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ジムカーナ Archive

GROM 2016愛媛ダンロップ杯第2戦

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愛媛D杯前日の土曜日。台風の接近で天気がまったく読めない日曜日の大会ですが、最悪中止になってもシン・ゴジラをIMAXでみて帰ればいいやと、松山へ向けて出発。往路は新しい道を開拓したりしながら走ったので、通常なら3時間少々のところを4時間半もかかって会場入りしました。でも、今治・松山間を結ぶいい道を見つけた。

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このGROMを動かすのは7月のTRYジムカーナ大会以来の1ヵ月半振り。ガレージに突っ込んでまったく触っていません。
この日は愛媛の路面にあわせて空気圧を主にいじりましたが、いろいろいじった結果元の数値とほとんど変更するまでもなく練習会終了。最初の数本でそれなりのタイムが出せることもわかったので、この日のコースでトップタイムのてけさんを抜くために無理に走ってタイヤと体力を消耗するのを防ぎました。

受付テントの下の温度計は、日陰においているにもかかわらず日中38度とか示していました。連続して走っていたら、人もバイクもバテバテになっていたでしょう。

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夏の439ツーリングでお世話になったカプセルホテルに今回も飛び込み宿泊です。

最近は愛媛大会参加の目的の半分のようにも思える前日の飲み会、ゼロヒート。でも、翌日の大会を考えると昔みたいに飲めるだけ飲んで付き合えるだけ付き合う、ということもできずにビールと同じ量の水を飲んでほどほどの酔い加減で楽しく終了です。その後の一風堂で〆のラーメンや「大人のお付き合い」も控えて、どうせ翌日早起きしてしまうのでしょうから睡眠時間を確保するために宿に戻りました。

松山のカプセルホテルは個室が上下2段になっています。この日も夏と同じく上段でした。上段だと出入りの際にはしごを使うことになって下の部屋の方に気をつかうため、頻繁に出入りする気持ちが失せます。出入りが面倒くさいというのはハンモックにも通じるところがあるのですが、これが僕にとってはなかなか良くて、目が覚めたらすぐゴソゴソしてしまう僕はカプセルの上の部屋だと這い出るのが億劫になって寝るしかなくなる、となるわけです。おかげで珍しく6時過ぎまで寝ていました。これまでになく大会当日の睡眠時間をばっちり確保できました。

もし宿が取れなかったら車中泊や野宿も可能な装備で来ましたが、ここでしっかり寝たというのが今回の大会に大きく影響したと思います。

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ウェットだろうなと諦めながら、もしかしたらドライで走れるんじゃないかと微かな期待もある中、やっぱりウェットという中で大会が始まりました。

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前日練習会で何回か転倒したのが原因だと思うのですが、気がついたらブーツがワニになっていました。ウェットだろうと思って予備ブーツを持ってきておいてよかった‥と、それでも午前中の第1ヒートはAシードが走るころにはほとんど濡れていることを意識しなくても走れるような路面状態になっていました。

いつもどおりスタート位置について、シグナルを‥‥見逃した!もう黄色が点いてる!あれ、シグナルって「赤→黄→黄→緑」だっけ?「赤→赤→黄→緑」だっけ?黄色2回だったらもしこれが1灯目なら次で出るとフライングになる、ここは次が点くまで待つか‥と、これだけを1秒の間に考えました。1秒間って結局いろんなこと考えられるんですね‥。結局黄色のすぐ次に緑が点灯したのを目視してからスタート。1秒近いロス。

ちなみに、第2ヒートでシグナルの点灯の順番をしっかり確認しました。シグナルの点灯は赤が2回、黄色が1回で緑です。黄色を見たらもう次は緑。

第1ヒートはそんな感じで、前半はグダグダ。後半それなりに走って、同じクラスの皆さんが転倒・ミスコースでバタバタ自滅してくださったおかげで生タイム32秒台で1位。ペナルティがついて総合2位で折り返しです。

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午後の第2ヒートは全員ドライです。まぁ、そういうわけでほとんど一発勝負みたいな大会になりました。

