風向きの変わらない陸風が穏やかに吹いていたおかげでだれも煙で燻されることなく、とても快適な夜になりました。

余談ですが、焚き火の周りに石を並べるのってどうしてなんだろう。周辺への延焼防止?後から来る人へのアピール的なもの?
気になって調べてみたら、食べ物を煮炊きするためのカマドなんですね。他にも蓄熱やムードを楽しむための意味もあるようですが、カマドとして使う目的がなければ石は煤けて黒ずんで見た目にいかにもな痕を自然のなかに残してしまうので、特に石で囲まなくてもよいようです。宮島の場合は先人が焚き火スペースになりそうなところに共通の焚き火場として組んでしまっていますから、そのまま使わせていただきます。今回も熾火で焼き鳥を焼く網を載せる台として使わせてもらいました。

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翌朝。朝焼けは期待して居なかったのにきっちり日の出前には目が覚めて‥いや、5時40分の始発のフェリーに乗るためにあやのすけさんが一足先に荷造りして出ていかれた音で目が覚めて、そのまま朝焼けを楽しんだのでした。

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ヘネシーハンモックは上から見ると左右非対称な形なのですが、見る角度によってはハンモック本体が全く見えなくて、タープを張っているだけに見えかねません。自然に溶け込む目立たない色だし、近くまで来ても本当に人が寝ているとは思えないでしょうね。

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8時前に出発して、船着場で彦衛門さんと別れて、僕は宮島のキャッシュのメンテナンス。自分が仕掛けているTBホテル(トラッカブルアイテムを収められる大きさのコンテナ)に先日拾ったTBを入れようと思ったら‥見当たらない。落としたのだろうと宿営場所に戻ったら、半分落ち葉に埋もれている龍のTBを見つけました。夜の間に何度かバイクへ足を運んだ際に落としてしまっていたようです。

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街へ戻ってTBホテルへ。なんと、大きすぎて収まりませんでした‥とりあえず訪問ログだけ残してそっと元に戻しておきました。

夏が終わったあとなので、普段の夜や明け方の涼しさに「もう寒いかも‥」と気後れしてしまうところもありました。でも最低気温が20度ほどですから、ハンモックでも背面にマットを敷かなくても問題なく寝られる気温です。GWのころは山間部だと一桁気温になるようなところで(火も炊かずに)寝泊まりすることを考えたら、まだまだ宮島野宿はオンシーズンといった感じです。

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