新おうち建築 22日目

へーベルハウス、舞台裏の構造編(ほとんど職人さんの受け売り♪)。
外壁のへーベル板の裏側についているこの金具プレートは、へーベル板の位置を微調整するためのものです。外側の面が平滑になるよう、このプレート裏側から矯正しているのです。手前の板と奥の板の折り方が若干違っていますね。プレートの丸い穴をへーベル板の継ぎ目にあわせて使えばへーベル板の中の鉄筋に固定ねじが当たらないようになっているそうです。

ベランダから見た天井の庇部分。ここには難燃性の軒天が貼られてふさがれるのですが、万が一軒天が燃焼しても屋内に火が入らないように、鉄骨の穴にもへーベル板の蓋をしてあります。屋内はへーベル板で「完全に」覆われているということになります。

制震フレーム。地震の際はアスタリスク型のフレーム接合部の「極低降伏点鋼」にエネルギーが集中して、地震のエネルギーを熱に変えて吸収するそうです。
へーベル板の接合ラインに天井から何か刺さっていますが、これはメンテナンス時に外側から足場のボルトを固定するための受け(ボルト穴)です。フレームに直結されています。ガレージ内には壁面にいろいろ固定するために多めにつけていただきました。

床もへーベル板で覆われています。へーベル板の隙間には鉄筋がボルトで固定されています。床は最終的にモルタルが流し込まれるので、強度抜群の「鉄筋モルタル」になります。

キッチンの壁面です。このへーベル板だけ細い金属フレームが貼り付けてあるので何かと思ったら、ここにはキッチンの換気扇がくるため、へーベル板に大き目(といっても直径20cmほど)の穴を開けることになります。その分の強度を補うために特別にフレームを加えているそうです。

出来上がってしまうと見えなくなってしまうところに、説明されないとわからないような手間がかかっているのがよくわかりました。今日はフレーム一つ一つを点検して、傷があればペンキで補修するなどして躯体工事が終わります。

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