朝焼けウォッチングから学ぶこと

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早起き習慣が身について、朝焼けを眺めるのを趣味のひとつに加えてから3年ほど経ちます。年間を通してどの時期に何時ごろどのあたりから日が昇り始めるかということがつかめてきました。

でも、うちの近所ではどのあたりが朝焼け鑑賞スポットかということがつかめるようになっても、初めて訪れる土地ではどの向きから日が昇るのかが大雑把にしかわからず、実は何度かロケーション選びに失敗しています。

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調べてみると、「日の出日の入りマップ(http://hinode.pics/)」というサイトもあって、365日、どの方位から日が昇り、どちらに沈むのかが分かるようになっていました。これは便利。僕の他にも日の出や日の入りに興味を持つコアな人がいることもわかって、とても励みになりました。

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似たようなアプリはiPhone用にもありました。「日の出日の入」というアプリです。任意の年月日の日の出・日の入りの方向が地図に表示されるので、お出かけの時には活用させてもらおうと思います。

そのついでに見つけた「SunRisSet」というアプリは、携帯のGPSと電子コンパスとカメラを使って、その緯度の日の出・日の入りの方向をカメラを通して表示した風景にARで矢印表示して太陽の出る方向・沈む方向を示してくれます。

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画面右寄りに沈みゆく太陽が写っていますが、画面中央には>マークが表示されて、太陽は右側に沈むことを示しています。

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カメラを太陽の方に向けると画面中央に○マークが表示されます。これなら日の出・日の入りの方向を間違いようがありません。

広島から関東に引っ越すと、日の出も日の入りも30分違うことに結構な驚きがありました。広島に住んでいた子供のころ、夏至の時期には20時になったら世の中は暗くなるんだと思い込んでいましたが、関東に行くとそんなことはなく、真冬は17時には暗くなってしまうのでなんだか損した気分になったものです。網走について調べてみると、夏至の頃は広島より1時間以上も日の出が早いので、東に行けば行くほど日の出が早いのだろうと思い込んでいました。

そんな話をSNSでしていると、鹿児島から「日の出は15分遅いのに、日の入りが広島とほぼ一緒」という話が伝わってきました。少なからず西にある鹿児島が、広島と日の入りがほぼ一緒というのは納得がいかず、なぜだろうと思っていたら、こんなサイトを紹介していただきました。

国立天文台 日の出地図 :http://www.nao.ac.jp/faq/a0111.html

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上の図の線は、元旦の日の出時刻が同じ地域をつないだものです。これを見るとわかる通り、東にある地域の日の出が早いとは限らず、名古屋は函館より日の出の時間が早いことが分かります。公転面と地軸の傾きが一致していないことから、太陽の昇る位置が変わるだけでなく時間まで緯度の線と一致しないんですね。広島と鹿児島は那覇や稚内とも冬至の日の出時刻や夏至の日の入り時刻がほぼ一緒ということになります。いやー、面白いなぁ。

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