皆さん次々と午前の僕のタイムを抜いていって、トリプルRさんとうらいけさんなんか28秒台とか出しています。午前中の感触だと3秒は楽に縮まると思っていたけれど、4秒縮めて上位2名とトントン、勝つには5秒縮めないといけない。んー、これはかなりキレた走りをしないと‥と思い切り、ミスなく、小さく、自分なりに豪快に走った結果‥26秒台!は?え?なんと6秒も縮まりました。

楽しそうだけど絶対にこんなんで勝てるわけない、と気分的には半ば引退気味に乗り換えたマシンを自分なりにつついてここまで作ってきたわけですが、勝ち負け抜きにしてそれがタイムにつながったというのは方向性がズレていなかったということの証明になって本当に嬉しい。

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愛媛大会の総合優勝も何年ぶりだろう、以前家族と来たとき以来ですから本当に久しぶりの優勝です。

GROMで、というよりGROMと獲得した勝利、という感が強いです。いいバイクに巡り合えたものです。

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台風を意識して、15時半には会場を出発できるようなスピーディーな大会の進行でした。おかげですばらしい夕焼けを、広島に到着する直前くらいで拝むことができました。

ついにGROMで西日本の現在の最高タイトルを掴むことができたのですが、実はGROMでこれを獲るというのには今ひとつ気持ちが良くないというか、手放しで喜べない感じもするのです。タイトルを追いかける立場で挑戦者としてGROMに乗って戦う分にはそんな感じしないんですけれど。もしこれで勝ちが続いて、ジムカーナ=GROMが有利、みたいな意識でGROMに乗る人が増えちゃったりしたら、見る側の立場で考えるとジムカーナの醍醐味や魅力が失われてしまうんじゃないかな、と。
また、乗り手の立場ではGROMって自分の走りや好みを研究して理解してそれにあわせてマシンを作れるようにならないと結構タイムを出していくのは難しいと思うし、僕もまだできていないけれど12インチの特性を活かした走りを身に着けないと更なるタイムアップが望めない。ツーリングやら普段使いする分には最高に面白いマシンのひとつです。でも競技で使うには、もともとがそういう走りを意識したマシンじゃないので、それなりに時間とお金を使う覚悟が必要だぞ、と。それが楽しめるならいうことはありませんけれど。

暑い大会は、もうホントくたびれます‥あ、第2ヒートの動画をお持ちの方がいらっしゃいましたら、ご連絡いただけるかYouTubeあたりで晒していただけると嬉しいです。

エクセルホイヤー(美声ボイスデータ付き)

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ついに!タイム読み上げ「美声」ボイスデータ付きでエクセルホイヤーを配布です。
エクセルホイヤーとは、モトジムカーナのシグナルスタートでのタイム計測をエクセルを使って可能にしたエクセルファイルです(別途光電管センサーや光電管からの信号をキー入力に変換する装置が必要になります)。

今回の改善点は

  • 古いバージョンでは500回までしか計測ができませんでしたが、今回は2000回計測できる仕様に。
  • 音声データは10分の1秒、100分の1秒、1000分の1秒でそれぞれ読み上げのイントネーションが変えてあり、非常に自然なタイムの読み上げ音声になっている。
  • その他細かいバグ修正。

となっています。なお、音声データについては九州MG9の中西さんに大変なご努力とご協力をいただいております。この場を借りてお礼申し上げます。

ダウンロードはこちら。

エクセルホイヤー160729 (17.1MB)

ダウンロードは自由ですが、簡単にコメントを残してくださるとうれしいです。

TRYGYMKHANA 第2戦比較動画

スタートのシグナルサウンドを揃えて比較した動画。
左上:つがたく 右上:うらいけ(第1ヒート)
左下:キョウ  右下:てけてけ

UNOさんの動画をベースにしているので、コース中盤までしかありません。また、1分以降は黒い画面が続きますが手違いでこうなってしまいました。1分以降は何も写っていません。

スタートで出遅れるイタさがよくわかります。また、信じられないことにGROMが前半の高速セクションでNSRと互角に走っています。バイク、いよいよよく分からなくなってきました‥。

こちらはスタートのタイミングを揃えた動画。音は4動画とも消していないので、シグナル音のズレからすると0.2秒か0.3秒くらいスタート時点で差がついているという感じです。

