NUDA900R BS S21

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先週のツーリングで1年前に履いたS20evoにトドメを刺して、後継モデルのS21に履き替えです。最近12インチのタイヤ交換ばかりしているので、17インチは大きさや重さに難儀するかと思いましたが‥タイヤはホイールにサクサクハマるし、ミミはすぐに出るしで、車体からタイヤを取り外す工程を除いた交換の作業だけを考えたら17インチの方が楽だと思えました。

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翌朝、夜明け前に出発。朝焼けは今ひとつ。いつもの山へ向かいます。

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F2.4、R2.5で走ってみた感想。バンクさせはじめた直後からのグイグイ曲がる感じはこれまで履いたタイヤでは感じたことがない種類のものです。別に嫌な切れ込み感があるわけではないのですが、前後タイヤがグーっとイン側へ入っていく。自分のいつもの走り方でコーナーへ突っ込んでいくと初期旋回が強くてクリッピングポイントのかなり手前でインに寄ってしまうので、いつもより高い速度で入って行ってちょうど良い感じ。というわけで、進入もコーナリングもこれまでよりも速度が上がっているのが自分でわかるくらいです。

だいたい一般道を走る時は路面やタイヤに裏切られるのを恐れて結構なマージンを残して進入していきますが、しばらく走ってタイヤの初期旋回の強さが信頼できるものだと分かってきてからはそのマージンを残さずに突っ込んで行ってみてもちゃんと曲がれるので、ある程度のパフォーマンスや満足度を得ながら走り続けるのはちょっと危ない次元なのかもしれません。

この日は山の外気温が6度で車体接地するほど走っていないため、グリップ感がどうとかいうのは語れるほどの情報は得られませんでした(一般道でこの先それが語れるほどの情報が得られるかも怪しいですけれど‥)。僕の感覚からするとロールが重たいようにも思うのですが、空気圧をもう少し上げれば解消するんじゃないかとも思います。

カリカリにとんがった印象ではなく、マイルドだけどよく曲がる。面白い安心感をあたえてくれるタイヤです。メーカーの謳い文句は前モデルにくらべてバンク中のグリップ感アップ+ロングライフということですから、だいたい1年サイクルでタイヤ交換している僕の使い方で1年後にどういう結果がでるかが楽しみですね。

ちなみに、前モデルのS20evoも普段づかいで不満はありませんでしたし、スリップサインがつながるまで使った割には(一般道で走る分には)最後まで良いハンドリングで走ることができました。

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山を降りようとしたらあやのすけさんとすれ違ったのでちょっと一緒に走りました。

初期旋回の面白さを味わっていただこうとマシンを交換して走りましたが‥自分のバイクに戻ってみて思ったのは、この2台だとマシンの性格が違いすぎて、タイヤのフィーリングがどうこう言う以前にマシンの乗り味の違いがあまりにも大きいので、初期旋回がとかいうレベルの話にはなりませんでした‥。

休憩中も頻繁に鳴る緊急地震速報で、仕事柄平穏ではいられないあやのすけさんが待機モードになるため下山するのに合わせて僕も下山。5時半スタートの8時半帰宅でしたが、面白い時間を過ごすことができました。

前モデルのS20evoを履いた時はそんなに特筆することもなく、ブログの記事にもしませんでしたが、今回のS21はライフよりも若干グリップ重視で考える大型マシン乗りの方には是非お勧めしたいと思いました。

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