いやあ、いろいろ勉強になる大会でした。たくさん走れる練習会よりも、大会に数多く出る方が速くなれるのは間違いない。

GROM TRYGYMKHANA第2戦

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TRYGYMKHANA第2戦は香川県のHSR坂出での開催でした。最初は土曜日に家族と四国入りしてうどんツアーや美術館巡りなどの観光をしようと考えていたのですが、土曜日に幼稚園の夏祭りが入っていたので、キョウちん・とね君とGROM3台積みで当日朝出発となりました。5時スタートで、高速道路から見る東の空はピンクからオレンジにどんどん変わっていく素晴らしい朝焼け‥ハンドルにぎるんじゃなかったわ‥。

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3台積みに際して、前日の土曜日にうちにある2台のGROMを積んでみました。3人乗車なので2列目シートを出したまま、GROMの張り出したパーツ類を外さずにまっすぐ突っ込むと結構ギリギリで積めるか積めないか怪しい感じ。何か他に良い方法はないかと考えた結果‥斜め積みという案が浮上。最初は冗談のつもりでしたが‥

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2台目も積んでみたら、案外これいけるのかも‥。まぁ、タイヤハウスはメッコリと凹みましたけれど。

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結局左右両サイドに寄せて突っ込んで、最後に少し前後をずらした位置関係で3台目を真ん中でホイールクランプ固定という方法でスッキリ収まりました。この方法はGROMの前後長が短い上に3台ともリアフェンダーを外しているので収まったという感じです。

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四国のGROM友達の皆様が観戦に駆けつけてくださったので、お昼時はパドックの一部がGROMミーティング会場になりました。ジムカーナ関係車両ばかり見慣れている目からすると、他の選手の皆様にとってはカッコよくまとめられたピカピカのGROMが並ぶ姿がとても新鮮だったことでしょう。GROMで来場された皆様もジムカーナ車両が普段見慣れないカスタムをされていて、面白かったんじゃないかと思います。

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会場には全国チャンプのトミー号と、長らく僕の愛機だったNSRのサトカーナ号の並ぶ姿も。心の中が感涙で満たされました。じーん‥。

さて、配られたコース図を見て愕然としました。コテコテを期待していたら、ほぼ高速セクション。これはキョウちんの独壇場‥。

もう、暑さにやられてちゃんと走れるか心配でしたが、今回は人もマシンもベストを尽くせたのではないかと思います。
昨夏の九州の大会にツーリング帰りにお邪魔して走った時は、2Vヘッドのオイルクーラーなし仕様で油温が110度を越えたりして、そうなると一気にパワーダウンしてしまいウォーミングアップもタイヤを温める程度しかできませんでした。今回4Vヘッドで発熱量が圧倒的に上がっているにも関わらず、オイルクーラーと強化オイルポンプのおかげか油温が100度を超えることもほとんどなく、油温を気にして走りを控えるというようなことにはなりませんでした。

第1ヒート終了時点で、トミー・うらいけ氏に続いて3位折り返し。フリーセクションのトミーのエゲツない走りを見て会場全員がどよめきの声を漏らしましたが、同じ走りをしないと純粋なトップ比がわからなくなるので挑戦したところ、どうにかクリアできて最終的にトップ比103.133%のタイムとなりました。上位陣は軒並みトミーのフリーセクションラインにトライして自沈していったおかげもあって、今大会はクラス優勝・トミーに次ぐ総合2位という快挙! 西日本の大会に出場して、これ以上の喜びはありません。正直GROMでここまで来るとは思いませんでした。

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棚ぼた感満載だし、103%といっても優勝が確定したトミーの第2ヒート比であって、ウイニングランでさらに1秒上げたトミーのタイムから考えたら104%。あー、でも僕の生タイムとトミーのウイニングランで比較しても103%だから、105%切るところまでは持ってこられました。

とにかくGROMで105%切りは大きな目標の一つだったし、NSR勢と競るのも目標の一つだったので、今回は本当にGROMにかまけてきた時間が報われました。

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帰り道、高速道路のPA・SAにはポケモンがたくさん配されていて、これはいい息抜きになりますね。ポケモンだけじゃなくて、ジオキャッシュもほとんどのPA・SAに設置されていますから、そちらもお忘れなく。あー、でもジオキャッシュは一度獲ってしまうとそのPA・SAに寄る必要がなくなってしまいますが、ポケモンは何回も寄る意味があって良いですね。

【追記】もくもくさんが第2ヒートをフルで撮ってくれていました。ありがとうございます。

オートバイ三昧

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朝からNUDAに乗りたくて、いつも通り目が覚めたので日が昇る時間に家を出て、2時間ばかり走ってきました。この時間帯に三倉岳付近を走るのは初めてでしたが、今日は雨は落ちてこないものの湿度たっぷりの空で、山の風景がとても幻想的。特に三倉のそそり立つ岩壁にかかる雲は普段と違う風景を見ている感じでちょっとお得な感じがしました。

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さて、日中は広島西飛行場跡地でオートバイの練習会でした。木下サーカスさんが南側を使われるということで普段より北側でしたが、変更された会場までの進入路は車もハマるくらいのドロドロの道‥見兼ねた木下サーカスさんの駐車場担当の方がご厚意でサーカスの駐車場を通っても良いということにしてくださったので、事なきを、ということにはなりました。ただ、はるか奥のテントからみるみる埋まってくる車の数に圧倒されていたら「サーカスが終わったら出庫80分待ち」とかいう情報もいただき、それと鉢合わせしないように退場しなくては‥という状態でした。

今日の目的は、タケガワの4バルブヘッドに交換して主にギア比をどの辺にするかを確かめるという内容でした。パワーが上がっている分、これまでよりドライブスプロケット1丁上げのロングにしてワイドレンジになるかと思っていたのですが‥結局低回転域はこれまでよりもパワーが極端に上がったという感じもしないのでこれまでと同じギア比に落ち着きました。ただ、上は気持ち良くタコメータを振り切っても回り続けて速度が伸びるので、走りはこれまで以上に良くなったんじゃないかと思います。2次減速がこれまでと一緒ということで、違和感なく走れているのも。
かなり面白いのですが、これでしばらく壊れなければいいんだけれど。逝くとしたら腰下のような気がしてなりません。めんどくさー。

同じくエンデュランス製4Vヘッド化したキョウちんのマシンはこれまた5000回転以上はモーターのように回る。似たようなパーツ交換をしながら、乗り手の好みに合わせてかなりマシンの方向性が違ってきてきているので面白いです。どちらかというとキョウちんのマシンはカチっとしてビュンビュン、僕のはもっさりしてしっとりという感じ。まぁ、それぞれの走りそのものを体現しているようなマシンになってきています。

愛媛ダンロップ杯2016 第1戦

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ムスコはガッチャマン選手のタイヤウォーマー用の発電機から電源をいただいて、3DS三昧だった愛媛ダンロップ杯第1戦当日。午前中薄曇り、午後は晴れて暑かった!

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ワルいおじちゃんがワルいことを教えに来ました。

この大会、特筆すべきことが本当に盛りだくさん!なんといっても午前のヒートが終わって、Aシードトップはキョウちん(GROM)、2位つがたく(GROM)、3位おかぢむ(CRF)と、GROMがワンツー!Tractionがトップスリー!Bシードトップのガッチャマン(総合では2位)を含めると上位4名が中国地方!というすごいことになっていました。

午前中のリザルトからうかがうと、優勝を狙えるポジションに7人は居ました。これは近年にない緊迫した面白い展開!

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TwitterのGROMつながりの方々も見学に来ていただいて、土手でGROMミーティングも実現。キョウちんや僕のGROMも結構手が入っているのですが、デコレーティブなGROMと並べるとジムカーナ用マシンはまるっきり目立ちませんでしたよ‥まぁ目的が違うからいいんですけど。

第2ヒートの動画の前に、僕が初めて2年半前にGROMをジムカーナ大会に持ち込んだときの動画です。これ見ると、いろいろノーマルに近いGROMだと競技に使うにはかなり厳しいなぁ‥って思えます。

さて、午後のタイム計測は午前中のミスも抑えて走りましたが、淡々と走って終わってしまいました。

最近感覚的につかめるようになってきた、ザクザクっと刺すように走る感じが本番で実践できなくて、これじゃタイムは期待できません。1発目から、というか常にザクっといく練習が必要‥。回転などの細かい部分は非常に信頼できる良いハンドリングになってきたので、タイム計測で走ること自体は本当に面白くなってきましたよ。

絶好調だったキョウちんとの第2ヒートの比較動画。ほぼ全面的に負け。

というわけでクラス4位、総合5位で全体的に見ても負けな大会でしたが、異様に楽しい大会でした。あと1秒稼げる走りができるようになったらもっと面白いな!まだまだコーナリングスピードを落としすぎていたり回転の進入がヘタクソだったりと、GROMの強みになる部分を活かしきれていません。メンタルでもあと1秒はいけそうな感じするし。今年はバイクを作ったり走りを研究したり、もうしばらくは楽しくジムカーナできそうです。

最後の走りこみでおかぢむのCRFと走ってみても、コーススラロームオンリーで速度レンジがあがると足回りが弱すぎてついていけない。前後の足を固めればコーススラロームマシンは作れそうだけれど、ジムカーナの総合的な走りに向いているかといわれるとちょっと違うようにも思う。なんだか常に過渡期な感じ。だから続いてきたんだろうけど。

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普段は大会後はまっすぐ帰りますが、5月の日の長さは危険です。帰りに今治城へ寄ろうという気も起きてしまいました。

帰宅したらもちろんクタクタなのですが、今週もとても充実した楽しい週末でした。遊んでくださった皆様、どうもありがとうございました。
さて、GROMの白煙問題を解決しなくては。

充実の週末 トライジムカーナ編

撮影はunoさん。いつもありがとうございます。

前日全然ダメだと思っていたのに、ウォーミングアップに入ったとたんにスイッチが切り替わりました。なんか調子悪くない。

1本目も2本目も同じところでパイロン引っ掛けるあたりが結局ダメな感じでしたが、走りそのものは楽しめました。ただ、路面の傾斜が‥前日の練習会では回転や低速のセクションが思うようにきまらず、短い時間の中でセッティング変更しても全く効果がなかったので「ダメだ」と思い込んでしまったのですが、ここは路面の傾斜が結構あるため車速が落ちたセクションでの車体の動きが予想外になってしまっていたのだと思います。NSRの時はそれほど感じませんでしたが、パワーも車重も少ない軽量車で特に顕著になってしまうのでしょう。

第1ヒートも第2ヒートも、回転や270度ターンでバイクが思うところを走ってくれないので、ものすごく待たされる感じでした。また、下り坂で加速すると意識して身構えていてもオーバーラン‥。

でも、この半年作り込んで来た甲斐あって、また少し上位が近づいてきた感じです。昨年の夏のツーリングついでに九州の大会に寄ったあたりがGROMの本格的大会デビューでしたが、1年も経たずになんとか形になってきた実感があります。勝てなかったし完全には絞り出しきれませんでしたけれど、次に繋がる手応えが十分にあったのがとても嬉しく、また方々のたくさんの皆さんとお会いすることができてとても楽しい大会でした。

これからが楽しみ!になってきたところですが、夏は大会出たくないんですけれど‥。

愛媛ナントカ練習会(仮)の気づきなど

愛媛ナントカ練習会(仮)は5人の講師の5つのセクションへノービス選手の皆さんが好きなように参加して講習を受けるという内容で午前の部がスタートしました。

利点は‥
参加者が講師と内容を自由に選べるという点。

難しかったところは‥
今回僕は講習内容に入る前にその練度を高めるため、座学の時間を5分程度設けたのですが、バラバラと不定期に入ってこられる新しい方への座学中は先に実習に入った方の走りを見ることができず、タイミングによっては「ほぼ自習」となってしまう方もいらっしゃいました。

参加者をグループ分けして、スライド式で各講習を受けるという方法にしますか?という相談もありましたが、今回のようにあちこちのぞいてみて自分の好きな講習をしっかり受けるという「ディズニーランドアトラクション方式」の方が受講する側からすれば自由度が高くて良いように思います。ただ、「ノービス選手」という限定したレベルの層を対象にしても、技量的には結構な幅がありましたので、「この方だったらもうちょっと高度な内容でも‥」と思うことも。参加者を技量別にグループ分けして、各講習をスライド受講する、というのであればそれはそれで教える側も聞く側も都合が良いのかな、とも思いました。

僕の講習は段階的に実習コースを3段階にステップアップさせていくつもりでいましたが、次々に新しい受講者がいらっしゃいますので2時間の講習では結局ファーストステップの反復練習だけで終わってしまいました。まぁ、今回のような練習会は主催側の都合で、というよりは参加された方の満足度で成果を量った方が良いと思いますので、参加されている方の事後の感想が大切だとは思います。

不定期にやってこられる方に対応するために、要点をまとめた印刷物をあらかじめ用意するとか、説明パネルを用意しておくとか、事前にできる準備もあったかと思います。また、講習内容そのものを、事前説明不要で走れば実感できるものにすればよかったのかとも思いました。

それと、これは仕事でも思うことなのですが、「なんとなくうまくなりたい」と思っている方への指導は難しいですね。「なんとしてでもウライケの首、獲ったるで!」とか思っている方へはガンガン言えますが、相手の目標が見えないとどの程度声をかけて良いのかが難しくて、結局あまり声かけが出来なかったのです。請け負った時は、「参加されている人の走りをみて、気になるところを指摘すれば良いんじゃん?」って思ったわけですが、セクションのレベル設定と参加されている方の技量によっては、「もう、言うことありません」みたいなことになっちゃったりして。

最後の計測コースはジムカーナコースの基本となるセクションを全て含むコースだったので、このコースの攻略について各セクションに分かれて講習っていうのもアリかもしれませんね。

GROM ナントカ練習会タイム計測

愛媛ナントカ練習会(仮)の午後のタイム計測で、講師は最後に走る時間枠を設けてもらいました。

僕のGROMはビッグスロットルボディを入れて初めてのコース持ち込みで、パワーの上がったマシンにわくわくしていたのですが‥ピックアップが良くなったことで、ドン突きがひどくて、ウォーミングアップでいきなり面食らいました。特に回転がしづらいどころか、できない。ハンドルフルロックしてもアクセルを少し開けるだけでグンと前へ行こうとするので、ハンドルが戻ってしまったり車体が起きてしまったり。特にGROMでは得意だと思っていた右回転が、アクセル側の右ハンドルが手前になってアクセルを開けづらくなることもあってデリケートなコントロールができない‥これはタイム計測どころじゃありません。

でも、ウォーミングアップの限られた時間の中で何とかしようと努力してみました。アイドリングをあげてみるとわずかに解消。さらに仕方なくドライブスプロケットを14Tから15T(ドリブンは36T)にしてさらに少し解消。はじけるような加速をして吹け上がっていたエンジンは相当ダルになりましたが、コーススラロームはまだこちらの方が走りやすい。

ということで数本走った結果、NSR勢に追いつけはしませんでしたが、深いターンは思いとおりに走れなかった割にはほとんど互角に近いタイムは出ました。

シフトダウンでギア抜けしてオーバーランしたり、右回転は車体が起きてしまってイライラするくらい遅かったりといろいろありましたが、大会のように衆目の中を本気で走るしかない環境でのミスやトラブルは一つ一つが貴重なデータになります。

ドン突きの問題を抜きにしても、GROMで大きなコースを走るとなると厳密に選んだ前後ギアセットが重要だということが前回11月の大会にも増してわかりました。排気量が小さいので、とにかく走れるエンジンの回転幅が狭い。加速に関しては今回つくったセットよりももう少しショートにしたいし、それでドン突き問題を解決するようにしなくちゃいけないという目標ができました。

愛媛ナントカ練習会にむけて

週末、ノービスライダー向けの講師を依頼されまして、愛媛の二輪車交通公園で「ナントカ練習会」というジムカーナ向けの講習することになりました。テーマは複数居る講師それぞれに任されているので、僕は「車速で旋回半径をコントロールする」ということをメインに講習しようと思います。その(自分向けの)メモ。

◆序:バイクはどうやって曲がっているのか
自動車はハンドルを切って進行方向を変えていますが、バイクはハンドルが進行方向を変えているのではなく、最初の旋回力を生んでいるのはリアタイヤです。1輪車や手放し運転の自転車でも好きな方向に曲がっていくことができることから分かる通り、自分の手でハンドルを切らなくてもバイクは曲がっていくのです。

自動車のタイヤは断面が四角いのですが、バイクのタイヤは断面が丸く弧を描いています。スリップを防いだりすることを目的とするなら、自動車みたいに四角くして接地面を増やせばよいのでしょうが、そうするとバイク特有の軽快なハンドリングが失われます。バイクのタイヤを外して、傾けて転がしてやると、傾いている側にタイヤは曲がっていきます。同じ動きが車体に固定されているリアタイヤにも起こります。車体が傾くと、リアタイヤが傾いている側に曲がろうとする旋回力がターンのきっかけとなるのです。
その際、フロントタイヤ‥というかフロントのステムにくっつているフロント一式は車体の傾いた方向にパタンと倒れて舵角がつきます。これによって倒れた分だけ強く曲がることができます。強く、というのは、曲がるきっかけを作るのはリアタイヤでも、フロントタイヤが曲がる方向を決めている、ということに間違いはないからです。その証拠にハンドルはまっすぐ固定したままバイクを傾けて押すと、バイクは傾いたまままっすぐ進みます。

キャスター角(フロントフォークの寝ている角度)が浅いと、車体の傾きに対してすばやくフロント一式が内側に倒れてくるのでクイックに曲がります。アメリカンバイクのようにフォークが寝ていると、車体の傾きに対してフロントの反応が悪くなります。これは一見ネガティブに感じますが、考え方を変えれば直進安定性が高いということですから、ひたすらまっすぐ走ることを目的とするならアメリカンのようなフォルムはポジティブな車体構成といえます。

◆本題:バンク角一定でも旋回半径は変えられる
バイクはバンクすることでハンドルが内側に落ち込んできて曲がります。旋回半径はバンク角の深さ、ハンドルの切れ角でコントロールできます。しかし、バンク角、ハンドル切れ角以外でも車体の旋回半径をコントロールしているものがあります。それは車速です。

ジムカーナにおいては基本的にフルバンクに近い角度を維持し続けて走るので、車速による旋回半径のコントロールは非常に重要です。起こさなくてもよいところで車体を起こすとタイム的には間違いなく損をします。
イメージしやすいように例を挙げると、10円玉を斜めにして転がすと回転の中心に向かって渦巻状にラインを変えながら旋回半径を小さくしていきます。なぜ旋回半径が小さくなっていくのかというと、別に10円玉がバンク角を変えながら転がっているわけではなく、速度が落ちているからです。同じバンク角でも車速が低い方が遠心力による外への引っ張りが弱くなるので旋回半径が小さくなります。
ということで、バンク角は一定でもアクセルのオン/オフやブレーキングでスピードを変えるとラインを変えることができます。同じ方向にターンが続く場合は、車体を起こす必要はありません。車速のコントロールでラインを変更しましょう。
今日の実習は、連続右ターンのセクションでそれを実感してもらいます。

◆おまけ:ポジションのセット
ジムカーナ用に限らず、マシンづくりの重要なポイントは「気になる部分をなくしていく」ことにあると思います。そのためには気になる部分に気づける人になることが大前提ですが‥。
僕は着座位置、ステップ、ハンドルの高さや角度が少しでも気になるとその場で直しています。それだけではなく、ペダルの足へのかかり具合、レバーの位置、クラッチやブレーキのかかりはじめる握り代まで、ちょっとでも気になったら直しています。気になる部分への気遣いは間違いなくタイムに影響します。
サスペンションやタイヤのセッティングを自分の走りに合わせていくにはどうしたら良いのか、というのはちょっと高度な技術や経験が必要になりますが、ポジションのセッティングなら気構えずにすぐできると思います。自分にとって合っているのか合っていないのか、自分に嘘をつかずに整えていくだけでずいぶんライディングに集中できるようになりますし、そのままタイムに直結していくでしょう。

◆おまけ:タイムを稼ぐジムカーナの楽しさ
おそらく、同じ走りを何度繰り返してもタイムは伸びません。僕の感覚では、走りながら重箱の隅をつつくようにタイムの稼ぎどころを見つけた上で、さらに重箱の隅の隅をつつく感覚が得られるようになってくると、取りこぼしていたタイムがボロボロとほじくりだされてくる感じです。個人差はあるでしょうが、自分にとってのギリギリのさらにその上のギリギリを拾ってくる感じが普段の生活と違う、また同じライディングでも一般道では味わえない面白さだと思っています。

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